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『スタミナ茸』のネタバレ・レビュー【笑ゥせぇるすまん】

引用元:笑ゥせぇるすまん『スタミナ茸』

 

今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、

「第102話『スタミナ茸』のネタバレ・レビュー

についてご紹介していきたいと思います!

 

「この話の流れを簡潔に知りたい」

「この話のおさらいをしたい」

「この話のオチってどんなだったっけ?」

と気になる方はぜひご覧ください。

 

20211031021617

あらすじ・レビューにネタバレを含みます。

 

セリフは省略しているため一語一句同じではありません。

 

ご了承ください。

 

 

『スタミナ茸はこんなお話

 

バドエン度  ★★★★☆

怖さ度    ★★☆☆☆

グ口度    ★★★☆☆

 

『スタミナ茸』のあらすじ

  

会社の定期健診に引っかかってしまった、サラリーマンの割井 肝造(49)

 

割井は病院で定期健診を受けた際、

「検査の結果、肝機能のデータもかなり悪い、肝硬変の疑いがあります、過労には十分気を付けてください、肝臓に悪いものは厳禁です」

と、医者から肝臓が悪いため摂生してくださいと注意をされてしまう。

 

自分は健康だと思っていた割井はこの医者の言葉にショックを受ける。

 

しかし、

『医者から注意された以上は摂生しないと…』

と割井は今までの生活を改めようとするが、摂生生活は思いの外ストレスが溜まり、割井はそのうち心配する家族にもキツくあたるようになってしまう。

 

『うまくいかない…』

と割井がデパートの屋上で落ち込んでいると、そこで割井は喪黒福造と出会う。

 

「実は会社の定期健診に引っかかりまして…それまでは身体は頑健そのもの、会社の課長として仕事はバリバリこなしてました、そしてゴルフマージャンなど我ながら実に精力的な活動でした。

それがある日突然過労となるゴルフも、睡眠不足となるマージャンも、そして何より肝臓に負担をかける夜遊びも、厳禁となってしまったのです。なんの自覚症状もないのにですよ?自分は以前と変わらないのに摂生に努めなければならないなんて、こんな生活が続くと思うと堪りません…」

と、悲しそうに話す割井に、

「人生なんて限られたもんですからねぇ、生きてるうちに面白おかしく過ごさなくちゃいけません。どうです?以前のように思うがままの生活に戻したらいかがですか?さもないと精神的ストレスか溜まってかえって身体にもよくありませんよぉ」

と、喪黒はアドバイスをする。

 

「し、しかしそうは言っても命は惜しいし…」

と焦る割井に、それならと喪黒は、

「いいもの差し上げましょう」

と、鞄から謎の液体の入った瓶を取り出す。

 

「あなたの身体に合うかどうかわかりませんが万一合えば万病に効く上モリモリとスタミナが付くキノコです、奥飛騨の深山でだけ取れる大変珍しいものです、気休めのつもりでお試しください」

と、喪黒は瓶の中身について説明する。

 

確かに喪黒の言う通り瓶の液体の中には大きなキノコがひとつ入っていた。

 

「はぁ、しかしこんなものが…」

と訝しむ割井に、

「まぁ騙されたと思ってこのエキスを毎日服用してくださいな、ひと月でこれ一本、適量は必ず守ってください」

と言って喪黒は割井にキノコのエキスが入った瓶を渡す。

 

次の日から割井は試しに喪黒からもらったキノコエキスを服用してみる。

 

するとみるみる内に身体から気力が湧いてきて、割井は仕事も遊びも精力的にこなせるようになった。

 

今まで通りかもしくはそれ以上に身体がエネルギッシュになった割井は、

「ハハハハハ、このキノコは俺の体質にピッタリ合っていやがるぜ!」

と、上機嫌になる。

 

上機嫌になった割井はついキノコエキスの服用回数が多くなり、キノコエキスはひと月も絶たない内にあっという間に空になった。

 

中のキノコまで食べてしまいいよいよ何もなくなって困った割井は、

「やむを得えぬ事情があってうっかりキノコを切らしてしまったのです…今月分だけでも追加していただけませんか?これがないと仕事を続けていく自身がありません」

と、喪黒に追加でキノコエキスをもらえないかと聞きに行く。

 

しかし喪黒は、

「これは一か月に適量以上服用すると危険です、来月まで我慢してください」

と言い、割井の頼みを断る。

 

喪黒に断られた割井は、

「明日からどうしよう…あのキノコがないとどうすることもできない…」

と、途方に暮れる。

 

そんな中、割井は喪黒がキノコエキスを渡す時に言っていた、

『奥飛騨の深山でだけ取れる大変珍しいものです』

という言葉を思い出す。

 

『…こうなったら背に腹は代えられない!』

と割井は自分でキノコを取ってこようと思い立ち、奥飛騨の深山へと向かう。

 

奥飛騨へと来た割井は、近隣の住人に聞き込みをしながらキノコを探しに山へ入る。

 

そして山の奥深くまで来た時、やっと例のキノコを発見する。

 

『やっと見つけたっ!』

と喜びのあまり涙を浮かべる割井は、居ても立っても居られずその場でむしゃむしゃとキノコを食べ始める。

 

一方その頃割井の家では、

「パパの病気、誤診だったのよ!撮影ミスで影ができちゃったんだって、お医者さん平謝りだったわ」

と、割井の妻が娘に話していた。

 

「え?本当!?」

と驚く娘は、

「あ、ねぇママ、でもしばらくはパパに言わない方がいいんじゃない?」

と、いたずらっぽく返す。

 

「アッハハ、そうねぇ、ブレーキをかけておかないとパパったら本当にお仕事で身体悪くしちゃうもんねぇ」

と割井の妻も娘の言葉に賛同し、2人は和やかに笑い合うのだった。

 

しかしそんな2人の元へもう割井は戻れなくなっていた。

 

何故なら例のキノコを大量に食べた割井は、自分がキノコになってしまったからだった。

 

大きな大きなキノコになった割井は自分がキノコになったことに気付いているのかいないのか、奥飛騨の山奥で不気味に笑い続けるのだった。

 

『スタミナ茸』のレビュー

 

「誤診かい!」

と、最後に『そんな酷い』と思わせてくれるこの話。

 

これは流石に割井さんが可哀想です。

 

「自覚症状がない」と言っていた割井さんはある意味正しかったのですね。

 

しかし割井さん、身体を心配してくれるあんなに優しい妻と娘がいるのにキノコエキスでスタミナを付けた時に夜の店の女の子とよろしくやるなんて…割と最低ですね。

 

それがあったので、この話は結構ひどいオチの割にはまだあまり胸は傷まなかったかもです。

 

それにしても、デカキノコになってしまった割井さんがとても気持ち悪い。笑

 

最後アップになりますが、デカキノコの傘や軸にたくさんミニキノコが生えていて…それが密集恐怖症には割とキツかったです。

 

『ヒョエー…!』ってなりました。

 

密集恐怖症の人にはちょっと最後のシーンは閲覧注意かもですね。

 

【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー

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