引用元:笑ゥせぇるすまん『森の生活』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第80話『森の生活』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
『森の生活』はこんなお話
バドエン度 ★☆☆☆☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『森の生活』のあらすじ
真面目で神経質な、サラリーマンの律木 守(りちぎ まもる)42歳。
律木は何事もキッチリしていないと気が済まなく、日々の生活も自分で決めた時間通りに分単位で正しく行動していた。
そんな律木は、ある日通勤途中に喪黒福造と出会う。
喪黒が電車のドアの前に立ちはだかったせいで電車に乗り遅れた律木が、
「私はこれまでずっと無遅刻無欠勤を続けてきたんです!一体どうしてくれるんです!」
と喪黒に怒ると、
「なぁに会社ばかりが人生じゃありませんよ、律木さんおんなじことの繰り返しである毎日何か虚しくありませんかぁ?人生楽しいことがいっぱいあるのです、私があなたの知らない素晴らしいところへお連れしましょう」
と喪黒は言い、律木を無理矢理電車で田舎町へと連れて行く。
駅を出て近くにあった山を黙々と登って行く喪黒に、
「こ、こんなところ、山以外に何があるんです?」
と、律木が喪黒に続きながらヘロヘロになって聞くと、
「着きました、ここです、あなたはここでゆっくりと寛いで俗世間の垢を落とすのです、人間せいを取り戻すには最適な場所でしょう?」
と喪黒は言い、森の中の木の上の小さなログハウスを指差す。
ログハウスの中へ律木を案内した喪黒は、
「お腹が空いたでしょう?早速食事の支度をしますからあなたは松茸でも採ってきてください」
と律木に言う。
「松茸ですって!?」
と喪黒の言葉に律木はうんざりしたような顔をしつつも、お腹が空いていたのも事実なため仕方なく喪黒の言う通り森へと松茸を採りに行く。
松茸をいくつか採ってきた律木に、喪黒は山で採れたキノコや魚や山菜を使ってバーベキューを振る舞ってくれる。
採れたての食材はどれも美味しく、
「ん?…こりゃうまい!」
と、律木は自然の食べ物はこんなに美味しかったのかと驚いたように笑顔を浮かべる。
しかしバーベキューに続いて赤いキノコを齧った律木は、次の瞬間いきなりフラフラといい気分になり喪黒の姿が狸に見え始める。
「…どうしたんだ?一体?」
と、律木がフラつきながら不思議がると、
「おやぁ?テングワライダケが混ざっていたようですな、これ食べると幻覚が見えてくるそうですよ」
と喪黒は言う。
「大丈夫、弱い毒せいですから10分もすれば元に戻りますよぉ」
と続けて言う喪黒に、
「ハハハハ!山の食い物は奥が深いですなぁ!」
と、テングワライダケでいい気分になった律木は上機嫌で笑う。
その後、律木は喪黒と共に森の中にあった天然の温泉に入ったり星空を眺めたりする。
野生動物たちと一緒に温泉に入ったり、満天の星空を眺めたりと都会では絶対にできない贅沢を味わった律木は、
「世の中にはこんなに素晴らしいところがあったんですねぇ」
とすっかり森での生活が気に入る。
そんな律木に、
「律木さんさえよければいつまでもここにいて結構ですよ、時々私が食料の補充に参りますので」
と喪黒は言う。
喪黒の言葉に、
「ええ!もうしばらくここで暮らしてみますよ」
と律木は返事をし、しばらく森での暮らしを満喫することにする。
数週間後。
喪黒が律木の元に食料の補充に出向くと、そこには無精髭を生やしてやつれた様子の律木がいた。
「おやぁどうなさったんです?」
と聞く喪黒に、
「喪黒さん…お、お願いです、私を家に、会社に帰らせてください…」
と、律木は弱々しく縋り付く。
律木は最初こそ楽しく森で生活していたのだが、段々と都会でのゴミゴミとした生活に懐かしさを感じて帰りたくて仕方がなくなったのだった。
「会社人間として生きてきた私のさがなんです…私はやはり薄汚れた俗社会でしか生きられないんです…」
と、しょんぼりと肩を落とす律木は、
「お願いします!私を帰らせてください!」
と喪黒に頼む。
すると喪黒は、
「あんな街でも懐かしくなるもんなんですねぇ、仕方ありませんなぁ、しかしここでの素晴らしい生活は一生忘れられませんよ」
と言う。
「構いません!」
と返事をする律木に、
「わかりました、では都会へお帰りなさい、ドーン!」
と、喪黒は指を差す。
数日後。
都会のクラブには森から帰って来た律木の姿があった。
律木は森での生活を何週間か続ける内にすっかり何事も時間通りにキッチリ動かないと気が済まない真面目なせい格ではなくなったため、試しに今まで行かなかった都会のクラブに足を運んでみたのだった。
すると存外クラブは楽しく、
「都会にもこんな素晴らしい生活があったなんて!」
と、律木は女せいをはべらかしながらお酒を飲みつつ上機嫌に笑う。
「都会の森!ネオンのジャングル!く〜最高!」
といい気分になった律木は、
「…さてと、いつものこいつで」
と、ふと懐から赤いキノコを取り出す。
森から持ってきていた赤いキノコを齧った律木は、その内に幻覚で周りの女せいたちが森の動物たちに、クラブのミラーボールが森の星空に見えてくる。
都会にいながらまるで森の中に戻ったような気分になった律木は、
「ハハハ!最高だなぁ!ハハハハハハ!」
と幸せそうに笑う。
そんな律木がいるクラブの前に立っていた喪黒は、
「おやおや、時間に縛られていた以前とは180度転換した生活ぶりですなぁ、しかし考えてみると森の生活も都会の生活も狐や狸に囲まれたおんなじ世界なのかもしれませんねぇ、オーホホホホホホ」
と、ひとりごちながら去って行くのだった。
『森の生活』のレビュー
律木さん、最後ヤバイ薬の中毒者みたいになっていますね…。
しかし都会にいながら森の生活も味わえるため、ある意味一石二鳥にも感じます。笑
ちなみに『テングワライダケ』というのは本当に実在しているキノコみたいですね。
別名『オオワライタケ(大笑茸)』といい、毒キノコの一種だそうです。
食べると本当に幻覚が見えるみたいです。
幻覚で喪黒さんが狸に見えた律木さん…第77話『すりかわった手帳』でもそうでしたが、なんか喪黒さんは動物に例えられる時いつも狸ですよね。
体型が似ているからでしょうか?笑
それにしてもやはり森での野生的な生活にも向き不向きがあるのですね。
第83話『ホームレスのすすめ』の一家なんかは最後野生に適応していましたけれどね。
あとこの話は珍しい喪黒さんの居眠り姿が見られますね。
引用元:笑ゥせぇるすまん『森の生活』
そうやって寝るのですね…。
帽子で隠れているだけで思いっきり目がかっぴらいているような気がしますが…本当に寝ているのでしょうか?笑
というかこのシーン、喪黒さんが一生懸命律木さんに声をかけ続けたにも関わらず無視されたためふて寝したようにも見えてちょっと可愛いです。
喪黒さんが無視されたシーンについてはこちらの記事でも詳しくまとめていますので気になる方はぜひ確認してみてください↓
あと、この話は律木さんと喪黒さんが一緒に温泉に入っているシーンにちょっとした作画ミスがありましたね。
作画ミスについてはこちらの記事に詳しくまとめていますので気になる方はぜひ確認してみてください↓
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