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『マンガニア』のネタバレ・レビュー【笑ゥせぇるすまん】

引用元:笑ゥせぇるすまん『マンガニア』

 

今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、

「第81話『マンガニア』のネタバレ・レビュー

についてご紹介していきたいと思います!

 

「この話の流れを簡潔に知りたい」

「この話のおさらいをしたい」

「この話のオチってどんなだったっけ?」

と気になる方はぜひご覧ください。

 

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あらすじ・レビューにネタバレを含みます。

 

セリフは省略しているため一語一句同じではありません。

 

ご了承ください。

 

 

『マンガニア』はこんなお話

 

バドエン度  ★☆☆☆☆

怖さ度    ☆☆☆☆☆

グ口度    ☆☆☆☆☆

 

『マンガニア』のあらすじ

 

古い漫画をコレクションしている、サラリーマンの中念 宅次(ちゅうねん たくじ)39歳。

 

中念は大人になってから希少価値の高い古い漫画のコレクションにハマり、妻に内緒で古本屋に通い詰めていた。

 

そんな中念は、ある日古本屋で喪黒福造と出会う。

 

「実はさっき買ったメトロポリスですがあなたに差し上げたいと思いまして、この本は私よりあなたが持ってた方が価値があると思うんです、どうぞこの本もらってくださいな」

と30万円もする手塚治虫の貴重な古本を中念にプレゼントするという喪黒に、

「え!?」

と、その本が喉から手が出るほど欲しかった中念は驚きつつも、

「そ、そうですか?…では喪黒さん!この本遠慮なくいただきます!」

と、喪黒から貴重な古本を譲り受ける。

 

「あーゾクゾクしてくる、僕のコレクションの目玉にさしてもらいますよ!」

と大喜びする中念に、しかし続けて喪黒は、

「ただし中念さん、何事も程々が肝要ですからねぇ」

と、あまりコレクションにハマりすぎないようにと忠告をする。

 

喪黒の忠告に、

「え?…ええ、わかってますよぉ」

と、中念はあまり響いていないような顔で答える。

 

数日後、再び喪黒と会った中念は改めて喪黒にお礼を言ったあと、

「…ただあの本が女房に見つかってしまいまして、もらったんだといくら言っても『こんなもの見ず知らずの人がくれるわけないでしょ!?』『一体いくら払ったの!?』と信用してもらえないので困りましたよ」

と、貴重な古本をもらったことが妻にバレて一悶着あったと苦笑いをする。

 

「それは大変でしたねぇ」

と返す喪黒は、

「…中念さん今日はあなたに見てもらいたい本がありましてね、古本として価値があるかどうか判断してほしいのです」

と、おもむろに鞄から一冊の古本を取り出して中念へ見せる。

 

その古本は『足塚夢四雄』という作家が描いた『LAST UTOPIA 最後のユートピア』という古い漫画本だった。

 

「この本は始めて見ました、でも随分古いもののようですね、足塚夢四雄…聞いたことがありませんね、手塚治虫に憧れた新人漫画家のペンネームのようですね…」

と、その古本を興味深く眺めた中念は、

「喪黒さん!この本私にしばらく貸してください!調べてみます!」

と喪黒へ言い、古本を詳しく調べてみると約束する。

 

喪黒から古本を借りた中念は、後日馴染の古本屋へその古本を持って行って見せる。

 

すると古本屋の主人は驚愕に目を見開き、

「ま、間違いないよ!当時1000部か2000部しか印刷されなかったため現在残っているのは1冊か2冊、ファンの間では幻の作品と呼ばれています!値段をつけるとしたら恐らく200万か300万というところですか、何しろ市場に一度も出たことがないものですからね…」

と、震える手で古本を持ちながら答える。

 

「ええ!?200万か300万!?」

と驚いた中念は、とんでもなく貴重な古本だったと呆然とする。

 

古本屋からの帰り道、中念が古本を入れた鞄を慎重に持ちながら歩いていると、

「中念さん」

と、中念の目の前に突然喪黒が現れる。

 

「私がお貸しした『最後のユートピア』、鑑定していただけたでしょうか?」

と聞く喪黒に、

「え!?ええ、まぁ…」

としどろもどろに答える中念は、

「あ、あの〜、こ、この本は昔の単なる古本でした」

と、つい嘘をついてしまう。

 

そして、「もしかしたらとんでもない掘り出しものかと思ったんですがね」と残念がる喪黒に、

「…喪黒さん!なんならこの本僕が買ってもいいですけど!?」

と、中念は貴重な古本欲しさに喪黒に値段交渉を始める。

 

「5千円…いや1万円、2万円…いや思い切って3万円でどうでしょう!?」

と、不安げに値段を釣り上げていく中念に、

「オーホホホホ、…中念さん、0が2つほど足りないんじゃないですか?私は知ってるんですよその本の価値を」

と喪黒は笑いながら言う。

 

「え!?い、いや、僕は…」

とギクリとする中念に、

「あなたが嘘さえつかなければその本をプレゼントしようと思っていたのに、本当残念です、ドーン!」

と、喪黒は指を差す。

 

その後、家へ帰った中念は驚愕する。

 

自分の部屋に隠しておいた古い漫画本のコレクションがすべてなくなっていたからだ。

 

「ああ!?…僕の漫画コレクションどうした!?」

と、血相を変えて妻へ聞く中念に、

「ああ、古本回収に全部引き取ってもらいましたよ、代わりにトイレットペーパーダンボール1杯分もくれたのよ!あなたもいい歳なんだから漫画なんて卒業した方がいいと思って」

と妻は平然と答える。

 

「な、なんだって!?お前…僕の大切なコレクションを…!」

と青ざめる中念は、もう戻ってこない漫画本のコレクションを嘆き、

「くぅ~〜〜!」

と涙目で呻く。

 

そんな中念がいる家の前に立っていた喪黒は、

「…君君、塾の帰りですか?」

と、近くを歩いていた小学生の男の子に声を掛ける。

 

「え?…うん」

と立ち止まる男の子に、

「勉強の合間の気晴らしにこの漫画プレゼントしましょう」

と、喪黒は最後のユートピアの漫画本を差し出す。

 

「本当!?おじさんサンキュー!」

と、喜んで漫画本をもらっていく男の子に、

「いえいえ」

と喪黒は返し、男の子とは逆の方向へ歩き出しながら、

「どんな貴重なコレクションも興味のない人にはなーんの価値もないんですねぇ、猫に小判、豚に真珠、私にピチピチギャルなーんちゃって、オーホホホホホホ」

と、ひとりごちながら去って行くのだった。

 

『マンガニア』のレビュー

 

『欲をかいて嘘さえつかなければ貴重な古本をもらえた(喪黒さんが本当にあげるつもりがあったのかどうかは別として)』

『漫画本はコレクションで仕舞い込まれるよりも読みたい人に読まれてこそ価値がある』

と、この話は『笑ゥせぇるすまん』にしては珍しくなんだかちょっと教訓じみている話ですね。

 

ちなみに話の中に出てきた『足塚夢四雄』の『LAST UTOPIA 最後のユートピア』という漫画は、恐らく『足塚不二雄』の『UTOPIA 最後の世界大せん』のパロディでしょうね。

 

『足塚不二雄』とは藤子A先生と藤子F先生の2人合わせてのペンネームで、『UTOPIA 最後の世界大せん』はこのお2人が1953年に出版されたSF漫画だそうです。

 

実際にあるこの漫画も今では非常に貴重なものらしくプレミアが付いているそうです。

持っている人はいるのでしょうかね?

 

あとこの話は2箇所ほど隠れ喪黒がいたりして楽しいですね↓

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中念さんが喪黒さんに値段交渉をするシーンで、この隠れ喪黒の喪黒さんの顔みたいな落書きのヒマワリが背景に映るのがとても不気味で好きです。

 

このシーンは街灯がチカチカと息をしていて、中念さんと喪黒さんの顔を照らしたり暗くしたりしているのですが、それもまた不気味な雰囲気に拍車をかけていていいのですよね。

 

次の話(82話)↓

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前の話(80話)↓

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【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー

 

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