引用元:笑ゥせぇるすまん『看板ガール』
「第91話『看板ガール』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
あらすじ・レビューにネタバレを含みます。
セリフは省略しているため一語一句同じではありません。
ご了承ください。
『看板ガール』はこんなお話
ハピエン度 ★★★☆☆
後味の良さ度 ★★☆☆☆
怖さ度 ★☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『看板ガール』のあらすじ
とある看板のモデルに恋をした、イラストレーターの夢見 憧太(23)
その看板は『グリコーゲンH』というドリンクの看板で、商店の上にでかでかと設置されていた。
夢見はその看板を見る度に、
「いや〜、君は本当にチャーミングだなぁ…。君みたいなギャルとお付き合い願えないかなぁ…」
と相好を崩し、看板に起用されている金髪碧眼のモデルに思いを寄せていた。
そんな夢見は、ある日看板の前で喪黒福造と出会う。
「あのギャルとお付き合い願えないかなぁ…なぁんて思ってるんでしょう?」
とからかい混じりに聞いてくる喪黒に、
「しっ失敬な!そんなことないですよ!僕はイラストレーターなんです、あの娘をモデルにして絵を描きたいだけです!」
と、夢見は慌てたように返す。
そんな夢見に、
「それでしたら私が彼女をあなたにお引き合わせしますよ。必ずあの美女と会わせて差し上げます」
と喪黒は言い、驚く夢見を残して去っていく。
後日夢見が自宅にひとりでいると、突然あの看板のモデルが訪ねてくる。
喪黒の言った通り本当に看板のモデルが会いに来てくれてたことに、夢見は驚きつつも喜ぶ。
「私ミスター喪黒に言われて来ました、リンダです!」
と名乗ったそのモデルは、
「早く〜私を描いてくださ〜い」
と言い、来て早々上着を脱ぎ出してポーズをとり始める。
そんなノリノリのリンダに夢見は興奮し、慌ててスケッチに取り掛かる。
何枚もリンダを描いていく夢見はその内リンダといい感じになり、お酒を呑み交わして朝まで盛り上がる。
翌朝酔っ払った夢見が目を覚ますと、そこにもうリンダの姿はなかった。
しかし部屋に散らばる幾枚ものスケッチに、夢見はリンダと過ごしたあの一夜は幻ではないと確信する。
後日、再び喪黒に会った夢見はリンダと会わせてくれたことに感謝をしつつ、
「彼女をモチーフにした絵が今度コミック誌の表紙を飾ることになりました!何もかも喪黒さんのお陰です!」
と、嬉しそうにリンダとの出会いが仕事にも繋がったことを報告する。
続けて夢見は、
「…ところで喪黒さん、またお願いがあるんです。リンダにもう一度会わせて欲しいんです!」
と、喪黒にもう一度リンダに会いたいと頼んでみる。
夢見はリンダと過ごした夢のような一夜が忘れらないのだった。
しかしそんな夢見に、
「それはダメです、これ以上会うとあなたは彼女に邪な気持ちを持つに決まってますからねぇ」
と喪黒は返し、夢見の申し出を断る。
「いや、決してそんな気を起こしませんから!お願いします!」
と諦め切れない夢見が必タヒに頼み込むと、
「しょうがない人ですねぇ」
と喪黒は返し、
「わかりました、しかし決して邪な気持ちを起こしてはいけませんよぉ」
と夢見に念を押し、もう一度だけリンダに会わせてくれることを約束する。
数日後、再び家に訪ねて来てくれたリンダを夢見は大喜びで迎え入れる。
リンダはまたしても来て早々、
「さぁ早く〜私を描いてくださ〜い」
と、上着を脱ぎ出してポーズを取り始める。
そんなリンダは、この前会った時よりもかなり挑発的な格好をしていた。
「決して邪な気持ちを起こしてはいけませんよ」と喪黒に念を押されていた夢見だったが、リンダの挑発的な格好に我慢が出来ず、
「愛してるよ〜」
と、ついリンダに抱きついてしまう。
いきなり抱きついてきた夢見にリンダは驚き、
「あなたがこんな野蛮な人だとは思いませんでした!」
と夢見をなぐり倒し、
「さようなら!」
と、そのまま怒って帰ってしまう。
リンダを怒らせてしまった夢見は慌ててリンダを探しに外に出るが、もうどこにもリンダの姿はなかった。
夢見は失意の様子でフラフラとリンダがモデルとして起用されている例の看板を見に行く。
しかし例の『グリコーゲンH』のドリンクの看板のモデルは、いつの間にか別の女せいのモデルに差し替わっていた。
看板の中でさえもリンダに会えなくなってしまったことに夢見は絶望し、
「リンダ…君はどこに行ってしまったんだよ…」
と、その場で呆然としたように涙を流す。
するとそこへ喪黒がやって来る。
「リンダはもう戻りませんよ。私の忠告を聞かないからこうなるんです、もう諦めるんですなぁ」
と言い、泣いている夢見を残して去って行こうとする喪黒。
そんな喪黒を、
「も、喪黒さん!待ってください!」
と、夢見は慌てて引き止める。
そして、
「…リンダは、リンダはもう諦めました」
と神妙な顔をして言い、続けて、
「だから、今度は、あの、…あの娘に会わせて欲しいんです」
と、 新しい看板の黒髪美人のモデルを指差しながら照れたように言う。
これには喪黒も、
「ありゃあ」
と言い、その場にひっくり返る。
ひっくり返った喪黒に、
「お願いです喪黒さん!今度はあの娘、ね!ね!喪黒さん!」
と、夢見はニコニコと今度は新しいあのモデルの娘と会わせてくれと強請る。
そんな調子の良い夢見に、
「まったく懲りない人ですねぇ、呆れましたぁ」
と喪黒は言い、
「こうなった以上、あなたはいつまでもあの娘と一緒にいなさぁい、ドーン!」
と指を差す。
後日、例の看板の中には黒髪美人のモデルと一緒にニコニコと嬉しそうに写る夢見の姿があった。
『看板ガール』のレビュー
ある意味ハッピーエンド?…ともとれなくもない終わり方ですね。
夢見さん、最後看板にされてしまいましたが嬉しそうな顔をしていましたし(モデルになぐられていますが…)
というか夢見さん、本当に誰でもいいのですね。笑
そりゃあ喪黒さんもひっくり返りますわ。
しかしあの喪黒さんを素でひっくり返らせるのだから、夢見さん、何気にすごい人かもしれません。
そして、ひっくり返ったまま逆さまに「ドーン!」する喪黒さん。
ある意味レアですね。笑
レアといえぱ、この回は最後去っていく喪黒さんが、
「これで夢見さんもずーっと彼女と一緒にいられるというもんです。
しかし私には最近の若者の気持ちはわかりませんね。私なんか失恋した時は、一週間もご飯が喉を通らなかったもんですよ、オーホホホホホホ」
と、自身の恋愛について話しているのもちょっとレアですよね。
意外と繊細な喪黒さん。
…本当かどうかはわかりませんが。笑
【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー
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