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ENA(Joel G)の考察と解説!「エナ・誘惑の階段」とは【海外アニメ】

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引用元:ENA - Temptation Stairway
 

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グレート ルナに願いを叶えてもらうために、勝負することになったエナとムーニー。

 

果たして勝つのは!?

 

そして、勝者の願いとは…?

 

ということで、今回は、YouTubeに投稿されている海外アニメ、

「エナ - 誘惑の階段(ENA - Temptation Stairway)のストーリー解説と考察

について、ご紹介していきたいと思います!

 

カオスすぎて何が何だかわからないエナのストーリーのあらすじを、一応わかりやすくまとめてみました。

 

…まとめたところで元がカオスなため理解不能かもしれませんが笑、少しでもエナの物語の全体像が伝われば幸いです。

 

「エナ・オークションディ」の考察と解説

「エナ・断絶パーティー」の考察と解説

 

 

「エナ - 誘惑の階段」とは?

 

ペルー人のアニメーター「Joel G氏(Joel Guerra氏)」が制作し、YouTube上に公開しているアニメーションです。

 

エナシリーズのアニメは、

ENA - Auction Day(エナ ‐ オークションディ)

ENA - Extinction Party(エナ ‐ 断絶パーティー)

ENA - Temptation Stairway(エナ ‐ 誘惑の階段)

の3作品があり、「エナ ‐ 誘惑の階段」はエナシリーズの一番最後の作品になります。

 

「エナ - 誘惑の階段」の投稿日は、2021年2月16日。

再生時間は17分38秒で、過去2作と比べると一番の長編になっています。

 

※「ENA(えな)の詳細」はこちらを↓

www.netohapi.com

 

「エナ - 誘惑の階段」のストーリー解説(あらすじ)

 

※ネタバレを含みます。

 

エナとムーニーのどちらが、グレート ルナの頂上に先について願いを叶えるか勝負する話です。

 

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「エナ・誘惑の階段」は少し長いので、いくつかの段落に分けてあらすじを書いていきたいと思います。

 

セリフは主に日本語吹き替え版の方を参考にしていますが、ところどころ説明が足りなさそうだなと思うところは原語の方のセリフも足しています。

 

エナ、グレート ルナを追いかける

 

「あんら、アイナ。

この粋な計らいを見て!

ほら!人間があそこにいるわ!バ力面ね。

でももう増えないわよ」

 

Moony(ムーニー)が、道にいるたくさんのmannequin(マネキン)たちを見ながら、そうENA(エナ)に話しかけます。

 

このマネキンたちは、エナとムーニー同様、Great Lunas(グレート ルナ)に願いを叶えてもらいに集まって来た者たちです。

 

「もう増えないわよ」とムーニーに言われても、人間嫌いなエナにはここにいる人数のマネキンにも耐えられないらしく、

「私…帰りたぁい…。

こんな獣臭いパーティーは嫌っ!

私人間アレルギーなの!」

と、グチグチと弱音を吐きます。

 

そんなエナを無視して、

「ようやく願いが叶いそうな香り。

行くわよエナ!ジェナ!

もう、待たせないでぇ!」

と、ムーニーはひとりワクワクしながらエナを急かします。

 

エナは相変わらず、

「頭の中から…声がするの…!

野菜を食べろって言ってるわぁ!」

と、ネガティブがカンストしてわけのわからないことを言っています。

 

「はっは~ん、閃いたわよ。

賭 けしましょう!

最初にグレート ルナの頂上に着いて、願いごとをした方は支払いなし。

負けたら借金」

と相変わらずムーニーはエナを無視し、そうエナに持ちかけます。


「支払いを…?

そんなのヒドぉい」

と、エナは悲しげに返します。

 

「そうねぇ、でも平等よぉ」

ムーニーがそう言い終えた途端、突然、

「ドーンッ!」

という大きな音と共に、地面が揺れます。

 

「ハッ!ねぇ聞こえた!?」

とムーニーが音のする方を見ると、そこには半球体に足が付いたような巨大な生命体、グレート ルナが歩いていました。

 

グレート ルナは、のっしのっしとどこかへ歩いていきます。

 

早速お目当てのグレート ルナを見つけたムーニーは、

「まさか!グレート ルナ登場!?

賭 けは勝ちね!行きましょう!」

とエナに声をかけ、先手必勝と言わんばかりに急いでグレート ルナを追いかけます。

 

しかし、大量のマネキンたちも同時に押し寄せてきて、ムーニーはそのマネキンたちに踏み潰されてしまいます。

 

「あ~、なんてこと…」

と呟き、その場から動けなくなってしまうムーニー。

 

それを見たエナは、

「あ~…イヤイヤイヤイヤイヤっ!」

と叫び、ストレスでその場に嘔吐してしまいます。

 

「行きたくなぁ~い!

何もできなくていーい!

誰かっ、この苦しみを終わらせてぇぇぇ~!

うわぁぁぁぁん!」

と、尚もパニックになったように泣き叫び続けるエナ。

 

ムーニーは、

「あ~…これ相当なアドバンテージよ…。

行けば?」

と呆れたように言い、エナにグレート ルナを追いかけるように促します。

 

ムーニーに促され、仕方なくエナはマネキンたちを掻き分けながらグレート ルナを追いかけます。

 

なにやら制限時間も設けられているらしく、残り時間はあと48秒を指しています。

 

エナが急いでマネキンたちを掻き分けながら進んでいると、突然、目の前にレンガのような四角い身体をした蛙、brick frog(ブリックフロッグ)が現れます。

 

「ゲロゲロゲロゲロゲロ、ゲキョ。

僕の登場は、すごくすんごく印象的で、イカすねぇ」

と、なにやら登場に満足げなブリック フロッグ。

 

しかし、エナは、

「うわぁぁぁぁん…!」

と、まだ悲しげに泣いています。

 

そんなエナに、

「僕がここに来たのは…君を…」

と言いながら、ブリック フロッグは大量の蹴りをエナに喰らわせます。

 

ブリック フロッグの蹴りで、若干ネガティブモードから正気に戻ったエナは、

「いい天気ぃ。

今日はどんなインスタメニューを作るの?」

と笑顔で言い出します。

 

平常状態に戻ったエナに、

「や~っと唾を吐くような言葉が言えるぅ。

とにかく、試行錯誤してみてねぇ~。

グレート ルナで叶えよう~!

あとの願いはこの任務中に、エナが使命を達成することだぁ」

と、ブリック フロッグは言います。

 

急にやる気になったエナは、

「やるわ!

あなたの言葉は裏表がないわね」

と、笑顔でブリック フロッグに返します。

 

「僕はここから見てるよ。

クライミングは苦手でね。

それに、ほらぁ~…タヒ体が落ちてくるの見るのも楽しいし」

と不吉なことを言いつつ、ブリック フロッグはエナを見送ります。

 

再びマネキンたちを掻き分けながら、先へ進むエナ。

 

すると、今度は目の前に、顔と両手に赤い仮面を付けた黒子の男、Merchant(マーチャント)が現れます。

 

「やぁ!お嬢さん。

最高のイベントを忘れないように、お菓子買わなぁ~い?

お母さんから犬まで大喜び!」

マーチャントはそう言いながら、エナにお菓子を売りつけてこようとします。

 

しかし、エナは、

「大事な使命を与えられてるから、急がなければいけないの」

と、笑顔でマーチャントの申し出を断ります。

 

すると、マーチャントは巻き舌気味に、

「トゥrrrrrrrロン!」

と言い出します。

 

「トゥロン?

トゥロン!」

と、マーチャントの言葉に反応するエナ。

 

マーチャントとエナは、2人して、

「トゥrrrrrrrロン!」

「トゥrrrrrrrロン!」

と言いながら踊り出します。

 

結局エナは、ペルーの伝統的なお菓子トゥロンの誘惑に抗えず、マーチャントからトゥロンを購入します。

 

エナがトゥロンを購入した直後に、制限時間は0になります。

 

その瞬間、グレート ルナの真下にいた水色のワンピースを着たマネキンが、上にいた巨大なグレート ルナと、近くにいたエナを吸い込んでしまいます。

 

どうやら制限時間は、このマネキンに吸われてしまうまでの時間だったようです。

 

1つめの扉をくぐるエナ

 

水色のワンピースのマネキンに吸われたエナは、気がつくと真っ暗な空間にいました。

 

近くには、マネキンの山ができています。

どうやら大量のマネキンたちも、エナと一緒に吸われてしまったようです。

 

水色のワンピースのマネキンに吸われたことで、グレート ルナの内部?に入ることができたエナ。

 

エナはとりあえずグレート ルナの頂上を目指すため、光が差し込む方向へと歩いていきます。

 

しばらく歩くと階段があり、階段の上には光が差し込む扉があります。

 

エナはその階段を上がり、扉をくぐります。 

 

すると、そこには人工的な明るい空間が広がっていました。

 

そして、奥には上半身だけで浮いているグレートルナの門番、Ulysses(ユリシーズ) がいました。

 

エナは、

「Hark(聞いて!)、現在位置を知りたいの。

あなたの力ならわかるんじゃない?」

と、ユリシーズに話しかけます。

 

ユリシーズは、

「すでに祝賀会は終わった。

貴君の貪欲な魂が、お前をここに、お前をここに、お前をここに、連れてきた…ようだ!

貴君はにわかに信じがたい、グレート ルナを、グレート ルナを目撃、目撃、目撃して、貴君にはすまんが、かかかか神の扉は今完全に閉じられているなっ!」

と返します。

 

ユリシーズは、バグっているのかところどころ言葉が重複しています。

 

ユリシーズの言葉に、エナは、

「え~~~~~~!?」

と驚き、

「そのドアが開くまで、この場所から脱出できないって思っとかないといけないの?

次の祝賀会はどれくらいあとなの?」

と聞きます。

 

「001100010011000000110000 0011000000110000年だ!」

と答えるユリシーズ。

 

「長すぎよぉ…!

でも、私はなんとしてもグレート ルナに着いて願いを叶えるわ!」

と、諦められない様子のエナ。

 

そんなエナに、

「それならば、貴君がグレート ルナに着く方法は、その後ろにあるホーリーコードから向かうことができる。

と、ユリシーズはこの場所からの脱出口を教えてくれます。

 

最後にユリシーズは、

「しかし、ひとつ警告だぁ!警告!

欲望は決して満たされも癒されもしない。

貴君は、失敗、失敗、失敗、失敗する!

今までのやつのように、今までのやつのように、今までのやつのように」

となにやら不吉な言葉を残して、エナとの会話を終わらせます。

 

2つめの扉をくぐるエナ

 

エナは、ユリシーズの言葉に従って後ろのホーリーコードの中に飛び込みます。

 

ホーリーコードの中に飛び込んだエナは、先ほどの人工的な空間とは打って変わってのどかな原っぱのようなところへ出ました。

 

原っぱの向こうには、なにやら巨大な建物が建っています。

 

エナは、その建物を目指して歩いていきます。

 

建物に着いたエナが中に入ると、中には大量のHourglass Dog(アワーグラス ドッグ)が飛んでおり、その下には大量の人面花が咲いていました。

 

エナが建物の中心までくると、突然ステッキを持った猫のような女、Shepherd(シェパード) が現れます。

 

シェパードは、エナの姿を見るなり、

「あ~、またトラブルメーカーのエナが来たぁ。

帰ってぇ~、グレート ルナの星占いはすでに終わってるわ」

と、うんざりしたように言います。

 

エナは、

「私が来たんだから、営業時間延長して」

と、笑顔でシェパードにお願いします。

 

しかし、シェパードは、

「お前!罰当たりなガキめ!」

と言いながら、ステッキでエナをボカボカとな ぐってきます。

 

笑いながら無抵抗にな ぐられるエナ。

 

シェパードは、

「誰も通さない、あんたみたいなバ力が現れたら、あの寛大なグレート ルナでも本当に怒るわよ」

と尚も怒ったように続けますが、突然、

「あら?それって…トゥrrrrrrrロン?」

と、エナの持っているトゥロンに反応します。

 

「トゥrrrrrrrロン!」

と答えるエナ。

 

2人は、

「トゥrrrrrrrロン!」

「トゥrrrrrrrロン!」

と言いながら踊り出します。

 

エナにトゥロンをもらったシェパードは、

「あんたは試合に勝ったかもだけど、た たかいに負けたの。

このけつ族IDを持ってって。

私たちへの供物の集合体よ」

と言って、エナにけつ族IDを渡してくれます。

 

けつ族IDを渡したシェパードは、急に眠たそうにその場に横になり、

「あとは道成に進んで、真正なコードを入力するのよ。

そして、青い扉を探して…」

と言いながら、そのまま消えてしまいます。

 

3つめの扉をくぐるエナ

 

けつ族IDを手に入れることができたエナは、建物の出口から外に出ます。

 

すると、目の前にはホーリーコードの海が広がっていました。

 

エナは、そのホーリーコードの海の中に飛び込みます。

 

ホーリーコードの海の中に飛び込みんだエナは、今度は一変、無機質で寂しい感じの場所に出ました。

 

シェパードの言う通り、道成に沿って進んでいくエナ。

 

すると、突然目の前に浮遊するバナナが出現します。

 

エナがバナナを見ていると、

「何でそんなにバナナ見てるの?

あんたそれ好きなの?悪趣味ね!」

と、どこからかつっけんどんな声が聞こえてきます。

 

エナが声のする方を見ると、そこには、バレリーナの格好をして皿を持った男Gabo(ガボ)と、その男が持つ皿に乗っている青い顔だけの女Mariya(マリヤ)がいました。

 

マリヤの言葉に、何故かエナではなく、

「はい、そうです、はい」

と答えるガボ。

 

「まずあんた誰なの?

この自分大好きキ モヲタバナナ信者が!」

と、口汚くエナに質問するマリヤに、

「ビックリお嬢さんだぁ。はい」

と、ガボは続けます。

 

エナは、そんな2人にシェパードからもらったけつ族IDを渡します。

 

しかし、

「なんてこと!

それはあんたと違う味だけど!」

と、マリヤはエナの持っているけつ族IDが本人のものではないことに気付き怒ります。

 

そんなマリヤに、

「あなたたち、み~んな嘘つきよ!」

と、エナは悩ましげに返します。

 

すると、先ほどの勢いとは打って変わって、

「あ…、まぁ…、あんたは合格できるでしょうね。

私はあんたのこと好きじゃないけど」

と、なにやら言葉に詰まるマリヤ。

 

そして、マリヤは突然、

「真っ直ぐ進んで次は右!3番目の穴を選びなさい!」

と、エナに行き先を教えてくれます。

 

そんなマリヤに、

「ちを飲んで、バナナを、吸うんだよ。はい」

と、ガボは意味不明な言葉を続けます。

 

「何よそれ!」

というマリヤの鋭いツッコミを残し、2人は消えてしまいます。

 

4つめの扉をくぐるエナ

 

エナは、マリヤの言うとおり道を真っ直ぐに進んで行きます。

 

すると、そのうちに大きく口を開けた猫の洞窟がいくつも現れます。

 

エナは、マリヤの言っていたとおり3番目の猫の口の穴から中に入ります。

 

猫の口の穴から中に入ったエナは、今度は砂漠のような場所に出ました。

 

エナが砂漠を進んでいくと、突然目の前に扉が付いた巨大なピラミッドが出現します。

 

そして、その扉の前には、ピンク色のイルカの姿をしたピラミッドの番人、Phin doll(フィンドール)がいました。

 

フィンドールは、

「フゥ~!イェーイ!

何のデータだ?シータ?

初心者にしては随分鋭いねぇ。

でも今は余計なことを言っている場合じゃないがぁ。

名前はフィンドール!忘れんなよぉ!」

と、エナにチャラく挨拶してきます。

 

フィンドールは続けて、

「ラクダがプロレスをやらない理由を知ってるかぁい?

何故なら彼…ウオ~ウウオ~ウウオ~ウウオ~ウウオオオオウ… 

ハァッ!これがイルカのユーモアだよ?」

と、テンション高く喋ります。

 

そんなフィンドールに、エナも、

「イルカさんは元気なの?」

と、テンション高く返します。

 

フィンドールは、

「当ったり前だ!」

と答え、そして突然、

「面接の儀式の準備もできてるよぉだねぇ。

まぁなぐ り合いだから、スクラップになる準備をしてくれよ。

くらえー!!」

と言って、エナをな ぐってきます。

 

「なぐるのやめてよ…!

何で今日はみんなちょっとずつこう げきしてくるのぉ!?」

と、エナは困惑したように暴れながらそう嘆きます。

 

フィンドールは、

「ウォォォォォォウ!

冷静に考えてみて。悪気はないんだよぉ。

新しい処方箋だぁ。君は面接なしでいいよぉ。

水を真っ赤に染めればピラミッドの扉が開く。

それが5番の扉だぁ」

と言い、面接なしで通す代わりに水を真っ赤に染めろという試練をエナに与えてきます。

 

そして、

「アッバヨー!じゃ~ねぇ~!ウォォォォォォウ!」

と最後までテンション高く叫び、フィンドールは消えてしまいます。

 

5つめの扉をくぐるエナ、その先には…

 

フィンドールが消えたあと、エナの目の前には緑色の浮遊する球体が出現します。

 

エナを導くかのように、どこかへ飛んでいく球体。

 

エナはその球体を追いかけます。

 

すると、球体は水がたくさん溜まっている場所の真上で止まって消え、代わりにその場所には、紫色の服を着てたくさんのカラフルな球体を身にまとった人物Volley(ボレー)が現れます。

 

どうやら緑色の球体は、このボレーが操っていたようです。

 

ボレーの導きのお陰で水辺に辿り着けたエナは、そのまま水も赤くすることができます。

 

水を赤くしたことで先ほどのピラミッドの扉が開いたため、エナはその扉から中へと入ります。

 

扉の中は白く何もない通路が続いており、エナはその通路を進んで行きます。

 

しばらく進むと青色のゲートがあり、エナはそのゲートをくぐります。

 

青色のゲートをくぐると、先ほどとは打って変わってなにやら暗く禍々しい空間に出ました。

 

そのままエナが突き進んで行くと、目の前に扉が出現します。

 

エナがその扉に近付くと、突然横から、

「わっ!お昼代ちょうだい!」

と、笑顔のムーニーが現れます。

 

「アハハ、私が先頭であなたはビリみたいね。

胸の木は誰のものになったの?

ここどこ?」

と、エナはひさしぶりに会ったムーニーに現在位置を尋ねます。

 

「わからないけど、グレート ルナの寝室かしら?

ハッ、かなりダサいわ。

ついでにグレート ルナはそんなにハンサムでもないから」

と、つまらなそうに答えるムーニー。

 

そんなムーニーに、

「ねぇムーニー。

どうやったらその身体で、こんな遠くまで、この短時間で来ることができるの?」

と、エナは笑顔で静かに聞きます。

 

「あー、質問が多すぎよエナ」

と、笑顔でエナの質問には答えないムーニー。

 

エナは、

「もうひとつ聞いてもいーい?」

と、さらにムーニーに続けます。

 

「どうぞ」

と答えたムーニーに、

「あなたが私にしたお願いを教えて」

と、エナは聞きます。

 

ムーニーは、少しギクりとしたように、

「い、言ってどうするの…?私をバ力にする気でしょ…」

と言いかけますが、次の瞬間、

「ウッ…ウワァァァウワァァァ…!」

と突然呻き声をあげ、身体が縦半分に割れます。

 

半分に割れたムーニーの中からは、身体が白と黒に分かれた謎の細身の人物が出てきます。

 

突然のことに、エナは目を丸くして、

「なんてことムーニー…!」

と呟きます。

 

細身の人物は、

「やったわぁー!ウエストが細くなったぁ!

そうよ!細くなりたいって願ったのよ!

だから何よ!?」

と、エナに向かって開き直ったかのように怒鳴ります。

 

どうやらこの細身の人物は、願いが叶って細身になったムーニーの新しい姿のようです。

 

これにはいつも笑顔のエナも、

「ないわ…」

といった表情で、首を横に振り続けます。

 

END

 

「エナ - 誘惑の階段」の考察

 

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…あくまでも個人的な考察なので、

「公式の設定とは、一切無関係」

です。

 

一個人の意見としてお楽しみください。

 

このお話の衝撃的な部分は、何と言っても最後の、

「あなたが私にしたお願いを教えて」

(原語「Would you kindly reveal the wish you made to me?」)

という、エナのセリフですよね。

 

エナがムーニーに言うこのセリフ。

 

本来願いはグレート ルナにしか叶えられないはずなのに、何故かエナは、

「あなたが『私に』したお願いを教えて」

と言います。

 

そしてエナがこう言ったあと、実際にムーニーの願いは叶います。

しかも、グレート ルナの頂上に辿り着いていないにも関わらず。

 

これは、

「グレートルナ=エナ」

 

というか、

「あの不思議な世界の住人すべて=エナ」

だからではないかと、私は思います。

 

こちらの記事(→「エナの考察」  「エナ・断絶パーティーの考察」)にも書きましたが、私はエナがいるあの不思議な世界は、エナの精神世界だと思っているので、

「あの世界の住人はすべてエナの脳内が生み出したもの=あの世界の住人はある意味すべてエナ」

だと思っています。

 

なので、グレート ルナはエナでもあるため、エナがムーニーの願いを叶えられたのではないかと。

 

シェパードからもらったけつ族IDがエナのものではないにも関わらず、マリアが最終的にはエナを通してくれたのも、

「あの世界の住人=エナ」

「シェパード=エナ」

「シェパードでもエナでも同じ」

だからではないかと思います。

 

最後の方で、エナがムーニーに、

「ねぇムーニー。

どうやったらその身体で、こんな遠くまで、この短時間で来ることができるの?」

と聞いて、ムーニーが何も答えなかったシーンがありますが…

これは、ムーニー自身も何故だかわからなかったからではないかと思います。


というのも、ムーニーが突然あそこに出現したのは、エナがそう願ったからではないかと。

 

あの世界の想像主であるエナが、

「もうそろそろ勝負とかいいから、ムーニーに会いたい」

と願ったから、物理的に無理でも実際にそうなったのではないかと。

 

そう考えると、あの世界の住人は、実際にはエナ以外は誰も自分の意志で動いていないのではないかと思います。

 

しかし、最後の方でエナとムーニーが微妙に不穏な空気で、

「ねぇムーニー。

どうやったらその身体で、こんな遠くまで、この短時間で来ることができるの?

「あー、質問が多すぎよエナ」

「もうひとつ聞いてもいーい?」

「どうぞ」

と、なにやらお互い含みのある言い方で笑顔で会話をしているのは、実はお互いにそのこと(エナ以外は誰も自分の意志で動いていないこと)をわかっているからではないかと…

そんな風に考えてしまいました。笑

 

で、最後エナは、もう勝負とかどうでもいいから普通にムーニーの願いを叶えてあげたくて、ムーニーに願いを聞いて叶えてあげたのではないかと。


…しかし、エナはムーニーの願いであるあの新しい細身の姿に素でビックリしていたため、どうやら住人をある程度好き勝手に動かすことはできても、住人の心の中(願い)まではわからないみたいですね。

 

エナ=住人なので本当は心の中もわかるけれど、なんだったら心の中もすべてエナの思い通りに操れるけれど、そこは住人を尊重して、あえてエナ自身がわからないようにストッパーをかけているのかな…と、そんな風に思いました。

 

住人たちの行動も、想像主のエナが実際には好き勝手に動かせるけれど、それだとつまらないから、あえて普段は住人たちの意思で好き勝手に動いていてもらっているのかなと思いました。

 

…んでもって、この回から、前作の2作とは違って、エナの男の声と女の声の法則せいが不規則になりますね!

 

あと、最後にエナの顔が両方とも黄色になりますね!

 

これは、エナが日常生活の中で抱えていた二面せいの症状が「寛解」したというメタファーかなと思っています。

 

二面せいの症状の考察については、こちらの記事(→「エナの考察」)にも詳しく書きましたが…

私は、エナが日常生活の中で、「解離せい同一せい障害(二重人格)」や「双極せい障害(躁鬱)」など何か二面せいを含んだ病気を患っているため、あの世界の中で、女声と男声の両方で喋ったり、身体がツートンカラーになったりと、二面せいのある特徴が出ているのではないかと思っています。

 

この話の冒頭で、エナは異様にマネキン(エナのいる世界の中のいわゆる人間的なもの)を恐れていたため、その症状はもしかしたら何か人にされた嫌なことが原因で発症したのかもしれません。

 

また、ブリックフロッグに、

「あなたの言葉は裏表がないわね」

と言ったり、マリアに、

「あなたたち、み~んな嘘つきよ!」

と言ったり、唐突に住人たちの「嘘」について言及していたため、あるいはその症状は何か人につかれた「嘘」が原因で発症したのかもしれません。

 

…詳しい原因はわかりませんが、ともかく日常生活の中の何かが原因で、あの世界の中で声や見た目に二面せいの特徴が現れているのだと思うのですが、その二面せいの特徴(ポジティブな時は男声、ネガティブな時は女声。ポジティブを現しているのは黄色、ネガティブを現しているのは青色という法則せい)がこのエナシリーズ最後の作品で初めて崩れたため、これは何かエナの日常生活の中で抱えていた二面せいの症状が良くなりつつあるというメタファーなのではと思いました。

 

顔の色が、ポジティブを現していた黄色の方で統一されたので…

恐らくきっと、エナの症状はいい方向に進んでいるのではないかなと思います。

 

もしそうであれば、それはきっとあの精神世界の中でエナの精神が充分に癒されたからではないかと思います。

 

しかし、エナの症状が寛解しいずれ完全に改善してしまうと、エナの心のより所であるあの不思議な世界、いわゆる「精神世界」はもう用済みになってしまい、あの世界に住んでいる不思議な住人たちは精神世界もろとも消えてしまいそうで…

それはちょっと悲しい気がしますね。笑

 

「二面せいの法則」や「精神世界」についての考察は、こちらの記事にも詳しく書いていますので、よろしければこちらも参照してみてください↓

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最後エナとムーニーが再び出会うシーンで、ムーニーの顔の穴にシェパードの杖がぶっ刺さっていたので、どうやらムーニー、シェパードのところまでは自力で行ったみたいですね。

 

エナと同じようにシェパードを怒らせて、顔に杖をぶっ刺されたのですかね?笑

 

原語の英語?がわからないため、あらかじめ付いている日本語翻訳と日本語吹き替え版と自力翻訳で考察するしかなく…なんとも歯痒かったです。汗

 

原語が聞き取れればもっと細かいニュアンスがわかって、より正確に考察できそうなのですがね…。

 

なので、もしかしたらてんで見当違いのことを書いているかもしれませんが…その辺はご容赦ください。笑

 

もしよかったら、私はこう思ったなど皆様の意見をコメントで教えてください^^

 

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ena 解釈 説明