どうも!
今回は、ショートアニメ「ひとりだけの部屋」の、あらすじと感想をご紹介していきたいと思います。
ひとりだけの部屋
時間 9:59
作者 野山映
アニメーション 花蟲
奇妙度 ★★★★☆
恐怖度 ★★☆☆☆
グロ度 ★☆☆☆☆
あらすじ
見覚えのない小さな部屋の中で目を覚ました、鳥頭の少年。
部屋から脱出しようとしますが、どうやっても出ることができません。
部屋を探索するうちに、水や食べ物は確保できることがわかり
しかし、代わり映えのしない毎日の中、次第に少年は孤独を感じていきます。
そこで、ある時少年は、部屋にあるものを組み合わせて、人間の少女の人形を作ります。
出来上がった少女の人形に、少年がキスをすると、その瞬間少年はバラバラに崩れ落ち、
そこから、少年と少女の終わりなき無限ループの世界が始まります
感想
とにかく、花蟲さんの描くアニメーションがとても素敵な作品です。
繊細で美しくて、
部屋の中にある、時計やテレビや風鈴などの小物類も、
絵の素敵さもさることながら、ストーリーにも終始目が離せない面白さがあります!
冒頭の、窓から脱出しようとした少年が、右と左の窓で体が分断されてしまう…あのシーンはなかなかのインパクトでした。
どうやら、空間がループしているようです。
そして、物語もループしています。
無限ループです。
無限ループ特有の、どうやっても抜け出せないという、不気味さや恐怖感ももちろんあるのですが、それとは別に、2人しかいない空間なのに、その2人はどうやっても出会うことができないという悲しい現実に、少し歯がゆさと寂しさも感じます。
永遠に部屋の中だけの無限ループの話かと思いきや、最後は唐突に宇宙船が出てきて、すべては宇宙船の中の出来事だったことがわかります。
このシーンがなかったら、2人の少年少女は、
宇宙船の中で、生命の誕生と消滅を繰り返しながら、どこか安住の星
…あと、見終わってから気付いたのですが、「ひとりだけの部屋」だから、登場人物が「人」と「鳥」なのですね!
([ひと]
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/