いつの時代もいるのですねぇ、腐女子は(しみじみ)
ということで、今回は、
「【250年前のBL】元祖BL本!?江戸時代のBL浮世絵のレベルが高すぎたw」
についてご紹介していきたいと思います!
- BL本は江戸時代からあった!?
- 「見るか徳栄華の一睡 いたづら」とは?絵の解説!
- そもそもこれはBLなのか…?BLなんです!!
- 【1300年前のBL】奈良時代のBL和歌とは!?
- 【90年前のBL】昭和時代のBL小説はいいぞ
BL本は江戸時代からあった!?
BLという概念はいつからあるのだろう…?
いわゆるBL本というものはいつからあるのだろう…?
と思ったヒマな腐女子は、BL本の元祖について調べてみました。
その結果…
なんと、
その江戸時代のBL本がこちら↓
引用元:「見るか徳栄華の一睡 いたづら」
恐らくこれが「日本の元祖のBL本なのでは?」と思います!(遡りスギィ)
この作品は、喜多川 歌麿(きたがわ うたまろ)作の、
という浮世絵になります。
浮世絵は「当時の庶民が楽しんでいた安価な絵」ということなので、今の漫画と同じようなもの…
つまり「本」と言って差し支えないでしょう!(ということにします。笑)
そしてこちらの浮世絵、一見して分からないかもしれませんが…
なんと内容がBLなのです!
それも高度な!!
「いや…これ…BLなの?
どんな状況が描かれてるのか全然わからないよ!?」
という方も多いと思うので、ここからは「見るか徳栄華の一睡 いたづら」の絵の内容を詳しく解説していきたいと思います↓
「見るか徳栄華の一睡 いたづら」とは?絵の解説!
~「見るか徳栄華の一睡 いたづら」の解説~
追い剥ぎ男に出会ってしまった、商人の若夫婦。
追い剥ぎは、「服を 脱げ!」と脅してきます。
仕方なく妻が着物の帯を外し始めると、「男の方だ!」と追い剥ぎは言います。
夫は驚きながらも従わざるを得ず、仕方なく帯を外し始めます。
そんな夫の様子を見て、自身も着物をはだけてふんどし姿になる追い剥ぎ。
…という夢を見る女。
…という女にエサをねだる猫。
いや、高度すぎwww
ハイレベルすぎwww
BLに女が出てくるのがそもそももうハイレベルですからね!
結構熟練した腐女子でなければ、BLに女が出てくるのを受け入れられませんからね。
しかもNTR(寝○られ)!
“女”が“男”にNTRるNTR!!
しかもムリヤリ!!!
しかも…その場で!!??
妻の目の前で!!!?????
これが日本の元祖BL本なのは、本当ハイレベルすぎる。笑
「追い剥ぎ男×夫」
…かな?
フフッ
「いたづら」というタイトルがまたいいですよね。
「いたづら」て…。
なんてひわいなんだ。
そんでもって、
「…という夢を見ている女」
ですからね。
もう何!?
高度すぎる!!
どう見ても腐女子じゃん?
どう見ても俺らじゃん?
これ、夢を見ている女がこの夫の本当の妻だったらさらに拗らせていていいですね!(よくない)
そしてさらに、
「…という女にエサをねだる猫(絶妙に可愛くない)」
ですからね。
もう…
_人人人人人人人人人_
> 混沌の極み!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
いいですねぇ。
浮世絵がこんな面白いものだったなんて知りませんでした。
そもそもこれはBLなのか…?BLなんです!!
BLBLと書きましたが、恐らく当時の人たちはこれをBLとして見てはいなかったと思いますけどね…(見てた同志もいたと思いたいけど)
どちらかというと、
「いやそっちかーいw」
とか、
「なんつー夢見とんねんw」
とかいう、“ギャグ漫画”的なものとして見ていたのではないかと。
なのでこれをBLと言ってしまっていいのかはいささか微妙なところではありますが…
まぁ現代の腐女子(私)がピクッと反応したので、BLと言ってしまっていいでしょう!(断言)
ちなみに喜多川 歌麿の「見るか徳栄華の一睡」という浮世絵はどうやらシリーズらしく、他にもこのシリーズの浮世絵が何枚かあります。
いずれも、「寝ている女または男がいろいろな夢を見ている」といった構図になっています。
しかし、BL要素が入った作品はどうやらこの「いたづら」ひとつだけのようですね。笑
【1300年前のBL】奈良時代のBL和歌とは!?
奈良時代からすでにBLはあった!?BL和歌の真実とは↓
【90年前のBL】昭和時代のBL小説はいいぞ
昭和初期のBL!これはしっかりとしたBL!!↓
イラスト:ぴらむ様