ということで、今回は、
「笑ゥせぇるすまんのハッピーエンド回 第79話『日曜クラブ』のあらすじ・レビュー」
について、ご紹介していきたいと思います!
笑ゥせぇるすまんハピエン一覧
① チ漢さん
② 五月病
③ 愛妻写真
④ カンヅメのペット
⑤ 極楽風呂
⑥ 離婚クラブ
⑦ ガラス越しの愛
⑨ 日曜クラブ ←今ココ
⑪ 点滴症患者
⑫ 谷間の灯
⑬ 永遠のすみか
⑮ 夜行列車
⑯ 主夫道
⑰ 大恋愛(SP)
⑱ ダミイ
『日曜クラブ』はこんなお話
ハピエン度 ★☆☆☆☆
後味のよさ度 ☆☆☆☆☆
怖さ度 ★★☆☆☆
グ口度 ★☆☆☆☆
『日曜クラブ』のあらすじ
※あらすじに、ネタバレを含みます。
月曜日になると出社するのが嫌になる、月曜拒否症候群のサラリーマン、内名木 洋介(53)
そんな内名木に、喪黒福造は『日曜クラブ』というクラブを紹介します。
そのクラブは、時計もカレンダーもなく、毎日が日曜日のままで止まっているという不思議な空間でした。
クラブの中には、世話をしてくれるメンバー共通の奥さんもいて、内名木はすっかりそのクラブを気に入ってしまいます。
「毎日でも行きたいくらいだ」
と言う内名木に、喪黒は、
「日曜クラブは、行きすぎるとリラックス過剰になり社会生活が営めなくなる。
ひと月に1回、それ以上は絶対に行ってはいけない」
と諭します。
ガッカリしつつも納得した内名木でしたが、後日、会社や家がつらくなり、どうしても我慢ができなくなった内名木は日曜クラブに行ってしまいます。
しかし、日曜クラブのドアを開けたところには喪黒がおり、中に入れてもらえません。
「中に入れて欲しい」
と泣いて懇願する内名木に、
「仕方ありませんね。こうなったらあなたを永久会員にして差し上げましょう」
と喪黒は言います。
後日、日曜クラブの中には、日曜日を楽しみつつも廃人のようになった内名木の姿がありました。
また、日曜クラブの他の部屋からも、内名木と同じように廃人のようになった人たちの声がいくつも響いてきていました。
『日曜クラブ』のレビュー
個人的に、この話はハッピーエンドだとは思っていないのですが…
あまりにも、
「これはハッピーエンドだ!」
という声が多かったので、一応ハッピーエンドに含んでみました。笑
まぁ、本人は、嫌な会社からも家からも解放されて、永遠に日曜日を楽しみ続けてられているので、ある意味ハッピーエンドなのかもしれませんが…
いかんせん廃人になってしまっていますからねぇ。
う~ん、幸せなのだろうか。笑
でも、廃人みたいになっても、クラブ共通の奥さんに世話はしてもらえているので…なんというか普通に過ごしやすそうなのですよね。
なんだか、ちょっと早い老人ホームみたいです。
…そういえば、喪黒さんが内名木さんを初めて日曜クラブに連れて行った時に、
「今回は初めてなので無料ですよ」
と言っていましたが、永久会員となった今、会費とかはどうなっているのですかね?
月1なら会費がかかるけど、永久会員なら会費はかからないのかな?
だとしたら、本当になんだかいい感じですけどね。笑
この話は、
「会社に行くのがツライ」
「働きたくない」
という人には、やはりすごく魅力的に見えるみたいですね。
だからこそ、「ハッピーエンドだ!」という人が多いのでしょう。
ちなみに、この話を観て、
「実際にずっと日曜日になったら病んでしまうと思う。やっぱり働いてこその休みだ!」
と言う人もいますが、こう言える人はよっぽど恵まれている人なのだろうなぁと思ってしまいます。
精神的にも現状的にも。
資本主義社会に適応しているというだけでも、現代の日本では勝ち組ですよね。
ちなみに、私は前者。
働くの大嫌い。笑
でも、やっぱり廃人になるのは嫌だから、イマイチこの話はハッピーエンドには見えないのですよね。
資本主義社会に適応しない人間は、嫌々働くか廃人になるかの二択しかないんかいっ!
そんなバカなっ!
…なんて思ってしまいます。
早く働きたい人だけ働ける世の中になればいいのになぁ。
ベーシックインカムはよ!
…と、内なる願望はこれくらいにして、笑
最後に、この話の好きなところをひとつご紹介します。
内名木さんが、どうしても我慢できずに日曜クラブに再度行ってしまうシーン。
「ただいま~」とドアを開けた瞬間に、ピタッとBGMが止まるところ。
このシーン、本当に急にBGMが止まるのでゾクッときて好きです!
笑ゥせぇるすまんの、こういう大胆な演出が溜まりません。
【笑ゥせぇるすまん】
笑うセールスマン わらうせえるすまん もぐろふくぞう 感想