引用元：笑ゥせぇるすまん『ハウスレディ』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第73話『ハウスレディ』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います！
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ？」
と気になる方はぜひご覧ください。
あらすじ・レビューにネタバレを含みます。
セリフは省略しているため一語一句同じではありません。
ご了承ください。
『ハウスレディ』はこんなお話
バドエン度 ★★☆☆☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『ハウスレディ』のあらすじ
片付けが苦手な、ファッションデザイナーの我間 真知子(わがま まちこ)29歳。
我間は片付けが苦手で自宅マンションが汚部屋になっており、恋人を部屋にあげることもできなかった。
そんな我間はある日喪黒福造と出会う。
「セールスマンです」と言って勝手に部屋に上がり込んできた喪黒は、
「キャリアーウーマンはお部屋を片付ける暇もないんですね、でもこれじゃいくらなんでも…」
と我間の汚すぎる部屋に苦言を呈すが、そんな喪黒に、
「うるさーい！」
と我間は怒鳴り、部屋から追い出す。
我間も部屋をなんとかしなければと思ってはいたものの、どうすればいいのかわからずに悩んでいたのだった。
そんなある日、我間の留守中に恋人が勝手に部屋に入ってしまうという事件が起きる。
仕事から帰って来て玄関を開けた我間は、部屋の中に恋人がいることに驚く。
『汚い部屋を見られた！？今までひた隠しにしてきたのに…！』
と慌てる我間だったが、予想に反して恋人はにこやかに我間を出迎え、そして、
「真知子さんがこんなに室内を綺麗にコーディネートしてるなんて驚いたよ」
と言う。
「え！？」
と驚く我間が部屋の中を見回すと、部屋は何故か綺麗に片付いており品よくコーディネートまでされていた。
何がなんだか分からず困惑する我間だったが、そんな我間に、
「僕はパパにいつも言われてるんだ、人にお金を貸す時はその人のウチのトイレを見ておけってね、滅多に人に見せないトイレを見れば人柄が分かるって」
と恋人は笑顔で話し、
「合格だよ、君が会社を辞めてデザイナーとして独立するならいくらでも資金援助しよう」
と、前々から相談していた我間の独立についていい返事をくれる。
しかも続けて恋人は、
「今度僕のウチに来てくれるね？パパやママに紹介するよ」
と、我間との結婚についても話を進めてくれる。
恋人が帰ったあと、何が起きているのかは分からないけれど全て良い方向に話が進んでいることに我間が喜んでいると、そんな我間の前に、
「キャサリン・ベーカーです、喪黒さんにこちらに伺うように言われたハウスレディです」
と、綺麗な外国人の女せいが現れる。
「喪黒さんに？…じゃあここを片付けてくれたのはあなた？」
と部屋を見回しながら聞く我間に、
「はい、お留守の間に」
とキャサリンは答える。
キャサリンのお陰で難を逃れて何もかもうまくいった我間は、
「そうだったの！あなたのお陰で何もかも大成功よ！」
と、歓喜しながらキャサリンに抱きつく。
後日、再び喪黒に会った我間は、
「喪黒さん、本当にありがとうございました！」
と、喪黒にキャサリンを派遣してくれたことについてお礼を言い、
「キャサリンがウチに来てからいいことばかりで、私の独立も決まったし、失くして困っていたモノは探し出してくれるし、食事も美味しくてヘルシーだし、コーディネートのアドバイスやデザインのアシスタントもしてくれるんです！本当、まるで幸福の女神が訪れたようだわ！」
と、キャサリンが来てからいいことづくしだと嬉しそうに話す。
そんな我間に、
「よかったですな、その幸せを逃さないよう彼女を大切にしてあげてくださいねぇ」
と喪黒は忠告をする。
喪黒の忠告に、
「はい！」
と、我間は力強く答える。
数日後、我間は恋人を部屋に招き独立と結婚の目処が立ったことを2人で喜び合い祝杯を上げていた。
そのままいい雰囲気になる2人だったが、そんな中キャサリンが買物袋を下げて帰って来る。
「oh！すみません」
といい雰囲気になっていた2人に驚くキャサリンに、
「あ！…今お客さんが来てるの」
と我間も焦り、
「こちらハウス…ああいえお友達のキャサリン！」
と、慌ててキャサリンのことを友達だと恋人に紹介する。
「よろしく」
とにこやかに挨拶をするキャサリンに、キャサリンが部屋に入ってきてからずっとぼうっとキャサリンの美貌に見蕩れていた恋人は、
「綺麗な人だねぇ…」
と、顔を赤らめながら言う。
そんな恋人に、
「そ、そうね…」
と、我間はどこか複雑そうな顔で答える。
結局そのまま恋人は、
「あぁじゃあ僕もう帰るから、ゆっくりしていきなよキャサリン」
とキャサリンに声掛け、早々に帰って行く。
我間はそんな恋人の背中を眉を顰めながら見つめる。
恋人が帰ったあと我間は、
「だーかーらー、もう私ひとりでやっていけるって言ってるの！あなたが何でもやってくれたら私は何もできない女になっちゃうもの！会社も辞めたしそろそろ花嫁修業もしなくちゃいけないしね！」
と、キャサリンに向かって声を荒げていた。
我間は恋人がキャサリンに惚れてしまったのではないかという疑念と、このままキャサリンが家にいたら自分は何もできなくなってしまうという不安からキャサリンを家から追い出すことに決めたのだった。
突然ハウスレディの解約を言い渡されたキャサリンは、
「で、でも…」
と困惑しつつも、最終的には、
「oh、そうですね…」
と苦笑いで我間の言葉を受け入れ、家から出て行くことを了承する。
キャサリンが出て行ってから数日後、我間は「大事な話がある」と恋人から川沿いに呼び出される。
てっきりプロポーズかと思いきや、我間の予想に反して恋人の話は、
「3年間海外出張に行かなければならなくなった、それから君の独立に資金援助する話も、パパがダメだって…すまない」
という、我間にとって最悪な話だった。
「な、なんですって…！そんな…だって私あなたが合格だって言うから！」
と、今更そんなことを言われても困ると我間が恋人に詰め寄ると、
「…トイレを掃除したのはキャサリンだね、マンションでご馳走してもらった料理を作ったのも、部屋の装飾をしたのも、君じゃない、そうだね？」
と、恋人は悲しそうな顔で我間に聞く。
『まさかバレていたなんて！』と青ざめた我間は、
「わ、私…」
と狼狽えるが、
「さよなら」
と、恋人はそのまま去って行ってしまう。
ひとり川沿いに残された我間は絶望したようにその場で涙を流す。
するとそんな我間の前に、
「愚かなことしましたねぇ、つまらぬ嫉妬で女神を追い出したりするから幸運が逃げてしまったのです」
と、喪黒が現れる。
「あぁ、喪黒さん！」
と驚く我間に、
「もう手遅れです、キャサリンは祖国で結婚すると言っていました」
と、喪黒は続ける。
「あぁ…私は…どうすれば…？」
と、恋人もキャサリンもいなくなってこれからどうしたらいいのかと泣きながら喪黒に縋る我間に、
「自分でなんとかするのです」
と喪黒は言い、
「何もかも自分でやるのです、自分で、自分で、自分で、ドーン！」
と、指を差す。
後日、我間の部屋に別れた恋人が訪ねてくる。
別れて元恋人になった男せいは、
「真知子さん、先日はすまなかった…僕はニューヨークで結婚することにしたんだ、素晴らしい女せいを紹介してくれてありがとう」
と、我間に結婚の報告をする。
そんな元恋人の隣にはキャサリンがいた。
「キャサリンと知り合ってから僕はツキまくっててね！彼女はまさに幸運の女神だ」
と嬉しそうに話す元恋人の隣でキャサリンは、
「真知子さん…ごめんなさい…」
と、申し訳なさそうな顔をしていた。
しかしそんな2人の結婚報告などどうでもいいように、
「…キャサリーン！」
と、キャサリンに向かってべそをかくように叫んだ我間は、
「戻って来てぇ！お願いよぉ！」
と玄関先でキャサリンに抱きつき、
「掃除してぇ！料理作ってぇ！トイレ綺麗にしてぇ！キャサリーン！」
と、キャサリンに泣きつく。
驚く2人が我間越しに薄暗い部屋の中を見ると、そこは前にも増して汚くゴミ屋敷のようになっていた。
そんな我間たちのいるマンションの前に立っていた喪黒は、
「なんでも人任せにするのは最近の風潮なんでしょうが、このままでは自分の大切な生き方までも人任せの世の中になっちゃいますよ、まそれもいっか、オーホホホホホ」
と、ひとりごちながら去って行くのだった。
『ハウスレディ』のレビュー
我間さん可哀想ですね、恋人に振られただけではなく独立の話もなしになって、しかも後日元恋人から結婚の報告までされてさらにそのお相手がキャサリンだなんて、気の毒すぎます…。
心変わりは仕方ないとはいえ早々にキャサリンに乗り換えた恋人と、我間さんの恋人だと知っていながら取ったような形になったキャサリンには怒りを感じてしまいました。
しかし最後に我間さんがキャサリンの方に泣きついたのには笑いました。
「あ、元恋人じゃなくてそっちにいくんだ」って。
我間さんにとっては元恋人よりもキャサリンの方が必要で戻って来て欲しかったのですね。
まぁ幸運の女神ですしね、わからなくもないですが。
というか我間さん、喪黒さんに「何もかも自分でやるのです」とドーン！されていましたが、結局何も出来なかったのですね…。
これでは恋人と結婚していても早々にボロが出ていた気がするので、ある意味結婚前に振られて良かった…のでしょうか？
それにしても、いきなり部屋に現れた喪黒さんのことを、
「グズグズ言わずに早く出てってよー！」
と玄関まで引き摺っていき、部屋の外へと放り投げた我間さんは意外と力持ちですね。笑
襟首を掴まれながら無抵抗にズリズリと引き摺られていく喪黒さんが可愛かったです。
引用元：笑ゥせぇるすまん『ハウスレディ』
そのあと「うるさーい！」と我間さんに投げ飛ばされて真横に吹っ飛んでいき、柱に頭をぶつけて「あ"あ"」とうめいて首をカタカタと左右に揺らしていた喪黒さん。
第95話『谷間の灯』の7：09〜7：10でもやっていましたが(この時は自発的に)、この喪黒さんのバグったみたいな首をカタカタと左右に揺らす動き好きなのですよね、なんだかおもちゃみたいで可愛いです。 笑
引用元：笑ゥせぇるすまん『ハウスレディ』
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