引用元:笑ゥせぇるすまん『湯けむり哀歌』
「第49話『湯けむり哀歌(SP)』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
あらすじ・レビューにネタバレを含みます。
セリフは省略しているため一語一句同じではありません。
ご了承ください。
『湯けむり哀歌』はこんなお話
ハピエン度 ☆☆☆☆☆
後味の良さ度 ★★★☆☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『湯けむり哀歌』のあらすじ
高校時代の同窓会の幹事を任された、サラリーマンの落窪 礼(46)
落窪は同窓会の会場に温泉旅館を選び、同窓会当日大人数の同級生たちを束ねながら忙しく旅館内を動き回っていた。
夜になってようやく同窓会もお開きになりやっと暇ができた落窪は、
「やれやれ…」
と、ひとり疲れを癒やしに温泉へと向かう。
するとそこで喪黒福造と出会う。
温泉のあと落窪は喪黒と共に旅館内のバーへ行き、そこで喪黒から、
「わたくしセールスマンをやっております」
と、名刺を渡される。
名刺を見た落窪は、
「ココロのスキマお埋めします?ハハッこりゃあいい!僕のココロは隙間風がピューピュー吹いているからひとつ埋めてもらいましょうか!
なにしろ冴えない・モテない・出世しないと三拍子揃ってるんですからねぇ!本当僕なんてクラス回の幹事でもやらないと偉くなった同級生たちと付き合えなくなくなっちまって…」
と、明るく笑い飛ばしながらも自分の不出来をぼやく。
するとそこへ温泉旅館の客の美女2人がバーへと入ってくる。
落窪が美女2人にぽぉっとみとれる見惚れていると、
「思い切って声をかけたらどうです?今までとは違った人生が開けるかもしれませんよ。
いつも落ちこぼれのあなたが人も羨む美女をものにするのです。同窓のみなさんもきっと見直しますよぉ」
と、喪黒は落窪へささやく。
しかし落窪は、
「いやぁ、こんな落ちこぼれ相手にするわけないでしょ…」
と、力なく笑って美女たちに声をかけようとはしない。
すると喪黒はそんな落窪へ酒を無理矢理グイグイと飲ませ、
「酔いに任せりゃ怖いものなんてありません!思い切ってアタックしてごらんなさい!ドーン!」
と指を差す。
指を差された落窪はそのまま気を失う。
目が冷めた落窪は、いまだに酔いに顔を赤らめながらも急に人が変わったかのように美女2人に強気にアタックをし始める。
そんな落窪のアタックに美女2人もその気になり、落窪を混浴へと誘う。
落窪はうまくいったことに喜び、意気揚々と混浴へと向かう美女たちに着いて行く。
しかし美女たちに着いていった先は温泉ではなく池で、落窪はそのまま美女たちに騙されて池へと落とされる。
池の冷たさに一気に酔いが覚めて飛び上がる落窪。
そんな落窪を見て美女たちはケラケラと笑う。
落窪は完全に美女2人にからかわれていたのだった。
そんな中、
「なんの騒ぎだ!?」
と同級生たちも窓を開け、落窪が池に落ちてジタバタしている姿を目撃してゲラゲラと笑う。
みんなに笑われ、落窪はすっかり意気消沈してしまう。
翌日、喪黒に再び会った落窪は、
「なんですかあなた調子のいいこと言って!お陰でココロのスキマがますます広がったじゃないですか!僕は悔しくて悔しくて…」
と、八つ当たりをするように喪黒に文句を言う。
すると喪黒は、
「申し訳ありません。彼女たちには私からしっかり天誅を加えておきますので」
と言う。
喪黒の物騒な言葉に、
「え!?そんな手荒な…」
と、落窪がギョッとした顔をすると、
「ホホホホ、落窪さんは優しい人ですね。悪いようには致しませんからどうぞ私にお任せください」
と喪黒は言って去って行く。
その日の夜、落窪の泊まっている部屋に1本の電話がかかってくる。
電話の相手は美女で、
「喪黒さんに言われて…反省してます。申し訳ありませんでした。
私たちもう一度お会いしてちゃんとお詫びがしたいんです。だから、私たちの部屋に来ていただけません?」
と、美女は昨日とは打って変わって殊勝な態度でそう話す。
落窪は驚きつつも喜び、いそいそと美女たちの部屋へと向かう。
するとその途中で喪黒と会う。
喪黒に会った落窪は、
「あなたのお陰で謝罪をもらい部屋にも誘われました!本当にありがとうございました!」
と、嬉しそうに報告する。
すると喪黒は、
「では景気付けに一杯どうぞ」
と、またも落窪にグイグイと酒を飲ませる。
酒ですっかり酔っ払った落窪はフラフラになりながらも美女たちの部屋へ行き、そこでめくるめく幸せな一夜を過ごす。
翌朝。
落窪の同級生たちは、外で寝ている落窪を発見する。
落窪は大きな招き猫を2つ抱きかかえながら、/\ダカで幸せそうに寝ていた。
そんな落窪を見た同級生たちは、
「どうしようもない男だなぁ…」
と呆れつつも、
「しかし考えようでは、羨ましいやつだよなぁ」
「確かにそうかもしれんなぁ」
「落ちこぼれも悪くないねぇ」
「俺たちの中で一番の幸せ者かもしれん」
と、口々に「ある意味羨ましい」と落窪を称賛するのだった。
『湯けむり哀歌』のレビュー
今までの総集編もかねたような回ですね。
これまで喪黒さんに酷い目にあわされた客たちが同級生として何人か出てきます。
客のその後がわかって楽しいです。
みんな喪黒さんに酷い目に合わされた割には普通に元気にしていてホッとします。笑
そしてこの回の客の落窪さんですが、最後の美女たちとのめくるめく一夜は恐らく幻だったのでしょうが、正直そこまで酷い目に合ってもいないのでこのお話は後味もそんなに悪くないですね。
自分のことをやけに卑下している落窪さんですが、「美女たちに天誅を加える」と言った喪黒さんに「そんな手荒な…」と返したり、同級生たちから呆れられつつも慕われていたりと普通にいい人そうなので、そんないい人そうな落窪さんが酷い目に合わずに終わってホッとします。
…あと、美女のユウコとアツコが普通に可愛いです!48話『雪山惨歌』にもでてきた2人ですね。
何だろう、2人でキャッキャしているのとっても可愛い。笑
ユウコとアツコはあんまり可愛いので、こちら↓の『笑ゥせぇるすまんの美女ランキング』にも入れてしまいました。
何位か気になる方はぜひご確認ください♡
笑うセールスマン わらうせえるすまん もぐろふくぞう 感想