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笑ゥせぇるすまんハッピーエンド⑱『ダミイ』あらすじ・レビュー

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引用元:笑ゥせぇるすまん『ダミイ』


珍しい『笑ゥせぇるすまん』のハピエン回まとめ、パート18!

 

ということで今回は、

「笑ゥせぇるすまんのハッピーエンド回 第119話『ダミイ』のあらすじ・レビュー」

についてご紹介していきたいと思います!

 

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あらすじ・レビューにネタバレを含みます。

 

セリフは省略しているため一語一句同じではありません。

 

ご了承ください。 

 

 

笑ゥせぇるすまんハピエン一覧

 

 

『ダミイ』はこんなお話

 

ハピエン度  ★★☆☆☆

後味のよさ度 ★★☆☆☆

怖さ度    ☆☆☆☆☆

グ口度    ★☆☆☆☆

 

『ダミイ』のあらすじ

 

気が弱くガールフレンドに頭が上がらない、デザイナーの矢和井 一夫(31)

 

矢和井はガールフレンドのキミコと仲良くしていたのだが、気が弱いためいつもキミコの言いなりのようになっていた。

 

しかし、

『美人なキミコさんが冴えない僕なんかと一緒にいてくれるだけで夢を見ているみたいなのだから…』

と、矢和井はそんな状況に若干の不満を感じつつもその気持ちを押しころしていた。

 

そんなある日、キミコは矢和井を連れてクラブへと行く。

 

入ったことのない派手な空間に矢和井がたじろぐ中、キミコはクラブの中にいた知り合いの男せいたちに「ハァイ!」と挨拶をしてそのまま男せいたちと仲良く話始める。

 

どうやらキミコはこの男せいたちと待ち合わせをしていたようだった。

 

他の男せいたちと仲良くしているキミコを見ているのが辛くなった矢和井は、

「あ、あの、僕お先に…」

と、途中でキミコに断り逃げるようにクラブを出て行く。

 

クラブを出た矢和井は、

『どうしてキミコさんはわざわざ男せいたちとの待ち合わせに僕を連れて行ったんだろう?』

と悩み、惨めな気持ちになっていた。

 

そんな矢和井は、ある日バーで喪黒福造と出会う。

 

キミコの行動に悩む矢和井に、

「そりゃ女のさがですよ、あなたを連れ歩いて素敵な彼氏がいっぱいいることを見せびらかす、それが気持ちいいのでしょう」

と、喪黒は言う。

 

「あんなにモテモテなんだから僕なんか誘わなくてもいいのに…」

と不満気にする矢和井に、

「彼女は自分に憧れるファンをひとりでも多く置いておきたいのですよ」

と、喪黒は続ける。

 

キミコの思惑を知った矢和井は、

「あぁ〜どうしよう、このまま生ごろしの状態が続いたらどうにかなりそうだ!」

と、苦しそうに頭を抱える。

 

そんな矢和井に、

「わかりました、私が何とかして差し上げましょう」

と喪黒は言い、

「彼女がやったことを今度はあなたがやるのです、彼女にあなたのモテモテ振りを見せびらかしてやりなさい、そうすれば彼女は逆にモーレツに嫉妬してあなたに迫るはずです」

と、矢和井にアドバイスをする。

 

そして、

「私が最高のダミイを用意しましょう」

と、喪黒は矢和井に約束する。

 

数日後、再びキミコにクラブへと来るように言いつけられた矢和井は、喪黒が用意してくれたダミイのガールフレンドと一緒にクラブへと行く。

 

喪黒が用意してくれたダミイのガールフレンドは、ジニー・コーリンという美人な外国人の女せいだった。

 

クラブで待っていたキミコは、冴えないと嘗めていた矢和井が美人な外国人の女せいと共に現れたことに驚く。

 

しかも矢和井とジニーは、ベタベタとくっつき合ったり肩を抱き合ったりととても仲が良さそうにしている。

 

そんな2人の様子を見せられたキミコはだんだんと不機嫌になっていく。

 

一通りダミイのガールフレンドと仲が良いことをキミコにアピールできた矢和井は、

「それじゃあ、お先に失礼」

と笑顔で言い、颯爽とジニーを連れてクラブを出て行く。

 

クラブを出た矢和井は、

「今夜はどうもありがとう」

とジニーにお礼を言い、

「どうですか?お礼にどこかで1杯…」

と、おずおずとジニーを誘う。

 

しかしそんな矢和井に、

「ノーセンキュー、私の仕事これで終わりました、あとは彼女とうまくやってください」

とジニーは言い、矢和井の頬に別れの口づけをして、

「Good Night〜」

と、爽やかに去っていく。

 

そんなジニーに、矢和井は真っ赤になって立ち竦む。

 

後日、再び喪黒に会った矢和井は、

「いや〜効果てきめんですよぉ、彼女が僕を見直しましたね、今度は僕と2人っ切りでデートしたいって言ってきました!」

と、キミコに嫉妬させる作せんは大成功だったと嬉々として喪黒に報告する。

 

しかしキミコとうまくいった矢和井だったが、矢和井はダミイのガールフレンドのジニーのことが気になって仕方がなくなっていた。

 

そこで、

「喪黒さん…もう一度、もう一度だけジニーちゃんに会わせてもらえませんか?今ジニーちゃんがいなくなったら僕ひとりでうまくやれるかどうか…だからせめてもう一回だけでも!」

と、矢和井はそれっぽい言い訳をしながらジニーにもう一度会いたいと喪黒に頼み込む。

 

すると喪黒は、

「ではもう一度だけ会わせてあげましょう」

と言うが、

「その代わりどんなことになっても知りませんからねぇ、ドーン!」

と、矢和井に指を差す。

 

数日後、矢和井とすっかり連絡が取れなくなったキミコは矢和井が住むマンションを訪れていた。

 

『自分をあんなにも嫉妬させて、しかも2人切りでデートをする約束までしたのに自分をほったらかすなんて…!』

と怒りに震えながら矢和井の部屋の前まで来たキミコは、部屋の中からかすかに聞こえてくる、

「ジ、ジニー、愛してる…」

という矢和井の切羽詰まったような声に、

『あの女を連れ込んでるの!?』

と、いよいよ怒りを爆発させる。

 

「矢和井ちゃんっ!」

と怒鳴りながら部屋へ乗り込むキミコだったが、キミコは部屋の中の異様な光景にすぐにビクリと足を止める。

 

真っ暗な部屋の中には蝋燭や鞭がたくさんあり、部屋の真ん中には三角木馬が置かれていた。

 

矢和井はその三角木馬に跨り、ボンテージを着たジニーに鞭で打たれていた。

 

「女王様とお呼びっ!」

と言われながらジニーに鞭で打たれる矢和井は、

「女王様〜っ!」

と、満面の笑みを浮かべていたのだった。

 

『ダミイ』のレビュー

 

オチがなかなか衝撃的な話ですね。笑

 

せっかくキミコさんを自分だけのものにできそうだったのに、ジニーさんに心惹かれて全てをふいにしてしまった矢和井さん。

 

しかし最後ジニー女王様にシゴかれている矢和井さんの顔がとんでもなく嬉しそうなので、これはこれである意味ハッピーエンドなのかな?とも思います。

 

矢和井さん、完全にその道に目覚めてしまっていますもんね。笑

 

元々勝ち気なせい格のキミコさんに不満を抱きつつも従順に従っていたので、もしかしたら最初から矢和井さんにはそっちの才能があったのかもしれませんね。

 

笑ゥせぇるすまんの場合こういった綺麗な女せいに溺れる系の男せいの話は、だいたい最後に他の男せいが出てきて酷い目にあわされたり、女の人に何か問題があって破滅させられたりと基本報われないことが多いですが、この話はまぁある意味報われて良かったです。

 

あとこの話は、冒頭の方の喪黒さんのコースターを使った説明がちょっとお洒落な演出だなと思いました。

 

男女の絵が描かれているバーのコースターを手に取って、その前にグラスを掲げながら、

「男と女の力関係は相対的なものです、一方が出れば一方が下がる、一方が下がれば一方が出る、あなた方の場合あなたがどんどん下がるから彼女がどんどん我が儘を出してきているのですよ」

と、グラスの弯曲を利用してうまいことコースターの男女の絵を大きくしたり小さくしたりしながら説明する喪黒さん。

 

この見せ方はなかなか凝ってるなと思いました。

 

引用元:笑ゥせぇるすまん『ダミイ』

 

【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー

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