今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第117話『大恋愛(SP)』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
あらすじ・レビューにネタバレを含みます。
セリフは省略しているため一語一句同じではありません。
ご了承ください。
『大恋愛』はこんなお話
バドエン度 ★☆☆☆☆☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『大恋愛』のあらすじ
恋愛に興味を持っている、高校生の茂手内 蛾次郎(17)
しかし茂手内は冴えない男子だったため、恋愛に興味があるもののまったくモテなかった。
そんな冴えない茂手内のことを、同級生たちは毎日のように面白半分にからかってきた。
同級生たちにからかわれて惨めな学校生活を送る茂手内だったが、茂手内は大好きな『松本スズ子』という美少女タレントの存在を心の支えに日々同級生たちのからかいに耐えていた。
そんなある日、茂手内は校内一の美少年の源 光から、
「あさって僕の誕生日なんでパーティーを開くんだ、君も来てくれるよね?」
と誘われる。
全く交流がない源から誕生日パーティーに誘われた茂手内は、
「え!?僕がぁ!?」
と驚きつつも、
「あ、うん、喜んで…」
と、おずおずと返事をする。
そんな茂手内に、
「あぁそれとひとつ条件があるんだ、女の子をひとり必ず同伴してくること、いいね?なるべく可愛い子連れてきてくれよ」
と源は続ける。
源は同級生たちと共謀して茂手内をからかうために、わざと誘える女の子などいない茂手内に声をかけたのだった。
源の思惑通り誘える女の子などいない茂手内は、源の言葉に、
「え…!?」
と焦るが、今更断ることもできずに途方に暮れる。
その日の夕方、とぼとぼと学校から帰る茂手内は帰り道で『変奇堂』という骨董屋を見つける。
興味を惹かれた茂手内が店内に入ってみると、店内には『キューピッドの弓矢とハートの首飾り』という不思議な道具が売られていた。
骨董屋の店主は、
「恋している相手の写真の胸をこの矢で射抜き、このハートの首飾りを自分と相手に片方ずつかけるとたちどころにその恋が叶うという代物なんじゃ」
と、その道具について説明する。
怪しいと思いつつも気になった茂手内が、
「あ、あのこれいくらですか?」
と聞くと、
「10万円じゃ」
と店主は答える。
「じゅ、10万円!?」
と驚いた茂手内は、とても買えないと肩を落として店を出て行く。
変奇堂を出たあと、落ち込んだ茂手内が海沿いでひとり座り込んでいると、
「もてないさん、どうも!」
と、茂手内は喪黒福造に声をかけられる。
「僕は『もてない』じゃなくて『もてうち』だ!」
と名前を間違われた茂手内が憤慨しながら立ち上がると、
「実は、これをあなたにプレゼントしようと思いまして」
と、喪黒は変奇堂に売っていた『キューピッドの弓矢とハートの首飾り』を茂手内に渡す。
「こ、これは!?…こんな高いものを、本当に?」
と茂手内は驚きつつも、
「ど、どうもありがとうございますっ!」
と喪黒にお礼を言い、ありがたく『キューピッドの弓矢とハートの首飾り』を受け取る。
『キューピッドの弓矢とハートの首飾り』をもらった茂手内は、早速部屋に貼っていた松本スズ子のポスターの胸元をキューピッドの矢で射抜き、ハートの首飾りの片方を自分の首に下げる。
翌日、
『あとはもう片方の首飾りをスズ子ちゃんの首に下げられればいいんだけど…』
と思いながら街を歩く茂手内の目の前へ、ちょうど謀ったようにドッキリ番組のロケ中だったスズ子が現れる。
『突然松本スズ子が話しかけてきたら街の男の子の反応は!?』というドッキリのターゲットにされた茂手内は、
「あなた…スズ子のこと好き?」
と、当然スズ子に声をかけられる。
ドッキリとは知らない茂手内は、
『…やっぱり、キューピッドの矢が効いたんだ!』
と本物の松本スズ子がタイミングよく現れたことに舞い上がり、うまいことスズ子に首飾りを渡して首から下げさせることに成功する。
首飾りをかけたスズ子は首飾りの効果が発動したのか、
「…どうしたのかしら?スズ子、君のことものすごく好きになってきたみたい」
と、顔を赤らめて熱っぽく茂手内を見つめる。
そんなスズ子に「はぁ〜…」と茂手内はメロメロになり、
「そ、そうだスズ子さん、あ、明日僕と一緒に友達のパーティーに行ってもらえませんか?」
と、思い切ってスズ子に頼んでみる。
「ええいいわ!君の行くところだったらスズ子どこへだって行くわ!その代わりいつまでもスズ子のこと愛してね」
と言うスズ子に、茂手内が、
「も、もちろんだとも」
と目をハートにしながら返すと、突然、
「は〜いそこまで〜!や〜い引っかかった!引っかかった!」
と、番組のスタッフが割り込んで来る。
『ドッキリ番組だったのか!?』
と驚く茂手内が、
「スズ子さん…今のは全部嘘!?」
とスズ子に戸惑いながら聞くと、スタッフに車に乗せられたスズ子は、
「嘘なんかじゃないわ!私を信じてぇ!」
と、言いながら走り去って行く。
「スズ子さん…」
と呟きながら、茂手内は走り去る車を見つめる。
その日の夜、茂手内は再び会った喪黒にドッキリに合ったことを伝え、
「…でもいいんです、スズ子ちゃんに会えて偽りとはいえ愛の告白を聞かせてもらったんですから」
としんみりと話す。
「番組はイタズラでも彼女はマジだったかもしれませんよ?」
と言う喪黒に、
「でもどうせ僕なんかじゃスズ子ちゃんと釣り合いとれませんから…ちょっとでも素敵な夢を見させてもらって感謝しています」
と、茂手内は苦笑いをする。
そんな茂手内に、
「これは夢ではありません、現実です、現実から逃げちゃいけませんよぉ」
と喪黒は言い、
「恋に上下の隔てはありません、あなたは彼女の愛に応えるべきです、ドーン!」
と指を差す。
翌日、源の自宅では源の誕生日パーティーが盛大に開かれていた。
しかしそのパーティーに茂手内の姿はなく、
「茂手内のやつやっぱり来なかったな」
「駆けずり回っても結局女の子が見つからなかったんだろ」
と、源と同級生たちは茂手内を噂して笑っていた。
そんな中、パーティー会場に、
「遅くなってごめん」
と、茂手内がスズ子を連れて現れる。
大人気美少女タレントの松本スズ子と一緒に現れた茂手内に、
「松本スズ子ちゃん!?」
「信じられない!」
と会場にいた同級生たちはみんな一斉に目を丸くする。
さらにスズ子が、
「信じようと信じまいと、私たち愛し合った仲なんですもの…」
と言いながら頬を染めて茂手内に惚れ込んでいる様を見せつけてくるため、周囲はさらに驚愕する。
寄り添う2人に周囲が圧倒される中、会場にスズ子のマネージャーが焦った様子で現れる。
「スズ子ちゃん!ダメだよ!午後からスターテレビの予定でしょ!」
と、スズ子を仕事に連れて行こうとするマネージャーだったが、
「私もうタレントはやめたの!私本当の愛を選んだのよ」
とスズ子はスンッと返し、もうタレントはやめたと宣言する。
スズ子の言葉に、
「うわあぁぁぁ!スズ子ちゃん!戻ってくださいよぉ!」
と膝ついて嘆くマネージャーに、
『…これで本当によかったのか?』
と、茂手内は居た堪れなくなる。
そして、『…やっぱりいいわけない!』と思った茂手内は、
「スズ子さん、せっかくだけど君のその美貌と才能はファンみんなのものなんだ、僕ひとりで独占することはできないよ、僕は君を愛していればこそ別れなければならないんだよっ!」
と、思い切ってスズ子に別れを告げる。
茂手内の言葉を聞いたスズ子は驚いて泣きながら「別れたくない!」と返すが、茂手内の真剣さに胸を打たれて最終的には、
「蛾次郎…、さよなら蛾次郎…私の青春…」
と、涙ながらに茂手内の別れを受け入れる。
そんな2人の劇的なやり取りを見せられた周囲の同級生の女の子たちは、
「素敵…」
「かっこいい…」
「蛾次郎様…!」
と茂手内を熱っぽく見つめ、ワーッと茂手内を取り囲む。
大勢の女の子たちに取り囲まれてチヤホヤとされる茂手内は、困ったように照れ笑いを浮かべるのだった。
『大恋愛』のレビュー
この話は『絶対バッドエンドになるだろうな』と思いながら見ていましたが、まさかのハッピーエンドでした。笑
しかも、「あなたは彼女の愛に応えるべきです」という喪黒さんの忠告を破ったにも関わらずハッピーエンドになるという結構レアなパターンですね。
喪黒さんの忠告を破ってでも、自分の欲望を抑えてでも、スズ子さんとスズ子さんのファンのことを考えて身を引いた茂手内くんは普通にかっこいいですね。
そんな茂手内くんが最後ひどい目に合う終わり方ではなくてホッとしました。
いつもからかってくる同級生たちの鼻を明かすスカッと感もありますし、この話は非常に後味がいい話でしたね。
あ、あと途中に『変奇堂』という骨董屋が出てきましたが、この骨董屋は第86話『妖しいアンティークMIRROR』にも出てきた骨董屋でしたね。
今まで喪黒さんが客に渡してきたグッズが置いてあったり、喪黒さんの顔が入ったグッズが置いてあったりと、なかなか見ていて楽しい骨董屋です。
この話では喪黒さんの顔のこけしが置いてあって可愛かったです。笑
引用元:笑ゥせぇるすまん『大恋愛』
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