ということで、今回は、
「笑ゥせぇるすまんのハッピーエンド回 第98話『ブルー・アイ・ジャパニーズ』のあらすじ・レビュー」
について、ご紹介していきたいと思います!
笑ゥせぇるすまんハピエン一覧
① チ漢さん
② 五月病
③ 愛妻写真
④ カンヅメのペット
⑤ 極楽風呂
⑥ 離婚クラブ
⑦ ガラス越しの愛
⑨ 日曜クラブ
⑪ 点滴症患者
⑫ 谷間の灯
⑬ 永遠のすみか
⑭ ブルー・アイ・ジャパニーズ ←今ココ
⑮ 夜行列車
⑯ 主夫道
⑰ 大恋愛(SP)
⑱ ダミイ
『ブルー・アイ・ジャパニーズ』はこんなお話
ハピエン度 ★★★★★
後味のよさ度 ★★★★☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『ブルー・アイ・ジャパニーズ』のあらすじ
※あらすじに、ネタバレを含みます。
日本の生活に馴染めない、アメリカ人のケント・ピンカートン(32)
ケントは、とくに日本のアフター5の文化に馴染めず、会社終わりの同僚との付き合い方に苦労していました。
そんなケントに、喪黒福造は、
「とにかく、まず日本的交際術をマスターすることですなぁ」
と、ケントに日本人との付き合い方をレッスンしてあげると言います。
喪黒に、カラオケや雀 荘、クラブなどに連れて行ってもらい、だんだんと日本の交際術を覚えていくケントでしたが、一方で、同じアメリカ人の妻からは、
「帰りが遅い」
と怒られるようになっていきます。
妻のことが大事なケントは、
「確かに、これで私は会社の同僚とうまくやっていけそうです。
でも、こんなことを続けていたら妻に離婚されてしまいます」
と、喪黒に弱音を吐きます。
そんなケントに、喪黒は、
「ラストレッスン!
カミさんなんて、張り倒して言うこときかせりゃいいんですよ。
それが男の甲斐です。
この際あなたは日本人以上に、日本に溶け込むべきです」
と、ドーンします。
後日、すっかり同僚と打ち解け、うまくやっていけるようになったケントは、会社帰りに同僚とよっ 払いながら歩いていました。
いい気分になったケントは、そのまま同僚を自分の家へと誘います。
「おおい、帰ったぞ!」
と、威張り散らしながら家へ入るケント。
あとから、
「いや~、すみません奥さん」
と同僚たちが家へ入ると、そこには、
「いらっしゃいませ。いつも主人がお世話になり、ありがとうございます」
と、着物を着て、しおらしく頭を下げるケントの妻の姿がありました。
ケントの家の中には、達磨やひな人形や鯉のぼりなど、日本的な物がいくつも散乱しており、その中でケントと妻は、すっかり日本人かぶれした様子で、日本の生活を満喫しているのでした。
『ブルー・アイ・ジャパニーズ』のレビュー
この話は、絶対バッドエンドになると見せかけての、まさかのハッピーエンドでしたね。笑
終わり方が少々無理矢理な気もしますが、ピンカートン夫婦が破滅しなくてよかったです。
それにしても、お客さんが外人とは珍しいですね。
喪黒さんが、かなり強引に嫌がるケントさんをグイグイと連れ回すので、見ていて少しストレスも感じますが、最終的にはハッピーエンドになるのでホッとします。
しかし、喪黒さん、
「カミさんなんて、張り倒して言うこときかせりゃいいんですよ。
それが男の甲斐です」
なんて…、結構とんでもないこと言いますね。笑
喪黒さんは、女子供に対しては(少しは)優しいフェミニストじゃなかったのかぁ!?笑
このシーンで、ちょっと、
「おいおいおいおいおい…」
なんて思ってしまいました。
まぁ、実際は、ケントさんの妻は張り倒されたりはしていないのでよかったのですが…
それとも、(影で)張り倒されていたからあんな風に従順になっていたのかな??
いや、そうは思いたくないですけどね。
それに、張り倒されていれば、たぶん最後に出てきた時、もっと悲壮感漂う感じで出てきているでしょうし、なにより、あんなに妻とラブラブだったケントさんが妻に手を挙げるとは思えませんしね。
最後まで、妻を蔑ろにしていることに罪悪感を感じていましたし、それに、喪黒さんに、
「カミさんなんて張り倒して言うこときかせりゃいいんですよ。
それが男の甲斐です」
と言われた時も、
「そんなぁ、無茶苦茶ですよ…」
と、すぐさま否定していましたしね。
なので、たぶんケントさんの妻は、日本に馴染んでいくケントさんにいい感じに感化されて、だんだんと自分も日本好きになっていった…と信じたいです。笑(それか、喪黒さんにせん 脳されたか)
それにしても、この話はハッピーエンドですが、最後ちょっとケントさんが亭主関白っぽくなりすぎなのと、妻がちょっとしおらしくなりすぎなのとで、
「現代では、ちょっとテレビでは放送できなさそうだな…」
なんて思ってしまいました。
【笑ゥせぇるすまん】
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