ということで、今回は、
「笑ゥせぇるすまんのハッピーエンド回 第83話『ホームレスのすすめ』のあらすじ・レビュー」
について、ご紹介していきたいと思います!
笑ゥせぇるすまんハピエン一覧
① チ漢さん
② 五月病
③ 愛妻写真
④ カンヅメのペット
⑤ 極楽風呂
⑥ 離婚クラブ
⑦ ガラス越しの愛
⑨ 日曜クラブ
⑩ ホームレスのすすめ ←今ココ
⑪ 点滴症患者
⑫ 谷間の灯
⑬ 永遠のすみか
⑮ 夜行列車
⑯ 主夫道
⑰ 大恋愛(SP)
⑱ ダミイ
『ホームレスのすすめ』はこんなお話
ハピエン度 ★★★★★
後味のよさ度 ★★★★★
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『ホームレスのすすめ』のあらすじ
※あらすじに、ネタバレを含みます。
中間管理職でストレスが溜まっている、サラリーマンの須藤 礼寿(45)
会社では上司に怒られ、また、家には、大学受験を控えて苛立つ息子と、家計のやりくりに追われて苛立つ妻がいるため、どこにも心休まる場所がありません。
そんな須藤に、喪黒福造は一時的にホームレスになることを進めます。
最初はホームレスの生活に戸惑っていた須藤でしたが、気のいいホームレス仲間たちにも助けられ、須藤はすっかりホームレスの生活を気に入ってしまいます。
身も心もすっかりホームレスの生活に馴染んだ頃、須藤の元に喪黒が現れます。
「そろそろ社会復帰しましょうか?」
と問い掛ける喪黒に、
「…いえ、帰りません」
と突っぱねる須藤。
須藤は、もうこの先もずっと気ままなホームレスとして生きていきたいと思っていました。
しかし、
「家族はどうするのですか?」
と喪黒に問い掛けられ、若干の戸惑いを見せます。
そんな須藤に、
「困りましたね。こうなったらもう行き着くところまで行くしかありませんなぁ」
と言う喪黒。
一方、その頃、須藤の家では、息子と妻が受験と家計のやりくりのストレスのため、絶望の淵に立たされていました。
苛立ち嘆く息子と妻の元に、いつの間にか帰ってきていた須藤は優しく手を指し述べます。
後日、須藤家の門扉には『売約済』の紙がかけられていました。
須藤一家はというと、どこかの島にて、まるでターザンのように生活していました。
現代社会の責任や常識、お金など、自分たちを苦しめていたすべてのものから解放された須藤一家は、
「毎日が楽しくてしょうがない」
と、穏やかに笑い合いながら、島での原始的な暮らしを楽しんでいました。
『ホームレスのすすめ』のレビュー
この話は、笑ゥせぇるすまんのハッピーエンドの中でもかなり純度の高いハッピーエンドです!
どこにも不穏な要素がありません。
これぞ、ハッピーエンド!といった感じです。
しかも、この話は、笑ゥせぇるすまんのハッピーエンドの中でも比較的温度差がすごいというか、家族全員絶望…からのハッピーエンド!なので、実質、笑ゥせぇるすまんのハッピーエンドの中でも一番のハッピーエンドに見えます。笑
「働くことに疲れた」「現代社会に合わない」といった点では、『日曜クラブ』とも似ていますが、ただ、あちらはかなり不穏な終わり方をしていたので(一応ハッピーエンドに含みましたが)、この話が『日曜クラブ』の成功版のように見えてしまいます。
いやぁ、須藤さんが家族ににこやかに手を指し述べた時は、
「もしかして、家族全員街中でホームレスエンドかな?」
なんて思ったのですが、まさかの島暮らしエンドとは。笑
しかも、めっちゃ快適そう。
食べ物も豊富にあるみたいだし、何だったらお酒もあるし(自作かな?)、本当暮らしやすそうで羨ましいです。
島の中の木のひとつに、『須藤』という表札が貼ってあって、それが何だか可愛いらしくて好きです(売約した家から表札がなくなっていたので、たぶん元の家から持って来たのでしょうね)
あんな生活できたらなぁ…、なんて思ってしまいました。笑
【笑ゥせぇるすまん】
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