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『ともだち屋』のネタバレ・レビュー【笑ゥせぇるすまん】

引用元:笑ゥせぇるすまん『ともだち屋』

 
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、

「第3話『ともだち屋』のネタバレ・レビュー

についてご紹介していきたいと思います!

 

「この話の流れを簡潔に知りたい」

「この話のおさらいをしたい」

「この話のオチってどんなだったっけ?」

と気になる方はぜひご覧ください。

 

20211031021617

あらすじ・レビューにネタバレを含みます。

 

セリフは省略しているため一語一句同じではありません。

 

ご了承ください。

 

 

『ともだち屋はこんなお話

 

ハピエン度  ☆☆☆☆☆

後味の良さ度 ☆☆☆☆☆

怖さ度    ★★☆☆☆

グ口度    ☆☆☆☆☆

 

『ともだち屋のあらすじ

 

友達がいない、サラリーマンの青井 達夫(22)

 

青井には友達がひとりもおらず、また職場の人間にも誰からも誘われず孤独な毎日を過ごしていた。

 

家と会社を往復するだけの日々を送る青井は、

「はぁ、僕はあまりにも可哀想…。僕だけが、僕だけが、どうして独りぼっちなんだぁ!」

と、嘆いていた。

 

そんな青井は、ある日喪黒福造と出会う。

 

セールスマンですと言って家に上がり込んできた喪黒は、

「私はボランティアで寂しい人に友達を紹介しています、例えばあなたにはやっぱり若い女せいがよいでしょうな」

と言いながら青井に1枚の写真を見せる。

 

そこには若くて美人な女せいが写っていた。

 

写真の美人に「わぁ…!」と顔を赤らめながら見惚れる青井に、

「白木純子さん、ハタチ、実に清楚な娘さんです」

と喪黒は説明し、

「私どもはご紹介するだけであとは本人たちの自由意志を尊重します、それだけに2人を会わせる前にはお互い充分慎重に検討してもらいます」

と言いながら、今度はカセットプレーヤーを取り出す。

 

喪黒がカセットプレーヤーの再生ボタンを押すと、

『お待たせしてごめんなさい』

『あら、私もそう思うわ』

『まぁ本当?純子嬉しいわ』

『お願い聞かせて、あなたのことを』

などと、純子の声が流れてくる。

 

青井は声まで美しい純子にうっとりする。

 

「あなたはこのテープに合わせて彼女と会話をしてお互いの気持ちが合うか確かめるのです、とりあえずこの写真と声で試験的に付き合ってみてください。もし気に入らなければいくらでも別の友達を紹介して差し上げますから」

と喪黒は言い、写真とテープを置いて去って行く。

 

次の日から早速青井は写真とテープを使って純子と試験的に付き合ってみる。

 

写真を見ながらテープを再生し、

『まぁ本当?純子嬉しいわ』

「…でも、僕はまだ君のことを何も知らない」

『お願い聞かせて、あなたのことを』

などと、青井はうまいこと純子と会話をしているように試みる。

 

そんなことをしている内に、青井はすっかり純子に夢中になってしまう。

 

純子に夢中になった青井は張り合いが出たからか仕事もうまくいくようになり、上司や同僚からの株も上がる。

 

青井は急に周りから注目され始めたことと、何よりも純子の存在があることで、

「俺はもう孤独じゃない!俺はもう孤独じゃないぞー!」

と、孤独から脱却できたことを喜ぶ。

 

数日後、再び青井の元を訪ねて来た喪黒は、

「いかがです?白木純子さんは」

と青井に聞く。

 

「いやぁ気に入りました!気に入りました!僕の好みにピッタリです!ねぇお願いです、純子さんに会わせてください!」

と興奮気味に答える青井に、

「もちろん会わせてさしあげますよ、でもその前に彼女に手紙を書いてくださいな」

と喪黒は言う。

 

「書きます!書きます!」

と嬉しそうに青井は返し、純子に手紙を書くことにする。

 

『僕はあなたに僕のすべてを知ってもらいたいのです』

と青井が純子に熱い想いを綴った手紙を出すと、数日後、

『どうしてもあなた様にお会いしたくてたまりません、今度の火曜日、夜9時に新宿西口公園でお待ちしております』

と、純子からも脈ありのような返事が届く。

 

「やったー!やったー!」

と青井は喜び、約束の火曜日に意気揚々と新宿西口公園へと向かう。

 

青井が公園内で純子を探していると、

「…青井さん?」

と、ベンチに座る女せいが声かけてくる。

 

ベンチに座る女せいの顔は夜の暗闇に紛れてよく見えなかったが、声は確かに純子だった。

 

「じゅ、純子さん!は、初めまして!」

と青井は緊張しながら返事をし、どきまぎしながら純子の隣へと座る。

 

すると純子は突然、

「青井さん…このプレゼント受け取ってください」

と言う。

 

そう話す純子の傍らにはピンクの紙袋が置かれていた。

 

「こ、これを僕に!?」

と、青井は喜びながら紙袋を持ち上げる。

 

するとその拍子に純子は青井が座っている方向とは別の方向に『パタリ…』と倒れる。

 

その不自然な倒れ方に青井が驚き慌てて純子を引っ張り起こすと、何と純子は人形だった。

 

「こ、これは、人形じゃないか…!」

と青井がわけが分からないと言う顔で戸惑っていると、突然人形が、

「いやー!誰かー!助けてー!助けてー!キャーーー!」

という甲高い悲鳴を上げる。

 

その声に公園内にいた人たちは、

「チ力ンか!?」

「チ力ンですって!?」

と、青井の方を見ながら騒ぎ始める。

 

「ち、違いますよっ!」

とチカンの疑いをかけられた青井が慌てて公園から逃げようとすると、誰かがそんな青井に石を投げる。

 

石が頭に当たった青井はその場に転倒し、その拍子に手に持ったままだったピンクの紙袋をすっ飛ばす。

 

すると紙袋からは大量の女せいものの下 着が出てくる。

 

「うわー!こいつが持ってた荷物からこんなものが!?」

と尚の事チカンの疑いが濃くなった青井は、そのまま駆け付けた警察官に連行されてしまう。

 

「違うんだよ…!違うんだよー!」

と叫ぶ青井のうしろでは、喪黒が密かに純子人形を回収していた。

 

実は純子人形を遠隔操作で喋らせていたのは喪黒だったのだ。

 

「これで彼は世間の注目を浴びて孤独な寂しい生活とおさらばできるでしょう、オーホホホホホホ」

と、喪黒は満足気に去って行くのだった。

 

『ともだち屋』のレビュー

 

喪黒さん、ひどい仕打ち。笑

青井さんはただ友達が欲しかっただけなのに。

 

この話はまだ初期だからか喪黒さんの「ただし、◯◯してはいけませんよ」という客に対しての忠告がありませんね。

 

なので尚の事喪黒さんはただ客に絡みに行って、ただ客に嫌がらせをしただけのひどい人に見えます。

 

青井さん、ちゃんと喪黒さんの言うことを聞いて写真とテープで試験的な付き合いもしたし手紙も書いたのにね…。


青井さんが普通に従順で無邪気で奥手ないい人なので、より一層喪黒さんの仕打ちが理不尽に感じこの話はあまり後味が良くありませんね。


…まぁそもそも『笑ゥせぇるすまん』で後味が良い話なんてあまりないのですが。


しかしこの話は純子人形が絶妙に不気味でいいですね。

こんなのが夜の公園のベンチに座っていたら怖い。笑


あ、あとこの話の客の青井さんは第8話『手切れ屋』の中にモブとしてまた登場しますね。

 

楽屋落ちってやつですね。

 

青井さんがモブとして登場するシーンはこちらの記事に画像付きで詳しくまとめてありますので、興味のある方はぜひご覧ください↓

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【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー

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