引用元:笑ゥせぇるすまん『食品売場おじさん』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第97話『食品売場おじさん』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
あらすじ・レビューにネタバレを含みます。
セリフは省略しているため一語一句同じではありません。
ご了承ください。
『食品売場おじさん』はこんなお話
バドエン度 ★☆☆☆☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『食品売場おじさん』のあらすじ
デパートの食品売り場が好きな、サラリーマンの鵜飼 寄道(48)
鵜飼はデパートの食品売り場を見て回るのが大好きで、よく会社帰りに寄っては美味しそうな食品や弁当を買って帰っていた。
しかし鵜飼の妻はこの鵜飼の趣味を快く思っておらず、
「またデパートでおかずを買ってきたのねぇ、そんなに私のお料理が気に入らないの?」
と、食品を買ってきた鵜飼に小言を言う。
鵜飼の妻は料理自慢なため、鵜飼が自分の料理を食べずにデパートの食品ばかり買ってくることが気に入らないのだった。
そんな妻に鵜飼は萎縮し、
「そ、そうじゃないったら…!すまん、つい、もう行かないよ…」
と肩を落とす。
しかし次の日も鵜飼はどうしても我慢ができず、会社帰りにデパートの食品売場へと行ってしまう。
食品売場で駅弁を買った鵜飼は、
『また家に持って帰ったら妻に小言を言われてしまう…』
と考え、夜の公園で駅弁を食べてしまうことにする。
そんな鵜飼は、駅弁を食べている時に喪黒福造と出会う。
駅弁を食べ終わったあと喪黒からバーへと誘われた鵜飼は、
「私はデパートの食品売場を見て回るのが大好きなんです、子供の頃は駄菓子屋が大好きで、食品売り場はその延長なんですよ。でも家内は自分の料理の腕にケチを付けられたといつもヒスを起こしています…」
と、喪黒に話す。
「それであんなところでこっそり食べてたんですね、切ないですなぁ」
と返す喪黒は、
「なるほど、では明日デパートの食品売場でお会いしましょう」
と、鵜飼に提案する。
「はぁ…」
と困惑する鵜飼に、
「心置きなく試食できる場所へご案内しますよぉ」
と、喪黒は言う。
翌日、喪黒と共にデパートの食品売場へ来た鵜飼は山程食品を買い込む。
「いや〜こんなに買い込んだの久しぶりです!実に気持ちのいいもんですねぇ」
と満足気に笑う鵜飼に、
「では早速秘密のアジトへ参りましょ」
と喪黒は言い、鵜飼をデパートの目の前に建っているワンルームマンションの一室へと案内する。
「ここは私が税金対策に借りてるマンションです」
と喪黒は説明し、鵜飼と共に買い込んだ食品を食べながら、
「ですからいつでも遠慮なくご自由にお使いください」
と言う。
鵜飼はいい条件に驚きつつも、ありがたく喪黒の好意を受け取ることにする。
その日から鵜飼は、週に2.3回デパートで大量の食品を買い込んではマンションで飲み食いする生活を始める。
誰にも邪魔されずにひとりで食品売場の食品を堪能できる空間を手に入れ、鵜飼はとても満足していた。
しかしマンションで飲み食いをした日はどうしてもお腹がいっぱいになり、妻の食事が食べられなくなった。
「この頃食が細くなったわねぇ」
とどこか怪しむ妻に、
「い、いや〜人間歳を取ると少食になるもんでなぁ」
と、鵜飼はしどろもどろになって言い訳をする。
そんなある日、鵜飼がマンションで食品売場の食品を堪能していると、突然妻がマンションへと乗り込んでくる。
「あなた…どうも変だと思ったら、女のところなんかに…!悔しぃ〜!」
と言いながら鵜飼を絞め上げる妻に、
「ち、違うよ〜!誤解だってばぁ〜!」
と、鵜飼は必タヒで弁明しようとする。
妻は鵜飼の浮気を疑い、鵜飼を付けてきたようだった。
そんな中、
「部屋を貸したのは私で〜すよ〜」
と、タイミングよく喪黒が現れる。
「…あなたが?」
と訝しむ妻に、
「奥さん、ご主人は仕事一筋の方でデパート食品売場を回ってちょこちょこと買い食いすることだけが唯一のご趣味なんですよぉ、それぐらいは許してお上げんなったらどうです?」
と喪黒は鵜飼が部屋を使っていた理由を話し、鵜飼を擁護する。
しかし、
「…冗談じゃないわ!それじゃ毎日毎日あなたのために料理を工夫してきた私の苦労は何だったのよっ!結局は私の料理が気に入らないんでしょ!?」
と、妻はやはり鵜飼を絞め上げる。
妻にとっては浮気にせよ買い食いにせよどちらにしても許せないことなのだった。
そんな揉める2人を、
「まぁまぁまぁまぁ落ち着いて落ち着いて」
と喪黒は止め、
「分かりました、お二人がご満足のいくようにいたしましょう、お任せくださぁい」
と言い、
「ドーン!」
と、両手で2人まとめて指を差す。
後日、鵜飼の妻は鵜飼が使っていたマンションでひとりデパートの食品売場の食品を食べていた。
「毎日毎日お献立で悩むこともないしぃ、向かいのデパートで美味しいもの買ってきてレンジでチンするだけで洗い物もない、ほ〜んと極楽よねぇ」
と妻は満足気に笑いながら、食品売場の食品を堪能していた。
あれから2人は「離れて好きなように食事をしよう」と決め、妻はマンションへ、鵜飼は自宅へ戻りそれぞれ好きなように食事をしていたのだった。
鵜飼へ食事を作る必要がなくなった妻はすっかり買い食いのラクさにハマり、
「買い食い生活って素敵だわぁ」
と、ホクホクする。
そんな妻は、ここ最近の買い食い生活で丸々と太っていた。
一方その頃自宅にいる鵜飼は、
「はぁ〜、こう毎日じゃ買い食いも飽きるなぁ…アユコ、そろそろ帰ってきてくれんかなぁ…」
と、妻に帰ってきて欲しいとひとりぼやいていた。
妻と同じく食品売場の食品を食べていた鵜飼だったが、鵜飼は次第に食品売場の食品に飽き始め食が進まなくなっていたのだった。
「美味しい家庭料理が食べたいよぉ〜…」
と嘆く鵜飼は、妻とは正反対にげっそりと痩せていた。
『食品売場おじさん』のレビュー
この話は…何とか夫婦で折衷案は出せなかったのかな?と思ってしまいますね。
普段は妻の手料理で、週に2.3回はデパートの食品の日にするとか。
まぁ妻があの様子ではその提案を呑んでもらうのも無理そうですが…。
しかしとことん話し合えば何とか解決しそうな問題なだけに、この結果はなんとも口惜しい感じですね。
それにしても喪黒さんは税金対策にマンションの一室を持っているのですね!
新事実です。
まぁ絶対嘘でしょうけど。笑
そもそも税金を払っているとは思えない。
あとこの話は、喪黒さんが揉める鵜飼さんと妻を「まぁまぁまぁまぁ落ち着いて落ち着いて」 と止める時に、2人の間に手を縦に差し込んで押し広げるようにして引き剥がしていたのがなんか可愛かったです(この記事の一番上に貼ってある画像のシーン)
子供みたいな割り込み方。笑
それとこの話は、珍しい喪黒さんのダブル「ドーン!」が見られますね。
両手でいくとは…!
両手で2人まとめて「ドーン!」したのはこの回だけですね。レアです。
引用元:笑ゥせぇるすまん『食品売場おじさん』
【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー
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