引用元:笑ゥせぇるすまん『男ぎらい』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第25話『男ぎらい』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
『男ぎらい』はこんなお話
バドエン度 ★★★★☆
怖さ度 ★☆☆☆☆
グ口度 ★☆☆☆☆
『男ぎらい』のあらすじ
男嫌いな、キャリアウーマンの刈谷 麻子(かりや あさこ)30歳。
刈谷は勤め先の会社のセキハラ課長から毎日のようにセクハラをされていたため男嫌いになっていた。
そんな刈谷は、ある日街で喪黒福造と出会う。
「男はいつも女せいをせいの対象としか見てないんです!私だって今までずっと課長のセクシャルハラスメントに耐えてきたんです…でももう我慢できません、もう私会社を辞めるしかないわ!」
と、思い詰めたように話す刈谷に、
「そうですか、じゃあ私がお助けいたしましょう」
と喪黒は言う。
「え!?」
と驚く刈谷に、
「あなたは課長のセクハラに耐えられないから会社を辞めたいとおっしゃる、それなら課長の方に辞めてもらったらいかがですか?彼のような人はきっとよそでも女せいに工ッチなことをしているに決まっています、それを白日の下に晒せばよいのです、ま私にお任せください」
と喪黒は話し、刈谷のために課長をなんとかすると言う。
翌日、喪黒は朝の満員電車の中でセキハラ課長に近づき、わざと課長が隣に立っている女せいにチ力ンをするように仕向ける。
課長はまんまと喪黒の罠にハマって隣に立っていた女せいにチ力ンをし、それをキッカケに会社を辞めさせられることになった。
課長がいなくなったあと、刈谷は喪黒に会いに行き、
「課長がいなくなってくれてホッとしましたわ私」
と、嬉しそうに喪黒と祝杯を上げる。
そんな刈谷に、
「ところで刈谷さん、せっかく仕事に専念できる環境が得られたのですから女せいの地位を高めるためにも男にうつつを抜かすなどということのないようお願いしますよぉ」
と、喪黒は忠告をする。
「あ〜らご心配なく、私は自立した女として仕事に生きていくつもりなんですから」
と、喪黒の忠告にそんな心配は無用だと笑う刈谷に、
「そうですか、そうでないとセキハラ課長だって浮かばれませんからねぇ」
と、喪黒は返す。
喪黒に「男にうつつを抜かさないように」と忠告された刈谷だったが、その後刈谷は仕事先の坊谷(ボウタニ)という男せいと親密になってしまう。
坊谷から「仕事の話をするために」とランチに誘われて、その後プライベートでも何回か会っている内に刈谷はすっかり坊谷に心惹かれてしまったのだった。
やがて2人は付き合うようになり、刈谷は優しくて魅力的な坊谷との恋愛に浮かれていた。
そんなある日、刈谷の前に喪黒が現れる。
「あなたは私との約束を破りましたね」
と責める喪黒に、
「で、でも…」
と刈谷は言い淀むが、そんな刈谷に、
「会社を辞めたセキハラ課長のためにもあなたは恋などしてはなりません、あなたは男せいなどに心奪われず自立した女せいとして生きていくべきなのです、ドーン!」
と、喪黒は指を差す。
翌日、刈谷は会社終わりに坊谷との待ち合わせ場所に向かっていた。
喪黒からああ言われたものの、刈谷はどうしても坊谷との恋愛を諦めたくはなかったのだった。
刈谷が待ち合わせ場所の駅のホームに着きキョロキョロと坊谷を探していると、突然、
「…ワッ!」
と、刈谷は誰かから両肩を叩かれる。
「キャア!?」
と驚いた刈谷は、思わず反射的に肩を叩いてきた人物に肘鉄をくらわせてしまう。
すると肩を叩いてきた人物は、
「うわあああ!?」
とたたらを踏んでよろめき、そのまま線路へと落ちていく。
刈谷が振り返ってその人物を見ると、なんと恋人の坊谷だった。
坊谷は刈谷を見つけてうしろから驚かそうとして刈谷の肩を叩いたのだった。
「ハッ!?」
と青ざめ、
「坊谷さーんっ!」
と慌てて線路に落ちていく坊谷に手を伸ばす刈谷だったが、刈谷の手は届かずそのままホームには電車が入ってきてしまう。
その後ホームには、
『ただいま当駅構内で人身事故が発生いたしました、現在上下線とも不通になっております』
というアナウンスと人々のざわめきが響き渡っていた。
そんなホームを背に喪黒は、
「あれでは当分彼女にはセクハラどころか男はだーれも寄り付かないでしょうなぁ、オーホホホホホホ」
と、ひとりごちながら去って行くのだった。
『男ぎらい』のレビュー
今見るとなかなかに時代錯誤感がある話ですね…。
セクハラをするセキハラ課長の、
「ほんのご挨拶代わりなんだから」
「触られる内が花だってことがわからんのかね?」
というセクハラを正当化するようなセリフ、そして喪黒さんの、
「タッチされるということはそれだけあなたがチャーミングだということです」
というセクハラをされた女せいを慰めているようでなんの慰めにもなっていない斜め上なセリフ…今だったらあり得ないこれらのセリフに、
「わーお…」
と、驚いてしまいました。
そして、
「せっかく仕事に専念できる環境が得られたのですから女せいの地位を高めるためにも男にうつつを抜かすなどということのないようお願いしますよぉ」
「そうでないとセキハラ課長だって浮かばれませんからねぇ」
「会社を辞めたセキハラ課長のためにもあなたは恋などしてはなりません、あなたは男せいなどに心奪われず自立した女せいとして生きていくべきなのです」
という喪黒さんのセリフも、…まぁセキハラ課長を辞めさせた代わりに設けられた忠告、というか約束?だというのはわかるのですが、それにしても、
「なんで女は仕事か男かの二択しか選べないの?」
「なんでセクハラしていた課長が全面的に悪いのに『課長だって浮かばれません』『会社を辞めた課長のためにも』とか言われなければならないの?」
「なんで仕事を選んだ女は恋をしてはいけないの?」
と思ってしまい、ちょっと腹立たしく感じて腑に落ちませんでした…。
いや、刈谷さんが恋愛にうつつを抜かして仕事がだんだんと疎かになっていたとかならまだわかるのですよ、これらのセリフも。
しかし別にそうではありませんでしたからね。
刈谷さんは坊谷さんと付き合ったあとも普通に仕事をバリバリとこなしていたので、別に恋愛が全然仕事の支障にはなっていなかった感じなのですよね。
なので尚の事これらの喪黒さんのセリフに違和感というか、胸くそ悪さを感じてしまいました…。
まぁこの話が放送されたのは1990年なので今と時代が違う、価値観が違う、女せいの社会進出の割合が違うと言われてしまえばそれまでなのですがね…。
逆にそれだけ今の時代が良くなったということかもしれませんけれどね。
それにしても客がタヒぬタヒ亡エンドは結構ありますが、客の身近な人がタヒぬエンドは意外と珍しいかもしれませんね(明確にタヒ亡したという描写はありませんが)
せっかく刈谷さんは坊谷さんのお陰で男嫌いを克服した感じだったのに、この終わり方はちょっと気の毒すぎますね…。
次の話(26話)↓
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