引用元:笑ゥせぇるすまん『OB夫婦 夫のケース』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第22話『OB夫婦 夫のケース(SP)』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
- 『OB夫婦 夫のケース』はこんなお話
- 『OB夫婦 夫のケース』のあらすじ
- 『OB夫婦 夫のケース』のレビュー
- 【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー
- 【小ネタ】『笑ゥせぇるすまん』の面白記事まとめ【作画ミスなど】
『OB夫婦 夫のケース』はこんなお話
バドエン度 ★★☆☆☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『OB夫婦 夫のケース』のあらすじ
趣味がない、会社員の虫味 一郎(むしみ いちろう)41歳。
虫味はテニスを趣味にして毎日ハツラツと過ごしている妻と違ってこれといった趣味がなく、毎日自宅と会社を往復するだけの味気ない日々を過ごしていた。
そんな虫味は、ある日喪黒福造と出会う。
「セールスマンです」と言っていきなり虫味の家にやって来た喪黒は、
「あなたは酒もタハ"コもギャンブルも一切の遊びをおやりにならない、人間には遊びが絶対に必要です、このままではきっとバランスを失ってしまいます、今ならまだ遅くありません、あなたは何か趣味を持つべきです」
と、虫味に趣味を持つように勧める。
「今さら趣味だなんて…第一どんな趣味を持てばいいんです、盆栽いじりなんて真っ平ですねぇ」
と、イマイチ喪黒の話に乗り気ではない虫味に、
「あなたにピッタリの趣味はこれです」
と、喪黒はゴルフクラブを差し出す。
「あなたに相応しい趣味はゴルフと決定しました」
と、勝手に虫味の趣味をゴルフに決めたと言う喪黒に、
「し、しかし私はスポーツは…」
と虫味は戸惑うが、そんな虫味に喪黒は、
「しかしもヘチマもありません、あなたの趣味はゴルフと決まったのです、あなたはゴルフが好きになる、ドーン!」
と指を差す。
喪黒に無理矢理ゴルフを趣味にさせられた虫味はその後ゴルフコーチの元に連れて行かれてゴルフを習わされるが、虫味は特にゴルフに興味が持てずに辟易していた。
そんな中、虫味の使っているゴルフクラブを見たコーチは、
「…あ、あんた、このクラブ分かって使ってるのかい!?これはトミーアーマーの945だぞ、これは大変なクラシッククラブなんだよ、一本40万円はするんだ!」
と、けっ相を変えて言う。
「えー!?この古ぼけたクラブが1本40万円!?」
と『喪黒から借りたクラブがそんなに高価なものだったなんて』と驚いた虫味は、ゴルフよりもゴルフクラブの方に興味が湧いてしまう。
家に帰ってからトミーアーマーのクラブについてさらに詳しくべてみた虫味は尚の事このクラブに興味が湧き、試しに借りたクラブを磨いてみる。
するとクラブは上品に光輝き、
「…ほぉ~磨いたら艶が出てきたぞ、木目も浮かび上がってきた、さすが名器だぁ!」
と、虫味は深い満足感を得る。
その日から虫味はすっかりトミーアーマーのクラブにハマってしまい、
『喪黒さんから借りたこのクラブを正式に自分のものにしたい!』
と、思うようになる。
そこで虫味は、後日再び会った喪黒に、
「喪黒さん!40万でも50万でもいいです、あれを譲ってください!毎日帰ってあれを磨くのが最高の楽しみなんです!」
と、トミーアーマーのクラブを譲って欲しいと頼む。
虫味に頼まれた喪黒は、
「よろしい、それほどあのクラブを愛してくれるのならあなたに差し上げましょう」
と言う。
「え!?くれるって…タダで!?」
と驚く虫味に、
「ただし虫味さん、あなたに忠告しておきますがクラシッククラブはあれ一本にしといてくださいよ、クラブへの愛情はあの一本だけに注いでやってくださいねぇ」
と、喪黒は忠告をする。
喪黒の忠告に、
「はぁ…は、はい」
と、虫味は戸惑いつつも了承する。
喪黒に『クラシッククラブへの愛情はあの一本だけに注いでやってください』と忠告をされた虫味だったが、その後虫味は別のクラシッククラブにも興味が湧き、クラブ専門店に通っては次々と新しいクラシッククラブを買ってしまうようになる。
虫味はすっかりクラシッククラブを集めるのが趣味になってしまったのだった。
そんなある日、虫味はクラブ専門店のショーウィンドウに飾ってあった『ジョージ・ローウィザード600Sportsman』というゴルフクラブに魅入られる。
店の店主は、
「幻の名器で値段の付けようがないと言われています、先日手に入れまして、店のステータスとして飾ってあるだけでこれは非売品ですがね」
と、そのクラブについて説明する。
非売品と言われたもののどうしてもそのクラブが欲しくなってしまった虫味は、
「そ、そんなこと言わずに売ってください!いくらでも都合はしますよ」
と、店主に迫る。
しかし、
「い、いえいえ、いくら虫味さんの頼みでもこれだけは売れませんよ!」
と、店主はいくらお得意様の虫味さんでもこれは売れないと困ったように断る。
「…そうかぁ」
と泣く泣く諦めて店を出る虫味だったが、頭の中は非売品のクラブのことでいっぱいだった。
すると、そんな虫味の前に喪黒が現れる。
「あなた私の忠告を無視しましたねぇ、私はあなたに言っといたはずです、クラシッククラブは私があげたトミーアーマーだけにしとくようにって、それなのにあなたはあの店に通い詰めでもうクラシッククラブを何本も買ってますねぇ」
と言う喪黒に、
「…そうとも!私は深みに嵌まってしまったんだ!一本買うとまた一本と次から次へとコレクションしなくては済まなくなったんだ!これというのもあんたのせいだ!あのトミーアーマーをくれなきゃこんなことにはならなかった!私はクラシッククラブが欲しくて欲しくて溜まらないんだぁ!」
と、虫味は自分がこうなったのは喪黒のせいだとヤケになったように叫ぶ。
「おやおやこれはとんだ言い掛かりだ、私はゴルフは勧めましたがクラブのコレクションを勧めた覚えはございませんよ」
と呆れたように返す喪黒は、
「しかし今更あと戻りはできませんねぇ、虫味さん、どうせならもっと徹底的にやってくださいなぁ、ドーン!」
と、虫味に指を差す。
その日の晩、どうしても非売品のクラブが諦め切れなかった虫味は、クラブ専門店のショーウィンドウを割り中の非売品のクラブを盗み出して逃げる。
しかし店で作業をしていた店主がすぐにクラブが盗まれたことに気付き、虫味は、
「ド、ドロボー!ドロボー!」
と、叫びながら追いかけてきた店主にすぐに捕まってしまう。
「コンニャロー」
と言いながら胸倉を掴む店主は、クラブを盗んだのがお得意様の虫味だと気付き、
「あ!む、虫味さん…!どうしてまた…」
と、困惑する。
店主に捕らえられた虫味は、
「ジョージ…ジョージ・ロー…」
と、非売品のクラブのことをまだ諦め切れない様子でブツブツと呟きながらその場にへたり込む。
そんな虫味の様子を遠くから見ていた喪黒は、
「趣味は人間にとって欠かせないものです、しかしあくまでも生活を脅かさない範囲で楽しんでもらいたいもんですなぁ、オーホホホホホホ」
と、ひとりごちながら去って行くのだった。
『OB夫婦 夫のケース』のレビュー
虫味という名前の客なので何か虫に関する話なのかと思いきや、ただ『無趣味』を文字って『虫味』なのですね。
いつにも増して強引な名前の付け方ですね。笑
強引といえば喪黒さんの趣味の勧め方も強引でしたね。
「あなたにピッタリの趣味はこれです」
「あなたに相応しい趣味はゴルフと決定しました」
「しかしもヘチマもありません、あなたの趣味はゴルフと決まったのです、あなたはゴルフが好きになる、ドーン!」
って。
あまりにも強引すぎて笑いました。
しかしここまで強引に勧めたにも関わらず、結局虫味さんはゴルフではなくクラシッククラブ集めか趣味になってしまいましたけれどね。
わからないものですね。
あと冒頭の方のシーンで、虫味さんの家へ来た喪黒さんが、
「おやひとりでカップラーメンですか?休日の前の日だというのに虚しい限りですなぁ」
と言いながら、虫味さんが作っていたカップラーメンの中身を三角コーナーにバシャッと捨てたのにはビックリしました。
いや、喪黒さん酷っ。笑
虫味さんはもっと怒っていいと思う。
…まぁ代わりに喪黒さんは虫味さんに五色弁当をあげていましたけれどね。
あ、あとこの話は最後の方の虫味さんと店主のシーンにちょっと作画ミスがありましたね。
作画ミスに関しては、こちらの記事に詳しくまとめていますのでよろしければ確認してみてください↓
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前の話(21話)↓
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