ねとはぴ!

腐女子よりなオタクコンテンツ・YouTuber情報を主に紹介しています(´ω`)ノ※当サイトのコピー・引用・転載・パクリは禁止していますm(_ _)m

『何もしない課』のネタバレ・レビュー【笑ゥせぇるすまん】

引用元:笑ゥせぇるすまん『何もしない課』

 
 
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、

「第121話『何もしない課(SP)』のネタバレ・レビュー

についてご紹介していきたいと思います!

 

「この話の流れを簡潔に知りたい」

「この話のおさらいをしたい」

「この話のオチってどんなだったっけ?」

と気になる方はぜひご覧ください。

 

20211031021617

あらすじ・レビューにネタバレを含みます。

 

セリフは省略しているため一語一句同じではありません。

 

ご了承ください。

 

 

『何もしない課はこんなお話

 

ハピエン度  ☆☆☆☆☆

後味の良さ度 ☆☆☆☆☆

怖さ度    ★★☆☆☆

グ口度    ☆☆☆☆☆

 

『何もしない課のあらすじ

 

営業の仕事をバリバリとこなす、サラリーマンの大仁 芳雄(34)

 

大仁は仕事にやりがいを感じ毎日忙しく仕事をしていたのだが、ある日その仕事っぷりを上からやっかまれたのか辞令が出され、『夢仁課(むにんか)』という部署へと飛ばされてしまう。

 

夢仁課とは地下5階に位置する、いわゆる窓際族が集められたような部署だった。

 

夢仁課にいる社員たちは、勤務時間中に各々居眠りをしたり絵を描いたり麻雀をやったり呑み明かしたりとみんな仕事をせずに好き勝手に過ごしていた。

 

夢仁課にいる社員たちには割り当てられる仕事がないのだった。

 

今までバリバリと仕事をしていた大仁にとって夢仁課はまさに地獄のような場所で、

「こんなところに何で僕が…何で…」

と、大仁は悔しそうにする。

 

そんな夢仁課には、熱心に新聞を切り抜いてスクラップを作っている男がいた。

 

男は細井といい、夢仁課に10年もいる社員だった。

 

しかしそんな細井は近々特赦によって夢仁課を出られるのではないかと噂されていた。

 

大仁の会社には、会社にめでたいことがあると夢仁課から古い順に1人か2人まともな部署へ転属になるという特赦のシステムがあるのだった。

 

しかし特赦のシステムがあると知っても、

『…自分が出られるのはまだ相当先だろう』

と大仁は絶望し、会社帰りに酒を呑んで荒れる。

 

そんな大仁は、呑み屋帰りに喪黒福造と出会う。

 

喪黒と共にバーへ行き、

「もう僕はあんなところへはいられません!僕のプライドはもうズタズタです!仕事なんかまるでない夢仁課でこれから無為な時間を過ごすのかと思うと僕はもう耐えられない!」

と、再び酒を呑んで荒れる大仁に、

「そうですか、では私があなたの夢仁課での仕事を楽しく張りのあるものにして差し上げましょうか?」

と喪黒は言う。

 

「え、え〜そんなことが…!?」

と驚く大仁に、

「できるんですよぉ」

と、喪黒は自信満々に言う。

 

翌日、大仁が夢仁課で手持ち無沙汰にタハ"コを吸っていると、

「わたくし喪黒福造さんの紹介で今日からこの夢仁課のコンパニオンを勤めさせていただきます、コマチ マチコです」

と、突然夢仁課へコンパニオンの女せいがやって来る。

 

どうやら喪黒は夢仁課での仕事を楽しく張りのあるものにするためにコンパニオンの女せいをよこしたようだった。

 

突然来た若くて美人なコマチに夢仁課の社員たちはみんな緊張して萎縮してしまうが、コマチは明るくてよく気も利いたため夢仁課の社員たちはすぐにコマチに夢中になった。

 

コマチは夢仁課の社員たちの趣味に必要な物を用意したり、一緒に遊んだり、時にはみんなを先導して夢仁課の部屋を掃除したりと精力的に動き回った。

 

そんなコマチのお陰でどこか陰鬱な雰囲気が漂っていた夢仁課は、いつの間にか明るく爽やかな雰囲気へと変わっていた。

 

夢仁課で無為に過ごすことに絶望していた大仁にも、

「大仁さんが楽しんでいただければとご用意させていただきました」

とコマチは名画ライブラリーを差し入れたりしてくれ、大仁はそんな優しいコマチに、

「僕のために?…そういえば今まで忙しすぎて名画を観る時間なんてなかったからなぁ」

と感激し、

『どうせなら今まで忙しかった分少しゆっくりしよう』

と、夢仁課での時間を前向きに捉えられるようになったのだった。

 

しかしそんな中、細井だけはコマチに見向きもせずに相変わらず一心不乱に新聞を切り抜いてスクラップを作っていた。

 

コマチは細井にも積極的に話しかけていたのだが、細井はいつも、

「余計なお世話です!」

と、そんなコマチのことを鬱陶しそうにしていた。

 

大仁はコマチを邪険に扱う細井に腹が立ち、

「…気にしないで、細井さんは近々この課を出ていくことになってるんですよ、彼のことは考えなくていいよ。それよりマチコさん、僕と映画を観ようよ、ね」

とこっそりコマチに声を掛け、細井のことは気にしなくていいと伝える。

 

細井のことが少し気にかかるものの、コマチが来てから圧倒的に夢仁課で過ごす時間が有意義なものになった大仁は、後日再び会った喪黒に、

「本当にありがとうございました、彼女お陰であんなに暗かった夢仁課が明るくなってみんな生き生きとしてきました。お陰で身のある充電期間を過せそうですよ」

とお礼を言う。

 

そんな大仁に、

「そりゃ良かった」

と喪黒は返しつつ、

「しかし彼女は夢仁課に派遣されたコンパニオンだということを忘れないでくださいよ、彼女の役目は夢仁課全体を明るく楽しい雰囲気にすることです。決してご自分の都合だけで彼女に近付いたりなさらないでください」

と忠告をする。

 

喪黒の忠告に、

「えぇ、わかってますよ喪黒さん」

と、大仁は当然といった顔で返事をする。

 

数日後、夢仁課についに特赦が与えられ夢仁課の社員がひとり別の部署へ異動することになった。

 

しかし異動の辞令が出されたのは細井ではなく、夢仁課で課長をしていた田所だった。

 

勤務年数的にてっきり細井が選ばれるものだと思っていた夢仁課の社員たちは、皆一同に意外な顔をした。

 

そんな中やはり一番動揺しているのは細井本人らしく、細井は特赦に自分が選ばれなかったと知った次の日から会社に来なくなった。

 

コマチはそんな細井のことを心配そうに気にかけていた。

 

夢仁課に特赦が与えられてから数日後、大仁は新聞で細井が自害したことを知る。

 

遺書には『次の特赦まではもう待てない』と書かれていたという。

 

「細井さんが…!?」

と、大仁は動揺する。

 

その日、大仁が会社へ行くとコマチが細井のデスクに花を置いていた。

 

コマチは花を置いたあと泣きながら夢仁課を飛び出して行く。

 

そんなコマチを大仁は慌てて追いかける。

 

「私は細井さんの力にはなれなかった…!私はもう夢仁課のコンパニオンの資格はありませんわ…」

と、廊下で顔を伏せて泣くコマチに、

「そんなことはない!君は一生懸命やってくれたんだ!僕だって君がいるからこそ希望を取り戻して頑張る決心ができたんだ!細井さんのことは、仕方がないことだ…。

それに夢仁課は…いや僕は、君がいなければやっていけない…。ずっと僕の側にいて欲しいんだ、ずっと、僕の…」

と大仁は慰めながら、後ろを向くコマチの肩に手を伸ばそうとする。

 

しかし次の瞬間、

「そうはいきませんよ、彼女は夢仁課のためのコンパニオンですからね」

とコマチは言い、ゆっくりと大仁の方へと振り返る。

 

その顔は喪黒福造になっていた。

 

「ぅえ!?も、喪黒さんっ!?」

と驚愕する大仁の目の前で、喪黒はコマチの変装を解き完全に喪黒福造の姿になる。

 

「大仁さん、あなた自分の都合だけで彼女を夢仁課に置いておきたいのですねぇ」

と言う喪黒は、「いや、私は夢仁課のために…」と言い訳をしようとする大仁に、

「それなら何故彼女に細井さんを無視させたのですかぁ。彼女は細井さんの力になれなかったことに大変責任を感じています、もうここには来ませんよ」

と続け、

「あなたはこの夢仁課で我慢我慢の生活をずーっと続けることになるでしょう、永遠に、永遠に!ドーン!」

と指を差す。

 

後日、コマチがいなくなった夢仁課は荒れに荒れ果てていた。

 

掃除が行き届かなくなった夢仁課の部屋は汚れ放題になり、夢仁課の社員たちはみんな破棄をなくしたように暗い顔で過ごしていた。

 

そんな中、大仁はひとりデスクで新聞を切り抜きスクラップを作っていた。

 

周りのことなど目に入らないかのように一心不乱にスクラップを作り続けるその姿は、亡き細井そっくりだった。

 

『何もしない課』のレビュー

 

この話を見てまず真っ先に思ったのは、

「遊んでて給料ももらえるなんて最高じゃん!?」

…でした。笑

 

『夢仁課』、働きたくない人間からしたら天国みたいなところですね。

 

会社で趣味に没頭していてもいいし、お酒を呑んでいてもいいなんて最高!

今の時代だったらみんなひたすらスマホをいじっていそうですね。

 

この夢仁課のように窓際族だけが集められている部屋なら他のバリバリ働いている社員たちの目も気になりませんし…本当最高じゃないですか。笑

 

…まぁこう思うのは今の時代に窓際族(仕事をほぼ割り当てられず勤務時間中にただボーッとしているだけの社員)がいないからかもしれないですね。

 

この話が放送された1993年はまだリストラが一般的ではなくせん力外の社員でもクビにできなかったため窓際族にするしかなかったのでしょうが、今の時代はせん力外の社員は問答無用で即リストラ候補になってしまいますからね…。

 

なので余計にせん力外でも会社にいてもいい、しかも給料ももらえるという窓際族が羨ましく感じるのかもしれません。

 

…実際に窓際族になったら大仁さんみたいにやるせなさとか恥ずかしさとか自己肯定感の低下とか、何かしら思うところはあるのかもしれないですけどね。

 

あ、あとこの話は夢仁課の田所課長が可愛くてなんか好きでした。

 

寝てばかりの田所課長↓

引用元:笑ゥせぇるすまん『何もしない課』

 

どことなく愛嬌のある顔や喋り方でしたね(声がカッスカス。笑)

 

田所課長は細井さんの変わりに特赦を与えられたため他のまともな部署に移動していきましたが、ナイスタイミングでしたね。

 

あのあと夢仁課はズタボロになってしまいましたからね。

 

…まぁあの課長だったらズタボロになった夢仁課の中でも普通に寝ていそうですけどね。笑

 

※この話(『何もしない課』)の、

・コマチから喪黒に変わる瞬間の繋ぎの話

・コマチは目が緑なので喪黒の手下?の話

について、下記の記事内でも少し触れています。

興味のある方はぜひご覧ください↓

www.netohapi.com

 

【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー

www.netohapi.com

 

笑ゥせぇるすまんの記事一覧

 

www.netohapi.com

www.netohapi.com

www.netohapi.com

www.netohapi.com

www.netohapi.com

www.netohapi.com

 

笑うセールスマン わらうせえるすまん もぐろふくぞう 感想