引用元:笑ゥせぇるすまん『キッス占い』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第35話『キッス占い』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
『キッス占い』はこんなお話
バドエン度 ★★★☆☆
怖さ度 ★☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『キッス占い』のあらすじ
東大を目指して3浪している、予備校生の尾崎 真蔵(おさき まっくら)20歳。
尾崎は彼女の白川 冴子と共に東大を目指していたが、着々と予備校の順位を上げていく冴子と違って尾崎はなかなか順位を上げられずに焦っていた。
「尾崎さ〜ん、もっと頑張ってよ、2人で東大に入るのが夢でしょ?」
と、廊下に貼り出された順位表を見ながら困ったように言う冴子に、
「ダメだよ、こんな調子じゃ来年もとても無理だぁ、自信がなくなってきたよ、いっそ占いにでも見てもらって見込みがないってハッキリ言われた方が諦めがつくよ…」
と尾崎は落ち込む。
そんな尾崎は、ある日街で喪黒福造と出会う。
「占い師に占ってもらって見込みがなかったら東大はもう諦めようかと…」
と、占い師に見てもらおうかと悩んでいると話す尾崎に、
「よろしい、私がいい占いの先生を紹介しましょう」
と喪黒は言い、尾崎をある占い師の店へと連れて行く。
その店には金髪の綺麗な女せいの占い師がいた。
「あなたは東大に合格するかどうか知りたいのですね?」
と、尾崎の肩に手を置きながら尋ねてきた占い師は、
「は、はい、お願いします」
と、緊張する尾崎に突然キスをする。
尾崎が驚きつつも力が抜けてデレデレとしていると、そんな尾崎の口から突然もやもやとした発光した煙のようなものが出てくる。
「うわあああ!?」
と何がなんだかわからず叫ぶ尾崎に、
「私の占いはキッス占いなのです、キッスをしてあなたの口から出たプラズマを見て未来を占うのです、このプラズマが完全なハート型の時が最高の運勢なのです」
と、占い師は説明する。
尾崎の口から出たプラズマは歪なハート型をしていた。
そんな尾崎のプラズマを見て占い師は、
「今あなたはその上昇気運に乗っています、頑張って勉強すれば東大に合格できるでしょう、それはこれからのあなたの努力次第です」
と言う。
占い師の「合格」という言葉に、
「合格できる…!?」
と、尾崎は嬉しそうな顔をする。
後日、再び喪黒に会った尾崎は、
「ありがとうございます、お陰で自信がつきました!」
と、喪黒にお礼を言う。
そんな尾崎に、
「尾崎さん、運勢には波というものがあるのです、ですから定期的に占ってもらった方がいいですよ」
と、喪黒はアドバイスをする。
「ええ、月に一度は占ってもらいに行きます」
と答える尾崎に、
「それからもうひとつ、合格するまではあの先生以外の人と絶対にキッスをしてはいけませんよ、あの先生はキッスプラズマによってエネルギーを与えてくれるのです、他の人とキスすると上昇中のプラズマがなくなってしまいますからねぇ」
と、喪黒は忠告をする。
他の人とキスをしてはいけないと言われた尾崎は一瞬冴子の顔を思い浮かべるが、
「そ、そうですね、わかりました、…東大に合格するためならキスぐらい」
と、尾崎はそれくらいできるといった顔で返す。
その後尾崎はバリバリと勉強をして着々と成績を上げていく。
勉強の妨げになるからと冴子とはしばらく会わないようにしていた尾崎だったが、勉強の合間に思い浮かぶのは何故か冴子の顔ではなくキスをしてきた占い師の顔をだったりした。
そんな尾崎は、しばらくしてからもう一度占い師に見てもらう。
今回尾崎の口から出たプラズマは、前よりもずっと綺麗なハート型をしていた。
「運がグングン上昇しています」
と笑顔で言う占い師に、
「合格に近付いてきたということですか!?」
と、尾崎は嬉しくなる。
そんなある日、尾崎は予備校の順位でかなりの上位を取る。
成果が出て喜ぶ尾崎に、
「やったわね尾崎さん!私、尾崎さんに惚れ直しちゃった」
と、冴子も嬉しそうにする。
その後2人は勉強の息抜きにと久しぶりにデートをする。
夜の公園で2人がいい感じの雰囲気になった時、フと尾崎は冴子からキスを強請られる。
『しまった!雰囲気的に断れない…でもあの占い師以外とキスするわけには…』
と尾崎が戸惑って冴子にキスすることを躊躇っていると、
「…んーもう」
と、いつまでもキスをしてこないことに焦れた冴子が自分から尾崎にキスをしてくる。
『キスしてしまった…!』
と、慌てた尾崎は、
「…うわあああ!」
と叫んで思わず冴子を突き飛ばし、そのままショックを受けたように驚く冴子をひとり残して公園から走り去る。
尾崎がしばらく走っていると、そんな尾崎の前に突然喪黒が現れる。
「あなた約束を破ってキスをしましたねぇ」
と言う喪黒に、
「だ、だって…」
と、尾崎があれは不可抗力だと言う顔をすると、
「これであなたのプラズマはめちゃくちゃになってしまいました、本当に惜しいことをしましたねぇ、もう少しで完全になったのに、あなたはもう東大には合格できません、落ちる!滑る!不合格!ドーン!」
と、喪黒は指を差す。
喪黒に指を差されたあと、尾崎は慌てて占い師の元へと行く。
しかし尾崎がいつもの店に来るとそこはもぬけの殻だった。
驚きつつも諦めきれない尾崎は、
「先生ー!先生!?どこです!?先生!キッス占いを!キッス占いをー!」
と、必タヒに占い師を探し回りながら半狂乱で叫ぶ。
数日後、尾崎の成績は落ちに落ち、予備校の順位は最下位になっていた。
順位表を見て絶望した表情を浮かべる尾崎に、
「尾崎さん、あなたってやっぱりダメな人ね」
と、側に来た冴子は呆れたように言う。
そんな冴子の隣には新しい彼氏らしき男せいがいた。
しかし順位表を見てショックを受けている尾崎は冴子の存在に気付かないように、ただひたすら、
「キッス…キッス占いを…キスして…キッス…」
と、未だにキッス占いに縋るように呟き続けていた。
そんな尾崎がいる予備校を見ながら喪黒は、
「占いというものは当たるも八卦当たらぬも八卦、参考にする程度ならいいのですが人生をかけてしまってはいけませんねぇ、オーホホホホホホ」
とひとりごちながら去って行くのだった。
『キッス占い』のレビュー
占い師が最初に、
「今あなたはその上昇気運に乗っています、頑張って勉強すれば東大に合格できるでしょう、それはこれからのあなたの努力次第です」
と言った時、思わず笑ってしまいました。
なんだそのどうとでもとれる言い方。笑
落ちるとも合格するとも明言しない、占い師らしい言い方ですね。
2回目に尾崎さんが見てもらった時も、
「運がグングン上昇しています」
と言うだけで合否の明言は避けていましたしね。
…占いと言えるのでしょうかねこれ。
まぁプラズマでハートの形が見えるのでなんか本物っぽい感じはしてしまいますけどね。
しかし最終的にドロンしてしまったということは、あの占い師はやはり喪黒さんの手下だったのかもしれませんね。
どう見ても怪しかったですし。
それにしても今回の客の名前はすごいですね。
尾崎 真蔵(おさき まっくら)って…。
最初漢字だけを見た時は、
「『おさき しんぞう』…もしくは『おさき まくら』とかかな?」
と思ったのですが、まさかの『おさき まっくら』!
そのまんますぎますね、この名前は酷い。笑
酷いといえば、喪黒さんの、
「落ちる!滑る!不合格!ドーン!」
という畳み掛けるような「ドーン!」も酷かったですね。
受験生にとってはとんでもなく縁起の悪い回ですね。笑
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