引用元:笑ゥせぇるすまん『家庭菜園』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第59話『家庭菜園』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
『家庭菜園』はこんなお話
バドエン度 ★★☆☆☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『家庭菜園』のあらすじ
食品に対して潔癖な、サラリーマンの出利 慶太(でり けいた)32歳。
出利は食品添加物の有害さが気になって市販の食品や外食が口にできず、毎日ミネラルウォーターと自然食のみを口にしていた。
そんな出利は、ある日街で喪黒福造と出会う。
「抗生物質、ホルモン剤、農薬、発がんせい物質…どんな材料にも必ず有害食品が紛れているはずです」
と主張する出利に、
「ほぉ~そうですか」
と返す喪黒は、
「いいものがありますよ」
と、出利にとある小型の計測器を見せる。
「この機械は人体に有害な物質を探知する計測器なのです」
と、この計測器を食品にかざせば有害物質が含まれているかどうか一目で分かると説明する喪黒は、
「これを差し上げましょう」
と、出利に計測器を渡す。
さらに喪黒は、
「あなたに素晴らしい自然食品をお送りして心の隙間をお埋めして差し上げましょ」
と言い、出利の家に定期的に自然食品を送ることも約束する。
翌日、出利の住むマンションに特急便で野菜の詰め合わせが届く。
「へぇ~、どれもこれも形は悪いけど自然の香りがするなぁ」
とダンボールを開けた出利は興味深そうに野菜を手にし、早速野菜に計測器を近付けてみる。
すると計測器のメモリは0の近くを指す。
「お!ほとんど0だ!」
と喜んだ出利は、その日から安心して喪黒からもらった自然食品を食べ始める。
数日後、再び喪黒と会った出利は、
「おかげさまで健康で爽やかな毎日ですよ、それに安全なものを食べているという安心感から精神的にも健康になった気がします」
と、嬉しそうに喪黒に感謝を伝える。
「そりゃ結構」
と返す喪黒に、
「しかし、喪黒さんの送ってくださる食品を食べていたらもう他のものは口にできませんねぇ」
と、出利は笑いながら言う。
すると喪黒は、
「そりゃいけませんねぇ、出利さん、都会で暮らす以上自然食品だけの食生活などとても全う出来るもんじゃありませんよ、市販の食品にもある程度慣れておかないと必ず社会生活に支障をきたしますよ、あまり神経質になりすぎないように気を付けてくださいね」
と、出利に忠告をする。
喪黒の忠告に『…市販の食品なんて冗談じゃない』と内心思う出利は困ったように黙りこくってしまう。
喪黒から忠告を受けた翌日、出利は職場の女せいから、
「出利さん、健康野菜って農薬は使わないけど家畜のフンは肥料に使うんでしょ?でもその家畜が農薬漬けの草を食べてるから当然フンにも農薬が残留するんだって、そういう偽の健康野菜が多いらしいわよ」
と、とある新聞記事を見せられながらかうように言われる。
その記事には『やはり毒?有機農法にも落とし穴』という見出しが付いていた。
出利はその記事を神妙な顔で見つめる。
そんなある日、出利はいつものように届いた喪黒からの野菜にどこか違和感を感じる。
野菜の形がどことなく良すぎると感じたのだ。
試しに野菜に計測器を近付けてみるものの、計測器のメモリはいつも通り0の近くを指していた。
「異常なしか…」
と呟きつつも、
『これは本当に自然食品なのか?…ま、まさか、これが職場の女せいが言っていた偽の自然食品ってやつなんじゃ?』
と疑った出利は、心配で居ても立っても居られなくなり喪黒から送られて来る野菜が作られている菜園を探し出してそこに実際に行ってみる。
深夜、菜園のビニールハウスに忍び込んだ出利はそこで作られていたトマトを手に取ってマジマジと見つめる。
するとトマトから小さな虫が出てくる。
「うわあああ!?」
と出利が驚いて倒れると、そんな出利の前に喪黒が現れる。
「出利さん、よくまぁこの場所を突き止めましたね」
と言う喪黒に、
「喪黒さん!?…ここにあるものは健康食品とは思えません!色や形が良すぎます!」
と、出利は野菜を指差しながら怒ったように主張する。
そんな出利に、
「この菜園では自然に近い掛け合わせで色や形の改良を目指しているんですよ」
と喪黒は説明する。
「でも虫食いだらけじゃないですか!」
と、人工的なものなのに何故虫が付くのかと出利が声を荒げると、
「農薬を使ってないから虫が付くのです、あなたには虫食いのないものを厳選してお送りしたはずですが?」
と喪黒は言う。
喪黒の話にすっかり疑心暗鬼になった出利は、
「も、喪黒さんはどうしてボランティアでそんなとこまで世話してくれるんですですか!?…こんな機械だってインチキなんじゃないですか!?」
と、喪黒からもらった計測器をポケットから取り出して地面に叩きつけて壊す。
そんな出利に、
「おやおやあれほど神経質になりすぎないよう念を押したのに、どうやらあなたは健康食品にのめり込み過ぎて正常な判断ができなくなったようですねぇ」
と喪黒は言い、
「こうなった以上あなたは行き着くところまで行くしかありません、ドーン!」
と、指を差す。
後日、出利の会社では、
「なんだ?出利君は今日も休みか?」
と、ここ最近出利が出勤して来ないことに上司が困っていた。
困った上司は、
「君、ちょっと見てきてよ」
と、以前出利に『偽の健康野菜が多いらしい』と話した女せいに声掛けて出利の家へと様子を見に行くように頼む。
その日の夕方、女せいは渋々出利のマンションへと行き、
「出利さん?」
と声をかけながら、出利の部屋のドアを開ける。
ドアには鍵がかかっておらず簡単に開いた。
しかし、部屋の中を見た女せいは、
「はあああ!?」
と、驚愕して部屋に入れずその場に立ちすくむ。
狭い部屋の中にはなんと鶏や豚や牛や魚などの家畜がたくさん飼われており、床には畑まで作られていたのだ。
女せいが訪ねてきたことにも気付かない様子の出利は、
「アハハハハハハ、アハハハハハハ」
と狂ったように笑いながら、その畑に水をまいていた。
そんな出利のマンションの前にいた喪黒は、
「確かに我々は自分たちが口にする食品に対して無関心すぎるかもしれません、しかし出利さんみたいにこだわり過ぎもよくありません、私ら杀殳されたってタヒにませんからねぇ、オーホホホホホホホホホ」
と、ひとりごちながら去っていくのだった。
『家庭菜園』のレビュー
出利さんみたいに食品に潔癖な人は実際にも結構いそうですよね、なんだか妙にリアルに感じました。
食品に潔癖になってしまうとかなり生きるのが大変そうですけれどね…。
やはり人間はある程度いい加減でないと最終的に自分の首を絞めることになるのかなと思いました。
その点今回の喪黒さんは割と言ってることがまともに感じますね。
出利さんにあげていた野菜も自然食品ではなかったもののちゃんと無農薬のものをあげていましたし、虫食いのものは避けてあげていましたし…珍しくちょっと優しく感じました。
しかし最終的に出利さんは自分で作った食品しか信じられなくなり狭いマンションの部屋の中で家畜を飼って畑まで作ることになったわけですが、大迷惑ですね。笑
鶏や魚はともかくどうやって豚や牛まで部屋に入れたんだか…。
部屋の中に水路や水車まで作っていましたしね。
とんでもないことしていますね。
というかそこまでするなら田舎に引っ越せばいいのに…と思ってしまいました。
出利さんは田舎に引っ越して自給自足したり自然食品を作る仕事をしたら普通に幸せになれそうですよね。
あと、冒頭で出利さんがスーパーで買い物をしている時にしれっと後ろを喪黒さんが通ったのが面白かったです。
喪黒さん、大量のカップラーメンをカートに入れていましたね。
身体に悪そう。笑
引用元:笑ゥせぇるすまん『家庭菜園』
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