引用元：笑ゥせぇるすまん『空手道』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第24話『空手道』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います！
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ？」
と気になる方はぜひご覧ください。
あらすじ・レビューにネタバレを含みます。
セリフは省略しているため一語一句同じではありません。
ご了承ください。
『空手道』はこんなお話
バドエン度 ★★☆☆☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『空手道』のあらすじ
気が弱くて軟弱な、サラリーマンの烏森 喜一(からすもり きいち)28歳。
烏森は痩せっぽちな身体に比例するようにせい格が気弱で、そんな自分に自信が持てずにいた。
そんな烏森は、ある日街で喪黒福造に出会う。
大柄なチンピラに絡まれていたところを助けてくれた喪黒に、
「いや〜本当に助かりました」
と烏森はお礼を言いつつ、
「それにしてもあなたの気合術はすごいですねぇ！」
と、「ドーン！」の喝でチンピラを追い払ってくれた喪黒を感心したように褒める。
「僕は今夜つくづく情けないと思いましたよ、僕もああいう術を知っていたらあんなチンピラなんかに…」
と、自分も強くなりたいと悔しそうにぼやく烏森に、
「そうですよ烏森さん、男は護身術のひとつくらい身に付けておかなくちゃあねぇ、いざという時に自分を守れるという自信が貫禄となり仕事の上でもプラスになるはずですよ」
と喪黒は言う。
「そういうもんでしょうねぇ、でも僕なんかこの歳で…しかもこんな痩せっぽちじゃねぇ…」
と、強くなりたくても自分には無理だとはなから諦めたように言う烏森に、
「そんなこと関係ないですよ、あなたにやる気さえあれば今からでもきっと強くなれますよ、烏森さん、本当にやる気があるならいい先生を紹介しましょうか？」
と、喪黒は提案する。
喪黒の言葉になんだか自分も変われるのではと思い始めた烏森は、
「え！？本当ですか！？やります！やりますとも！ぜひお願いします！」
と、身を乗り出して喪黒の提案を受け入れる。
翌日、烏森が会社で仕事をしていると喪黒が面会にやって来る。
「ゆうべはどうも、烏森さん、こちらは剛場流空手指南、剛場豪介(ごうじょう ごうすけ)さんです」
と、ガタイの良い空手の指南だと言う男せいを連れて現れた喪黒に、
「も、喪黒さん…！実はまだあのそのハッキリ決心したわけじゃないんですよ…」
と、烏森は慌てたように言う。
昨日はああ言ったが、烏森はいざとなったら自分に武道はできるはずがないといつもの気弱さが出て怖気づいたのだった。
しかしそんな烏森に、
「たわけがぁー！そんな優柔不断で空手ができると思っとるのかぁー！」
と喪黒と一緒に来ていた剛場は怒鳴り、烏森を無理矢理自分の剛場道場に入会させてしまう。
剛場道場へと入会させられた烏森は、その日の会社終わりに早速道場で厳しい空手の稽古を受ける。
喪黒に見守られながら渋々空手の稽古を受けた烏森は、慣れない動きに疲弊してヘロヘロになる。
それでもどうにか稽古を終えた烏森だったが、「これから毎日道場へ通うように」と喪黒に言われてげんなりしてしまう。
しかし烏森は帰り道で、
「いや〜烏森さん頑張りましたねぇ、剛場先生も褒めてましたよ、あなたなかなか根じょうがあるって、この調子で毎日やれば半年で初段も取れるだろうって言ってましたよ」
と、喪黒から言われて、
「ええ！？初段！？…初段かぁ！」
と驚きつつも喜び、希望を見出したように明るい顔をする。
翌日、会社終わりに空手着を持って現れた烏森に、
「いや〜感心感心、よくまた行く気になりましたねぇ」
と、会社の前で待っていた喪黒は褒める。
そんな喪黒に、
「いや〜僕、今までなんでも中途半端でやり遂げたことってないんです…でも今度だけは続けるつもりになっているんです！」
と、烏森は力強く返す。
烏森は今度こそ自分は生まれ変わるんだと固く決心したのだった。
その日の稽古後の帰り道、
「烏森さん勇ましくなってきましたねぇ、そうして空手着を担ぐ格好もなかなか板についてきましたしね」
と、喪黒から褒められた烏森は、
「変なもんで、僕もこうしていると自分が強くなった気になりますよ！」
と、少し自信がついてきたような顔で笑いながら答える。
そんな烏森に、
「烏森さん、あなたは自分でその自信を身につけたのですよ！」
と、喪黒は励ますように烏森の肩に手を置き、
「ではまた明日」
と、去って行く。
喪黒の言葉に、
「僕は強いんだ…！」
と烏森は尚の事自分に自信を付け、嬉しそうな顔をする。
するとそんな烏森の前に、
「ああいいとこで会ったわね、探してたのよ、こないだの借りを返さしてもらいたくってね」
と、突然いつかの大柄なチンピラが現れる。
烏森に絡んで喪黒に撃退されたことを根に持っているチンピラは、
「あ！あんた柔道着なんか持ってスカしてるじゃなぁい、面白いわ、私ボクシング習ってたの」
と、烏森を威嚇するように拳を鳴らす。
当然のチンピラの登場に烏森は驚きつつも、
「こ、これは空手着です！」
と震える足でチンピラに言い返し、ファイティングポーズをとる。
『今こそ逃げずにたたかう時だ…！僕は強くなったのだから…！』
と自分を奮い立たせた烏森は、剛場に教わった空手の技を思い出しつつ、
「…うわーっ！どわーっ！」
と、拳を握りしめてチンピラに向かって行く。
しかし烏森の拳が当たる前に、烏森はチンピラからの重い拳を顔面に受けて一発KOしてしまう。
その日の夜、テレビでは、
『今夜8時半頃、新宿付近で会社員の烏森喜一さん28歳は、暴カ団員とみられる数名とケン力し、首腹など全治2ヶ月の重症を負って救急病院へ担ぎ込まれました。尚ケン力の動機は日頃拳法を習っていた烏森さんが暴カ団員と知らず腕前を実地に試そうとしたものとみられています』
と、烏森がチンピラにやられたというニュースが流れたのだった。
『空手道』のレビュー
この話は…珍しく喪黒さんは別に酷いことをしていませんね。
喪黒さんはただ烏森さんを強くするために空手の先生を紹介しただけですしね。
そして空手の先生の剛場先生も、厳しいながらも空手をちゃんと教えてくれる普通にいい先生でしたね。
なので烏森さんはただ自滅した形ですね…。
ちゃんと真面目に空手を習っていただけにこの終わり方は少し気の毒です。
それにしても何故チンピラはオネエ言葉だったのか。
なかなかキャラの濃い方でしたね。笑
そしてそんなチンピラを冒頭にアメリカンクラッカーで倒す喪黒さん。
アメリカンクラッカーって…また古めかしいものを。
今の若い人はたぶん喪黒さんが何を振り回していたかわからないでしょうね…。
あ、あとこの話は最後の方のシーンにちょっとした作画ミスがありました。
こちらにまとめてありますので、気になる方はぜひ確認してみてください↓
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