引用元:笑ゥせぇるすまん『示談屋』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第106話『示談屋』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
あらすじ・レビューにネタバレを含みます。
セリフは省略しているため一語一句同じではありません。
ご了承ください。
『示談屋』はこんなお話
バドエン度 ★★★☆☆
怖さ度 ★☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『示談屋』のあらすじ
女遊びが激しい、タレントの水野 翔平(35)
水野は既婚者にも関わらず女遊びがやめられず、よく業界人の女せいと不イ侖を繰り返していた。
そんな水野は、ある日アイドルとの不イ侖現場をパパラッチに撮られてしまう。
慌てて追いかけるもののパパラッチに逃げられてしまった水野は、そこで喪黒福造と出会う。
「彼女は同じ事務所のアイドルタレントなんです、清純さが売りものですから僕とのことがバレたら…」
と、一部始終を見られていた喪黒に水野が打ち明けると、
「あなたは奥さんがいらっしゃるのにナウティーのスキャンダルメーカーですからねぇ」
と、喪黒は言う。
そんな喪黒に、
「僕とのスキャンダル報道でノイローゼになり自杀殳した女せいタレントもいるんです…ですからこのことはどうかご内密に…!」
と、水野は困り顔で懇願する。
すると喪黒は、
「ご心配なく、私があなたのスキャンダルを解決してあげましょう。腕の良い示談屋をご紹介します」
と、水野に言う。
翌日、水野の自宅に、
「お初にお目にかかります、喪黒さんに言われて参りました、ウマと申します」
と、示談屋の男せいがやって来る。
ウマと名乗るその初老の示談屋に、水野は不イ侖の現場をパパラッチに撮られた旨を話し示談の依頼を申し込む。
示談屋が帰ったあと、水野の妻は、
「何だか頼りないおじいちゃんねぇ…」
と、示談屋に対して苦笑いを浮かべていた。
そんな妻に、
「…タエコ、すまんな」
と、水野はこんな事態になったことを申し訳なく思い詫びる。
謝る水野に、
「仕方ないわ、あなたが駆け出しの役者だった頃結婚して有名になってからずーっとこんな調子だもの、浮気には慣れっこよ!」
と、妻はケロりと返す。
妻は水野の不イ侖を把握していて、しかも水野の不イ侖にはもう慣れっこになっていたのだった。
そんな妻に水野は余計申し訳なくなり、居た堪れない顔をする。
数日後、水野は、
「先ほどウマさんから連絡がありました、例の写真が表沙汰になることはありませんよ、ご安心ください」
と、喪黒から電話で連絡を受ける。
「本当ですか!?ありがとうございます!」
と喜ぶ水野だったが、その隣にはまた別の不イ侖相手がいた。
妻に申し訳なく思うものの、水野は女遊びをそう簡単にはやめられないのだった。
しかしこの時の不イ侖相手が実は厄介な相手だったため、水野は再び喪黒に泣きつく羽目になる。
「喪黒さん、また助けてください!まさかファンだと言って近付いてきたあの彼女が業界の大物プロモーターの女房だったなんて…!もしバレたら僕のタレント生命は終わりです、お願いです、またウマさんに頼んでください!」
と、後日再び会った喪黒に懇願してくる水野に、
「懲りないですね今度は人妻ですか、やれやれ分かりました」
と喪黒は言いつつも、
「ただし約束をしてください、奥さんを大事にしてください、あんなに素晴らしい奥さんを蔑ろにするのは許しませんよぉ」
と、水野に忠告をする。
喪黒の忠告に、
「…分かってます、私は浮気して苦労ばかりかけていますが、心底女房を愛しているんです」
と水野は自分の薬指の結婚指輪を見つめながら、神妙な顔で答える。
後日、水野は喪黒から、
「水野さんご安心ください、例の人妻との一件かたが付きましたよ」
と、電話で報告を受ける。
喪黒の報告に、
「はぁ〜これで人生最大の修羅場を乗り切った」
と、水野はホッとする。
しかしその日の夜、懲りない水野はバーで出会ったケイコという美人な女せいに一目惚れをし、その女せいと深い仲になってしまう。
水野はあっという間にケイコに溺れていき、
「君は僕の命だ、もう君なしでは生きていけない、君だけは特別なんだ…!」
と、ケイコに熱く迫る。
するとケイコは、
「ウフフ、そう…じゃあ、キチンとしてもらわなきゃ嫌よ」
と、水野に離婚をするようにと促す。
すっかりケイコに骨抜きになっていた水野は、ケイコの言う通り妻に「離婚して欲しい」と頼む。
離婚を言い渡された妻は、
「…わかったわ。もう、あなたには愛想が尽きました」
と悲しげに言い、離婚届に判を押す。
そんな妻に申し訳ない気持ちになるものの、水野は次の瞬間には『これでケイコと一緒になれる』とニヤけながらケイコのマンションへと足を運んでいた。
しかしケイコのマンションのロビーへと来ると、そこには喪黒がいた。
「あなたに奥さんを大事にするようにと言ったのに、約束を破りましたねぇ」
と言う喪黒に、
「…妻にとっても、別れることが一番よかったんです」
と、水野はこうするしかなかったとうつむきながら話す。
そんな水野に、
「そうですか、仕方なかったんですねぇ、しかし残念ながらあなたのタレント生命はこれで終わりです、ドーン!」
と、喪黒は指を差す。
喪黒に指を差されたあと、水野はケイコの部屋へと来ていた。
「…ケイコ、君にプレゼントがあるんだ、ほら、受け取ってくれるね」
と言いながらケイコに指輪を見せる水野だったが、
「婚約指輪なら受け取れないわ」
と、ケイコは冷たく返す。
そして、1枚の写真を水野に投げてよこす。
写真を見た水野は、
「この写真は…ヨ、ヨシコ…!」
と、青ざめる。
写真に写る女せいは水野の元不イ侖相手のタレントで、スキャンダル報道に晒されてノイローゼになった末に自杀殳をした女せいだった。
「そう、あなたのために自杀殳した…。私の姉なの、私は姉の復習のためにあなたに近付いただけよ」
と、ケイコは憎しみのこもった目で水野を睨みつけながら言う。
「そ、そんな…」
と水野が驚愕していると、
「水野さん」
と、突然水野は誰かから声を掛けられる。
水野が振り向くとそこには示談屋がおり、
「ウ、ウマさん!?どうしてここに!?」
と、水野は狼狽える。
そんな水野に、
「あなたのことは全て、この方にお任せしてあるわ」
と、ケイコは冷たく笑う。
「ケ、ケイコ待ってくれ、俺は…!」
と焦る水野に、示談屋は、
「未発表のあなたのスキャンダル写真です」
と言って、水野の不イ侖写真を大量に床にバラ撒く。
「あぁ…あぁ…あああああ…!?」
と、青ざめながら慌てて写真を拾おうとする水野の姿に、
「アハハハハッ!」
と、ケイコは心底可笑しそうに笑う。
そんなケイコと一緒に、
「水野さん、諦めなさい、この私がゆっくりと示談いたしましょう」
と、示談屋も嫌な笑顔を浮かべる。
そんな示談屋の顔を、水野は絶望の表情で見上げるしかないのだった。
『示談屋』のレビュー
この話は『笑ゥせぇるすまん』にしては珍しく、不思議アイテムや不思議空間的なものが一切出てこない割と現実感のある話でしたね。
まんま現実世界で起こってもおかしくはない話に感じました。
それにしても水野さん、なぁにが、
「…分かってます、私は浮気して苦労ばかりかけていますが、心底女房を愛しているんです」
ですか!
こんだけ不イ侖しておいて「心底愛している」は笑止千万ですね。
言ってることとやってることが違いすぎます。
愛しているんじゃなくて、甘えているだけですね。
しかも「心底愛している」と言いながら結局最終的にはケイコさんを選んでいますしね。
心底腹の立つ客です。
また妻に向かって本気で申し訳なさそうに眉を下げている顔が腹立つのですよ。
それだけに最後の展開は結構ザマァというかスカッとですね。
ある意味この客はバッドエンドで良かったです。
しかし示談屋のウマさんはなかなかいいキャラでしたね。
この話一回こっきりではもったいないくらいキャラが立っていました。
いい感じに不気味で良かったです。
…めっちゃ揺れてましたね。笑
あと、ケイコさんが美しかったですね。
ちなみにケイコさんは『笑ゥせぇるすまんの美女ランキング』の記事にも入れたので、よかったら何位か確認してみてください↓
それとこの話は、最後の、
「身から出た錆とはいえまた有能なタレントさんがひとり消えることでしょう、モテる悩みって本当にあるんですねぇ、ああ〜、モテたい、モテたい、モテてみたぁ〜い、オーホホホホホ」
という喪黒さんのセリフに笑いました。
「ああ〜、モテたい、モテたい、モテてみたぁ〜い」
のところが意外と心のこもった激しい言い方で面白かったです。
喪黒さんモテたいのかぁ…可愛いですね。笑
【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー
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