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『豹変ゴルファー』のネタバレ・レビュー【笑ゥせぇるすまん】

引用元:笑ゥせぇるすまん『豹変ゴルファー』

 

今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、

「第123話『豹変ゴルファー(SP)』のネタバレ・レビュー

についてご紹介していきたいと思います!

 

「この話の流れを簡潔に知りたい」

「この話のおさらいをしたい」

「この話のオチってどんなだったっけ?」

と気になる方はぜひご覧ください。

 

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あらすじ・レビューにネタバレを含みます。

 

セリフは省略しているため一語一句同じではありません。

 

ご了承ください。

 

 

『豹変ゴルファー』はこんなお話

 

バドエン度  ★★☆☆☆

怖さ度    ☆☆☆☆☆

グ口度    ☆☆☆☆☆

 

『豹変ゴルファー』のあらすじ

 

気弱で事なかれ主義な、サラリーマンの押井 忍(おしい しのぶ)44歳。

 

押井は気が弱くいつも他人の顔色を伺って生活をしていたが、唯一ゴルフクラブを持った時だけせい格が強気になっていた。

 

しかしただ強気になるだけならともかく、押井はゴルフクラブを握るとせい格が非常に乱暴になり周囲の人たちにいつも迷惑をかけていた。

 

さらに厄介なことに、押井はせい格が豹変している時のことを自分ではまったく覚えていなかった。

 

そんな押井は、ある日会社で新部長歓迎コンパに参加することになる。

 

新部長歓迎コンパはゴルフ場で行われることになり、参加した押井はこの日も部長の前だというのにゴルフクラブを握った途端に豹変して部長と社員たちにさんざん迷惑をかけた。

 

我に返った時には部長を含め自分以外の社員は全員怒って帰ってしまったあとで、押井は『またやってしまった…』とひとり項垂れる。

 

そんな押井の前へ、喪黒福造が現れる。

 

「どうやら自分はゴルフクラブを握ると性格が豹変してしまうらしいんです、そのため今日も部長を怒らせてしまって…」

と、肩を落とす押井に、

「なるほど、それは心理学的には爆発せい人格と言いますね、日頃おとなしい人ほどなりやすいのです、いつもは抑圧されている心理状態があることによって引き金を引かれ一度に爆発してしまうのです、あなたの場合ゴルフのクラブを持つことが豹変の引き金になっているようですなぁ」

と、喪黒は返す。

 

「私はもうダメです…!会社へは行けません…!」

と、何もかも終わったという顔で嘆く押井に、

「まぁまぁそんな悲観しなくてもいいですよ、私があなたの人格転換をやってあげますから、今日の失敗を苦にせずに明日会社に行けるようにしてあげましょう」

と喪黒は言う。

 

そして、『そんなことが!?』と驚く押井に向かって喪黒は指を突きつけ、

「いいですか、この指先を見つめて、心配いりません、まぁ一種の…暗示です」

と言い、

「ドーン!」

と力を込める。

 

翌日、押井は会社へと出勤してそのままツカツカと部長のデスクへと行く。

 

そして、

「部長!昨日はご無礼いたしました!どうかお許しください!私はクラブを持つとカーッと頭に血が上り前後不覚になってしまうのです、本当に申し訳ありませんでした!私は今後ゴルフは一切やりません!それに免じてどうかお許しください!」

と部長に堂々と、しかし誠心誠意謝って頭を下げる。

 

押井は喪黒に暗示をかけてもらったことで気の強い堂々とした人格に生まれ変わったのだった。

 

そんな押井の変化に周囲の社員たちは呆気にとられ、またピリピリと怒っていた部長もまさかそんな堂々と謝りにこられるとはと思わず驚愕する。

 

しかしあまりの気持ちいい謝りっぷりに、

「…いやぁ押井くん頭を上げたまえ、私は全然気にしとらんからそんなに謝らなくていいよ」

と部長はにこやかに許し、さらには、

「それにゴルフをやめるなんてとんでもないよ、まるで私がやめさせたみたいで目覚めが悪いしな。お、そうだ、近い内にまたゴルフへ行こう!昨日のメンバーでゴルフをやってあのことは水に流そう、な!」

と、押井のことをまたゴルフへと誘ってくれる。

 

部長に許してもらってホッとした押井は、後日再び会った喪黒に、

「そんなわけで日曜日に部長とゴルフに行くことになりました!」

と、嬉しそうに報告する。

 

しかし、

「…でもまたクラブを持ってあんな風になったら、今度こそ部長を本気で怒らせてしまうかと思うと」

と、押井は若干不安そうな顔をする。

 

そんな押井に、

「いやぁその心配はいりません、あなたの人格は変わったのです、もうクラブを持っても前のようにはなりませんよぉ」

と、喪黒は断言して勇気付ける。

 

喪黒の言葉に、

「…そうですよね、大丈夫なんですよね、本当にありがとうございました!」

と、押井は自信を取り戻す。

 

しかし一方で押井の会社の社員たちは、

「押井さん、ゴルフクラブを握ったらまたこの前みたいに豹変してやらかすのでは…?」

と、押井に対して不安を抱いていた。

 

そんな社員たちの不安を払拭するために押井は、

「一度部長とゴルフをする前にクラブを握っておこう」

と、社員たちと一緒に打ちっぱなしへと行く。

 

すると押井はゴルフクラブを握ってもまったく豹変することなく、終始穏やかに打ちっぱなしを終えることができた。

 

社員たちは、

「確かに人格が変わった…」

「人格が変わったんじゃない、クラブを握っても人格が変わらなくなったんだ…!」

と驚きつつも、押井の変化に安堵する。

 

また押井本人も『ゴルフクラブを握っても本当に豹変しなかった!』と自分に安堵していた。

 

そんな押井は打ちっぱなしの帰り道に喪黒と出くわす。

 

「あ~喪黒さん!実はちょっと打ちっぱなしに行ってきたんですが、大丈夫でしたよ!たぶん大丈夫とは思っていても内心不安でした、しかし実際クラブを握ってみると心も乱れずリラックスできて、ボールのあたりもパーフェクトで、これも喪黒さんのお陰です!ありがとうございました!」

と、嬉しそうにお礼を言う押井に、

「いや〜そんなに喜んでいただけると私も『ドーン!』した甲斐があるというもんです、ストレスさえ溜めなければ人格が豹変することは決してありませんよ」

と喪黒は返しつつも、

「ただし、ゴルフで欲求不満を爆発させない代わりに、思わぬところで…」

と、どこか含みをもたせたように言い淀む。

 

『なんだ…?』と緊張する押井に、しかし喪黒は続けて、

「…ようは心にゆとりを持ってストレスを溜めないことです、では」

と、あっけらかんと言いそのまま去って行く。

 

次の日曜日、押井は部長たちとゴルフ場へと来ていた。

 

この間とは打って変わって穏やかにゴルフをする押井に、

「ほぉ~この前とはえらい違いだ」

と、部長も笑顔を浮かべる。

 

そして押井は部長たちとのゴルフを何事もなく無事に終えることができた。

 

ゴルフを無事に終えられてホッとする一同だったが、ゴルフ場から帰宅する時部長は、

「帰りの足がなくなっちまった、ワイフが都合で迎えに来られなくなったんだと…」

と、帰りの足がなくなったことに困り果てていた。

 

そんな部長を助けるべく押井は、

「それでしたら私がお送りします!」

と、部長に送迎を申し出る。

 

「いや〜押井くんはすっかり感じよくなったなぁ」

と笑顔を浮かべる部長は、ありがたく押井に送ってもらうことにする。

 

他の社員たちと別れて、押井は部長と2人で車に乗り込み発車させる。

 

後部座席に座った部長は、

「いや〜すまんね押井くん、今日は本当に助かったよぉ」

とお礼を言うが、そんな部長の言葉を無視して押井は、

「…ったく、とろとろ走るなよ」

と、ボソッと前の車に悪態をついていた。

 

そして急にハンドルを切って前の車を追い越して無茶な運転をしだす。

 

「…おいおい、急がないからもっとゆっくり」

と苦笑いを浮かべる部長だったが、押井は部長の言うことを聞かずにどんどん他の車も追い越していく。

 

あまりに荒い運転に、

「押井くん、無茶な運転をするんじゃない!」

と部長は青ざめるが、

「…うるさい、俺はあんたの運転手じゃないんだ」

と、押井は低い声で言い、

「ゴタゴタと人の運転に指図するんじゃねぇ!!」

と、突然鬼の形相で怒鳴り出す。

 

なんと押井はゴルフクラブを握ると豹変する代わりに、今度は車のハンドルを握ると豹変するようになってしまったのだった。

 

「どけどけぇ!邪魔だぁ!どけぇー!!」

と大声で怒鳴りながら他の車にぶつかりつつどんどんスピードを上げていく押井に、

「とめてくれ!頼む!助けてぇー!!」

と、命の危険を感じた部長は後部座席で泣き叫ぶ。

 

しかしそんな部長の言葉など耳に入らないように、押井は車を暴走させ続けるのだった。

 

『豹変ゴルファー』のレビュー

 

部長さんが結構いい人なので、そんな部長さんが最後可哀想な目に合うのがちょっと気の毒ですね。笑

 

一回目は押井さんを許してくれた部長さんでしたが、流石にここまでされたらもう許してはくれないでしょうね。

 

…というか、最後この2人は助かったのでしょうかね。

 

最後車が走り去って見えなくなったあとに、

『ドン、ガッシャン』

みたいな音が若干入っていたため、『もしかしたら事故った?』と思ってしまいました。

 

まぁあれだけ暴走させていたらいずれは事故りそうですけれどね…。

 

ゴルフクラブはともかく、車のハンドルを握るとせい格が変わるという話は割とよく聞きますよね。

 

ちなみに第114話『カラオケパレス』の客の端目さんは、カラオケのマイクを握ると周りが見えなくなるタイプでしたね。笑

 

どちらも迷惑ですが、まだカラオケマイクの方が無害な気がしますね。

 

あ、あとこの話は、押井さんが会社の社員たちと信号待ちをしているシーンと、押井さんが喪黒さんに「ドーン!」されるシーンに『隠れ喪黒』がいます。

 

気になる方はこちらにまとめてありますのでぜひ確認してみてください↓

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【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー

 

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【小ネタ】『笑ゥせぇるすまん』の面白記事まとめ【作画ミスなど】

 

小ネタ・作画ミス・喪黒福造の正体・マスターの正体・もぐ虐・美女ランキング…

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