引用元:笑ゥせぇるすまん『グルメ志願』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第44話『グルメ志願』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
『グルメ志願』はこんなお話
バドエン度 ★★★★☆
怖さ度 ★★★☆☆
グ口度 ★★★★☆
『グルメ志願』のあらすじ
三星レストランに興味がある、サラリーマンの久留米 星雄(くるめ ほしお)22歳。
久留米はグルメなため『いつか色々な三星レストランに行ってみたい』という夢を持っていたが、現在は同棲中の彼女のアジミと結婚するための資金を貯めているため三星レストランに行くという夢は先延ばしになっていた。
そんな久留米は、ある日牛丼屋で喪黒福造と出会う。
「いつか三星レストランを総なめにしてみせますよ!」
と、笑顔で夢を語る久留米に、
「ほぉグルメ志願ですなぁ、それでしたら私が三星以上のレストランにご招待しましょう」
と喪黒は言う。
「ええ!三星以上!?」
と驚く久留米に、
「早速明日にでもいかかですか?ご心配なく、お金は一銭もいただきません、どうかお任せを」
と喪黒は言い、久留米を明日三星以上のレストランへと連れて行ってくれると約束する。
翌日、久留米は喪黒に連れられて三星以上のレストランへと来る。
高級な建物のそのレストランで振る舞われた料理はどれも美味しく、久留米は大満足する。
「いや〜本当に美味しかったなぁ!ご馳走様でした!」
と、笑顔で喪黒にお礼を言う久留米に、
「気に入っていただけたようですなぁ、ではこれを差し上げましょう、この店の会員カードです、これを提示すればいつでもこの店を利用できるのです」
と、喪黒はレストランの会員カードを渡す。
「え!?そんな高価なものを…」
と驚く久留米に、
「特別サービスで貰ったもんですから気にしないでください、ただし度を越した使い方はしないでください、このようなところはたまに来るからよいのです、度々だと有り難みもなくなってしまいますからねぇ」
と、喪黒は忠告をして去って行く。
喪黒にレストランへと連れて行ってもらった数日後、久留米は会社の昼時に社食を前にして、
「はぁ…あそこの料理を食べてからどこで食事しても不味くて食べられないや…」
と、溜息をついていた。
久留米はあのレストランに行ってからというものの、レストラン以外の食事がすべて不味くて感じられて食べられなくなってしまっていたのだった。
そのため久留米は否応なしにあのレストランに毎日のように通い詰めるようになっていた。
喪黒の『度を越した使い方はしないでください』という忠告が頭をよぎるものの、
「…で、でも、ここじゃないと、もうダメなんだぁ!」
と、久留米は言い訳をしながらレストランの料理にかぶり付いていた。
そんなある日、久留米は家で食事をしなくなったことを彼女のアジミに怪しまれて、
「どういうこと!?毎晩毎晩こんなに帰りが遅くて!…あなた最近うちでご飯食べてくれないから、私寂しくって」
と、アジミに悲しそうに詰め寄られてしまう。
アジミの料理も不味く感じるようになってしまっていたため最近はまったく家で食事をしていなかったが、このままではアジミを悲しませてしまうと罪悪感に駆られた久留米は、
「わかった、わかったよ、明日は必ず早く帰って君の料理を食べさせてもらうから!ね?」
と、アジミに約束をする。
「…本当?きっとよ」
と、笑顔になるアジミに、
「うん!約束するよ」
と久留米は返し、アジミを抱きしめる。
しかし次の日、昼食がいつも通り喉を通らなかった久留米は、
『まずい…このままではきっとアジミの料理も食べられない…!』
と追い込まれて、会社帰りに空腹をかかえたままついいつものレストランへと来てしまう。
レストランへと来た久留米はもうレストランの食事のことしか考えられず、青ざめた顔に笑顔を浮かべながら足早にレストランへと入る。
しかしいつものように入口で会員カードを提示した久留米は、
「お客様、このカードは昨日で解約されております、申し訳ありませんがご使用できません」
と、店員に言われてしまう。
「か、解約!?そんなバ力な!?」
と驚いた久留米は、
「…じ、じゃあ現金で」
と、仕方なく現金で払おうとする。
そんな久留米に、
「会員制ですので入会金をお支払いいただきますが、消費税込みで100万円でございます」
と店員は言う。
「ひ、100万!?」
とあまりの高額に後ずさる久留米だったが、すぐに『背に腹は代えられない』という顔をして急いで家へと帰る。
家へと帰ってきた久留米は、レストランの入会金を結婚資金のために貯めておいた金で払おうと結婚資金の入った封筒を持ち出そうとする。
そんな久留米に、
「ダメよ!やめて!…約束破った上にせっかく貯めた結婚資金をどうする気!?」
とアジミは青ざめ、必タヒで封筒を守ろうとする。
そんなアジミから、
「頼む!遣わしてくれ!許してくれぇー!」
と無理矢理封筒を奪い、久留米はそのまま泣いているアジミを振り払ってレストランへと舞い戻る。
しかしレストランの前まで来ると、そこには喪黒がいた。
「いけませんねぇ、せっかくの結婚資金に手を付けては」
と言う喪黒に、
「も、喪黒さん!…うるさいっ!みんなあんたのせいだ!僕はもうこの店の料理しか食べられなくなってしまったんだ!」
と、久留米は声を荒げる。
そんな久留米に、
「だから言ったでしょう程々にするようにと、約束を破った以上あなたはもうこの店に入ることはできません」
と喪黒は言う。
「う…そんなぁ…」
と、さっきまでの威勢を削がれてショックを受けたように膝をつく久留米は、
「お願いだぁ…頼みますぅ…」
と、喪黒にレストランに入れてほしいと泣きつく。
すると喪黒は、
「そんなに悲観することありません、あなたでもお金のかからない最高の料理を味わうことができますよ」
と言う。
「え!?本当ですか!?」
と顔を上げる久留米に、
「ええ、その料理を食べればきっとあなたは満足するはずです、さぁ食べるのです、ドーン!」
と、喪黒は指を差す。
その日の夜、久留米に結婚資金を持ち逃げされたアジミは落ち着いたあと外に久留米を探しに行っていた。
しかし久留米のことを見つけることができなかったアジミはとぼとぼと家へと戻ってくる。
すると、家の灯りがついていた。
『帰って来てる!』とホッとしたアジミは、
「星雄さん帰ってたの!?私探しちゃった!」
と、笑顔で家の中へと入る。
しかしすぐに家の中の悪臭に気付き、「うっ…!?」と鼻をふさぐ。
よく見ると家の中はゴミ袋だらけで、そんなゴミ袋だらけの部屋の中で久留米は何かをフォークとナイフで食べていた。
それはゴミ袋から出した生ゴミだった。
久留米はゴミ捨て場から大量のゴミ袋を持ち帰り、その中身を食べていたのだった。
蝿が飛び交う中、
「うまい…うまいな…」
と、ニヤニヤと笑いながら生ゴミを食べ続ける久留米の姿に、
「ほ、星雄さん…キャーーーーーー!?」
と、アジミは悲鳴を上げる。
そんな2人がいるアパートの前では喪黒が、
「確かに人間というものは食べ物が貧しいと心まで貧しくなるものです、ですからグルメ志願は大変結構なのですが、グルメ中毒にならないように十分気を付けてくださいねぇ、オーホホホホホホ」
と、ひとりごちながら去って行くのだった。
『グルメ志願』のレビュー
『ここの料理しか食べられない』という制限は結構怖い状況ですよね。
食事は3大欲求で絶対に人生からなくせませんし、その3大欲求のひとつが制限されているという状況は結構恐ろしいことだなと感じました。
そしてオチも恐ろしいですね。
生ゴミって…確かにお金はかからないけれど、絶対最高の料理じゃないでしょ。汗
久留米さんにはこれが最高の料理に感じるようになってしまったのですかね?
恐ろしいですね。
自分の料理を食べてくれなくなっても、約束を破られても、結婚資金を持ち逃げされても久留米さんのことを見限らなかった優しいアジミさんでしたが、この久留米さんの姿を見てしまったあとアジミさんはどうするのでしょうね。
流石にもう一緒にいるのはキツイ気がしますけれど…。
それにしても…喪黒さんは傘を差すのがお下手!
右肩ビッショビショじゃないですか、何でもっと真ん中に差さないの?笑
引用元:笑ゥせぇるすまん『グルメ志願』
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