引用元:笑ゥせぇるすまん『イージー・ドライバー』
今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、
「第2話『イージー・ドライバー』のネタバレ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のおさらいをしたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
と気になる方はぜひご覧ください。
あらすじ・レビューにネタバレを含みます。
セリフは省略しているため一語一句同じではありません。
ご了承ください。
- 『イージー・ドライバー』はこんなお話
- 『イージー・ドライバー』のあらすじ
- 『イージー・ドライバー』のレビュー
- 【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー
- 【小ネタ】『笑ゥせぇるすまん』の面白記事まとめ【作画ミスなど】
『イージー・ドライバー』はこんなお話
バドエン度 ★★★☆☆
怖さ度 ☆☆☆☆☆
グ口度 ☆☆☆☆☆
『イージー・ドライバー』のあらすじ
自動車教習所に通う、サラリーマンの浦成 平一(44)
浦成は「免許をとって息子とドライブがしたい」という夢のために自動車教習所に通っていたが、自動車教習所の教官の厳しい指導に早くも心が折れかけていた。
そんな浦成は、ある日自動車教習所で喪黒福造と出会う。
「私は車の運転の個人教授をしていまして、そのお客を探しています」
と、自己紹介をする喪黒は、
「営利第一主義のような教習所は乱暴で悪質なドライバーを乱造するのです、まず第一にドライバーに必要なのは人間に対する愛情と思いやりですよ」
と持論を展開し、
「そこで私は親切・丁寧・優しさをモットーに運転の個人教授をやることにしたのです、そしてあなたを最初のお客に決めました!」
と、浦成に向かって言う。
突然個人教授の客に任命されて驚いた浦成は、
「ええ!?で、でも教習所に払い込んだ入学金や授業料が…」
と、とても個人教授に乗り換えるお金なんてないとやんわりと断ろうとするが、
「ご心配なく、私の授業は無料なんですよ」
と喪黒は言い、
「あなたは私に車の運転を絶対習うべきです、ドーン!」
と、浦成に指を差す。
喪黒に半ば強制的に突然個人教授の客にされた浦成は、その後どこかの空き地に連れてこられて早速そこで教習車に乗るように言われる。
しかし喪黒が乗るようにと言う教習車はとんでもない高級車だった。
「こ、こんな高級車で練習するんですかぁ!?」
と驚く浦成に、
「いい車で練習しないと気品のある運転ができませんよぉ」
と喪黒は返し、浦成を教習車へと促す。
恐る恐る高級な教習車に乗り込んだ浦成は、助手席に座る喪黒の指示通りに早速空き地内を走ってみるが、その運転はおぼつかず教習車にはどんどん傷が付いていく。
傷が付く度に、
「ああ!?すみませんっ!!」
と青ざめる浦成だったが、
「大丈夫、保険に入ってますから、初めは車を傷付けるのは当たり前ですよぉ、気にせずに行ってください、いいですか、いくら高くても物は物です、物をあまり大事にしたり執着しすぎることは人を軽く見る元になるのです、遠慮せずにどんどんぶつけてください」
と喪黒は言い、さらに明らかに下手な浦成の運転に、
「うまい、うまい、その調子、その調子」
と言っておだててくれる。
そんな喪黒の優しい個人教授が終わる頃には、教習車はもう走れないほどにズタボロになっていた。
「こんなんなっちゃって…すみません」
としょげる浦成に、
「いや気にしないで、それより今日一日でかなり上達しましたよぉ!これなら一週間ほどで試験にパスします」
と、喪黒は褒める。
「ほ、本当ですか!?」
と喜ぶ浦成は、明日からも喪黒に車の運転を教えてもらおうと思うのだった。
翌日、喪黒は新しい教習車を用意して今度は住宅街を走るようにと言う。
新しい教習車も高級車だったため浦成は再び緊張するが、喪黒に励まされながら何とか狭い住宅街の道路での教習を行う。
しかしやはり教習が終わる頃には再び車はズタボロになっていた。
「ど、ど、どうしましょう…」
と、新しい教習車もダメにしてしまったことに青ざめる浦成だったが、
「いいです、この車は廃車にしましょう」
と、喪黒はまったく頓着していないようにあっさりと言う。
喪黒の優しい個人教授の2日目を終えたあと、浦成は喪黒と共に魔の巣へ行き酒を飲む。
いい感じに酔っ払った浦成は、魔の巣から出たあと、
「なんだかねぇ〜今ならこうスイスイ運転できそうな気がしますよ!」
と、ご機嫌に話しながら歓楽街を歩く。
すると喪黒は、
「やってみますか?」
と言い、
「え〜!こんな酔っぱってたらダメですよ〜」
と赤らんだ顔で笑う浦成を残して、
「ちょっと待っててください」
と、どこかに車を取りに行く。
そして、すぐにダンプに乗って戻って来る。
「あ、あなたダンプまで持ってるんですか!?」
と浦成は驚きつつも、酔っ払っているため正常な判断ができず、ダンプの運転席に乗り込んでそのままダンプを発進させる。
そんな浦成のうしろからは、
「おい!?俺のダンプどうするんだよー!?車泥棒ー!」
と、怒りながら追いかけてくるダンプの本当の持ち主がいた。
ダンプを走らせて広い道路へと出て来た浦成は、
「すごいじゃないですか、これなら運転歴30年のベテランです」
と助手席からおだててくる喪黒に、
「ハハハハハ、我ながらハンドルが軽い軽い!」
と、ヘラヘラと返しながら乱暴にダンプを運転する。
そんなダンプの横では他の車が弾き飛ばされ、またうしろからはパトカーがサイレンを鳴らしながら追いかけて来ていた。
しかしそんなことには気付かない浦成は、
「浦成さん、ここらでググッとスピードを上げましょう」
と言う喪黒の言葉に、
「ハイハイ!」
とご機嫌に返して、さらにスピードを上げる。
「赤信号だけど構わず行っちまいましょう」
と言う喪黒の言葉にも、
「ハイハイ!」
と返して、浦成は赤信号もそのまま止まらずに直進する。
「ハハハハハ!愉快!愉快!」
と笑いながらダンプを暴走させる浦成の周りでは、車がぶつかり、人が逃げ惑い、家や壁が破壊されていた。
そんな浦成は、眼の前にそびえ立つホテルが見えた瞬間にようやく、
「うわー!?」
と我に返ったように驚きの声を上げるが、ダンプはそのままホテルの入口に突っ込んでしまう。
ホテルの入口に突っ込んでようやく止まったダンプの運転席では、浦成が目を回して動けなくなっていた。
そんな浦成が乗るダンプの周りには、たくさんのパトカーと野次馬が溢れかえっていたのだった。
『イージー・ドライバー』のレビュー
噂によると最近の自動車教習所は昔ほど怖くないのだとか?
なんだか教官が優しく教えてくれるらしいですね。
そう考えると、
「営利第一主義のような教習所は乱暴で悪質なドライバーを乱造するのです、まず第一にドライバーに必要なのは人間に対する愛情と思いやりですよ。そこで私は親切・丁寧・優しさをモットーに運転の個人教授をやることにしたのです」
と喪黒さんが言うこの話は、ある意味時代を先取りしているのかもしれませんね。
それにしても浦成さんがダンプで暴走するシーンで、
「ここらでググッとスピードを上げましょう」
「赤信号だけど構わず行っちまいましょう」
と、どんどん畳み掛けてくる喪黒さんには笑いました。
悪い人。笑
浦成さんも自分の意志でダンプに乗ってしまったとはいえ少し気の毒ですね。
というか喪黒さん、ダンプが他人のものだったということはもしかしたら今までの高級車も全部他人のものを勝手に持ってきてしまっていたのかもしれないですね。
だからズタボロにされても頓着しなったのかも。
だとしたらとんでもないですね。笑
あと、最後に喪黒さんが、
「ホホホホ、これであの人は一通り運転をマスターしたことでしょう、それにしても一体いくつ違反が重なったことやら、楽しみです、オーホホホホホホ」
と言いながら去って行くシーンで、喪黒さんの後ろ姿のスーツの部分にズラズラズラっと浦成さんが違反したであろう道路交通法の名称が下から上に流れていくのは面白い演出だなと思いました。
引用元:笑ゥせぇるすまん『イージー・ドライバー』
とんでもない数が流れていきましたね。笑
流れていった道路交通法を書き出してみると、
- 酒酔い運転
- 無免許運転
- 信号無視
- 通行禁止違反
- 保育者用道路徐行違反
- 通行区分違反
- 歩行者側方安全間隔不保持等
- 急ブレーキ禁止違反
- 法定横断等禁止違反
- 追越し違反
- 優先道路通行者妨害等
- 交差点安全進行義務違反
- 横断歩行者等妨害等
- 徐行場所違反
- 指定場所一時不停止等
- 安全運転義務違反
- 幼児等通行妨害
- 安全地帯徐行違反
- 通行帯違反
になります。
全部で19個の道路交通法違反ですね。
浦成さん可哀想…しばらく刑務所から出てこられませんね。
しかし浦成さんは、第57話『安心カプセル』にて再び登場するのですよね。
その時は51歳になっているので、7年くらい刑務所に入っていたということですかね。
7年後に刑務所から出てきたあともまた喪黒さんに酷い目に合わされる浦成さん。
本当に不憫な方です…。
【全話】『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー
【小ネタ】『笑ゥせぇるすまん』の面白記事まとめ【作画ミスなど】
小ネタ・作画ミス・喪黒福造の正体・マスターの正体・もぐ虐・美女ランキング…
など、『笑ゥせぇるすまん』に関する面白記事が一気にまとめて見られます↓
笑うセールスマン わらうせえるすまん もぐろふくぞう 感想