今回は、
「『僕と帰ってこない妻』のネタバレ!201話~250話」
をご紹介していきたいと思います。
- 登場人物紹介
- 201話~210話 結に怒鳴ってしまう和樹
- 211話~220話 雪穂、ついに出て行く
- 221話~230話 和樹、雪穂の実家へ
- 231話~240話 雪穂の母は毒親?
- 241話~250話 雪穂に自信を付けてくれた和樹、しかし…
- 201話~250話 めっちゃ簡単あらすじまとめ
登場人物紹介
倉田 和樹(26):夫、妻に出て行かれる
倉田 雪穂 :妻、夫が頼りにならなくてイライラ
倉田 結 :娘、赤子
温田 :和樹の先輩、いい人
花田 :和樹の同期、いい人
冷田 :和樹の上司、モラハラ気味
塩田 :和樹の同期、男尊女卑気味
美田 :和樹が出会ったママ友、いい人
201話~210話 結に怒鳴ってしまう和樹
プロジェクトのリーダーに戻れた和樹でしたが、相変わらず仕事は忙しく、和樹は、ストレスから無意識に腕をかきむしることを止められずにいました。
そんな中、和樹は育児も頑張ろうとしていましたが、ある日、ミルクを飲みたがらず、哺乳瓶を倒してしまう結に対して、
「なにしてんだよ!!」
と、怒鳴ってしまいます。
すぐに我に返り、
「結に悪いことしちゃった…」
と落ち込む和樹でしたが、そんな和樹に、
「それなら、明日抱っこして謝ってあげて。
忙しくて、最近構ってあげてないでしょ」
と、雪穂は声をかけます。
「そうだっけ…」
と思う和樹に、
「でも、お仕事いつも頑張ってくれて、ありがとうね」
と、雪穂は笑いながら言います。
この日から、雪穂の様子が変わりました。
朝、しっかりとした朝食を用意してくれるようになった雪穂。
会社に行く時も、結と笑顔で見送ってくれるようになります。
お弁当も毎日作ってくれ、急遽決まった飲み会も快く受け入れてくれます。
なにより、
「仕事で疲れているんだから」
と、家事と育児にノータッチでも、笑顔で許してくれるようになりました。
そんな雪穂の様子に、素直に喜ぶ和樹。
和樹は、
「やはり自分は仕事に専念して、家事育児は、働いていない雪穂がやるのがうまくいく気がする」
と思っていました。
しかし、和樹は気付いていませんが、ここ最近の雪穂の笑顔は、どこか貼り付けたような影のあるものでした。
211話~220話 雪穂、ついに出て行く
すっかり、家事と育児にノータッチになった和樹。
気付けば和樹は、以前のように雪穂に頼りきりになり、上司への手土産、女子社員へのバレンタインのお返しなども、雪穂に買ってきてもらうようになっていました。
以前のように、甲斐しく自分の世話を焼いてくれる雪穂に、
「最近の雪穂、協力的だし優しいし、最高だな~」
と、ご満悦な和樹。
続けて、
「俺もいままで以上に、家事手伝ってやるか~」
などと思っていました。
和樹は、すっかり元の様子に戻っていました。
雪穂は、身の回りの世話だけではなく、
「私の代わりに、仕事頑張ってくれてありがとうね」
などと、和樹を持ち上げる発言もしてくれるので、和樹はすっかり調子に乗り、自尊心の高い男になっていました。
心に余裕ができたからか、家事と育児も気まぐれに手伝うようになった和樹。
そんな和樹に、
「結のこと、気にかけてくれてありがとう」
と言う雪穂。
和樹は、こんな穏やかな日々がずっと続けばいいと思っていました。
しかし、ある朝、
「しばらく帰りません。
結と2人で過ごします」
という書き置きを残し、唐突に、雪穂は結を連れて家を出て行ってしまいます。
時は現在に戻り、書き置きを見つめる和樹。
和樹は、不思議とそこまで取り乱さずに、書き置きを見つめていました。
思えば、
「雪穂は働いていないから」
というのを大義名分に、いままで散々当たり前のように雪穂の善意を搾取し続けてきた和樹。
和樹は、失って始めて、それは当たり前ではなかったのだと痛感していました。
そして、
「俺は、自分の自尊心を保つために、ずっと雪穂のことを下に見てたんだ…」
と、今まで見て見ぬ振りをしていた、自分の心と向き合っていました。
そんなある日、和樹は、会社帰りに美田と出会います。
和樹は、妻が出て行ったことを美田に告げ、今まで妻を下に見ていたこと、失ってからそのことに気付いたことなどを、美田に話します。
そんな和樹の言葉に、
「それだけ、なのかな」
と返す美田。
美田は、実は自分は離婚していること、子供が産まれたあとも働いていて、それを夫に気に食わないと思われていたことなどを話し始めます。
「嫌だったんだろうね、プライド的に、奥さんの方がバリバリ働いているっていうのがさ。
でも、それは別によかった。
許せなかったのは、そのイライラを子供に向けてたから」
と言う美田。
そして、
「前からちょっと思ったこと、言っていい?
話の中に、結ちゃんのこと、全然出てこないよね」
と、和樹に子供に対しての無関心さを指摘します。
221話~230話 和樹、雪穂の実家へ
結に対して無関心だったことにまったく気付いていなかった和樹は、美田の言葉に戸惑います。
そんな和樹に、
「倉田さんが耳を傾けるべきなのは、同僚のアドバイスでも、私の教訓でもない。
奥さんと結ちゃんの『声』でしょう」
と言い、すぐに妻の元に行かないのは、プライドが邪魔しているのではないか、どちらか選んだ方がいい、プライドか家族かと、和樹を叱責します。
美田に力強く励まされた和樹は、ようやく雪穂と結と向き合う決心をし、雪穂が身を寄せている、雪穂の実家へと足を運びます。
雪穂の実家に来ると、雪穂の母が出迎えてくれ、和樹は少し雪穂の母と話をします。
雪穂の母は、雪穂から家出のことを詳しくは聞いていないと言いながらも、
「でも、どうせあれでしょ?
専業主婦が、辛くなった~とか言って投げ出してきたんでしょ?」
と、軽く笑いながら言います。
231話~240話 雪穂の母は毒親?
あの子は根性がないから、ちょーっと嫌なことがあるとすぐ辞めちゃうからと、謙遜なのか、雪穂のことを悪く言い続ける雪穂の母。
そんな雪穂の母に、
「違います」
と、力強く否定する和樹。
和樹は、すべて自分が悪い、責任感の強い雪穂をここまで追い詰めたのは自分だと、自分の非を雪穂の母に伝えます。
そんな和樹の言葉を、影で聞いている雪穂。
雪穂は、和樹と母の会話を聞きながら、小さい頃の自分を思い出していました。
思えば、雪穂の母は昔から、
「うちの子可愛くないし、根性もないから」
などと、笑いながら雪穂のことを周囲に悪く言うところがありました。
自分の子を出来の悪い子だと自慢げに語る、それが、敵を作らず円満に過ごす、雪穂の母の処世術でした。
大人になってからそれがわかったものの、雪穂は、長年の母の言葉に傷つき続けていました。
そんな母の言葉が呪縛となり、周囲とイマイチうまくいかず、学生時代も苦しみ続けた雪穂。
241話~250話 雪穂に自信を付けてくれた和樹、しかし…
そんな雪穂の心を溶かしてくれたのは、同じ大学に通う後輩の和樹でした。
飾らない、まっすぐな言葉で告白してくれた和樹。
和樹は、雪穂と付き合うようになってからも、
「雪穂は可愛いし優しいし、自慢の彼女だなぁ」
などと、ことあるごとに雪穂を褒めてくれました。
そして、
「雪穂にはさ、自分のこともっと好きになってほしいんだ」
と、笑顔で言う和樹。
そんな和樹の言葉に少しづつ自信を付け始め、だんだんといろいろなことに挑戦できるようになった雪穂。
雪穂は、念願の会社の内定ももらえ、いつの間にか人生が楽しくなっていました。
「カズ君と出会ってから、呼吸がしやすくなった」
「自分のことが好きになれた」
と、雪穂は和樹に感謝していました。
しかし、そんな幸せなだった和樹との生活も、結婚してからはどこか歯車が狂っていきます。
「なんでだろ。
今の私は、好きじゃないの」
と、苦しむ雪穂。
そして、
「私は、家に帰らない悪い妻だ」
と、雪穂は以前のように自信をなくし、自分を責め続けます。
201話~250話 めっちゃ簡単あらすじまとめ
和樹、赤子の結にキレる
↓
雪穂、和樹が家事と育児にノータッチでも、(貼り付けた)笑顔で許してくれるようになる
↓
和樹、雪穂の優しさに甘え、元のダメ夫に戻る
↓
雪穂、ついに出て行く
↓
和樹、自分のせいだと後悔する(何回目だ)
↓
和樹、美田に結への無関心さを指摘され焦る
↓
雪穂、過去の母の微妙な毒親っぷりや、出会った頃の優しかった和樹のことについて思い出す←今ココ