「僕と帰ってこない妻」というweb漫画を、「ちなきちDiary」さんというサイトで読んでいるのですが…
この漫画…
とっても長い!!
1話4コマ漫画ならぬ10コマ漫画という形式で描かれている漫画のため、各話の話は短くすぐ読めてしまうのですが…
いかんせん、夫婦2人がすれ違っている話が延々ずーーーっと続くので、なんだかとーっても長く感じてしまいます。汗
読んでいると、
早く進展してぇ~!
いつになったら妻は報われるのおぉぉ!?
いつになったら夫は妻の気持ちに気付くのおぉぉぉぉ!?
と思って、ヤキモキしてしまいます。笑
面白いからドンドン読んでしまうのですが、やはりこうもなかなか進展しないと少々読むのが大変です…。
なので、ちょっと何話か飛ばして読んでみたりもしたのですが、このお話、
・夫目線・妻目線で、同じ話を繰り返している
・数年前と現在を、行ったり来たりしている
ため、ちょっと話を飛ばして読むと、
あ、あれ…この話前に読んだっけ?
ループしてる!?
ど、どこまで読んだんだっけ…???
と、時系列がわからなくなり結構混乱します。笑
ということで、今回は、
「引き伸ばしすぎていて、追えなくなってきてしまった…」
「これまでの要点だけを簡潔に知りたい」
「いままでのおさらいをしたい!」
などの人のために、
「『僕と帰ってこない妻』1話~最終話(完結)までのあらすじ&感想」
をご紹介していきたいと思います。
550話近くを、ザックリとまとめました!
あらすじにネタバレを含みます。
セリフは省略しているため一語一句同じではありません。
ご了承ください。
登場人物紹介
主な「登場人物」を、一応紹介しておきます。
ただ、これら全員の登場人物に触れてあらすじを書くと膨大な量になってしまうので…
あらすじは、主に「夫」と「妻」の2人に絞って極力シンプルに書いています。
倉田 和樹(26):夫、ちょっと無神経
倉田 雪穂 :妻、自尊心低め
倉田 結 :娘、赤子
雪穂の父 :微妙にモラハラ
雪穂の母 :微妙に毒親
温田 :和樹の先輩、いい人
花田 :和樹の同期、いい人
冷田 :和樹の上司、モラハラ気味
塩田 :和樹の同期、男尊女卑気味
美田 :和樹のママ友、いい人
①夫、和樹目線で語られる家族のこと
※「1話~214話」辺りまで
大手企業に勤めるサラリーマンの和樹は、仕事にやる気を見出せずにいました。
そんな中、妻の雪穂は楽しそうにバリバリと仕事をしています。
和樹は、そんな雪穂に密かに劣等感を抱いていました。
そんなある日、雪穂が妊 娠します。
妊 娠を期に、仕事を辞める雪穂。
和樹は、子供ができて嬉しく思う反面、
「これからは、自分一人で家計を支えていかなければいけない…」
ということに、プレッシャーを感じていました。
只でさえやる気が見出せない仕事なのに、
「俺が頑張らないと…」
と、無理をする和樹。
和樹は、だんだんとストレスが溜まっていきます。
そして、次第にそのストレスを、
「俺は働いているから偉い!」
「雪穂は働いていていないから俺よりも下!」
と思うことで、なんとか発散させていました。
だんだんと、雪穂を下に見ていることを本人にも隠さなくなっていく和樹。
和樹は、
「家事も育児も雪穂がやるのは当然!
だって働いていないのだから。
むしろ、働いているのに家事や育児をたまに手伝ってやっている自分はなんて偉いのだろう!」
と、思っていました。
そんなある日、雪穂は突然家を出て行ってしまいます。
まだ幼い娘の結と共に、自分の実家に帰ってしまった雪穂。
和樹は、
「俺は家事も育児も手伝っていた…。
何がダメだったんだ…」
と、途方に暮れます。
②和樹、雪穂に出て行かれ反省する
※「215話~235話」辺りまで
雪穂に出て行かれた和樹は、周りの人からの助言もあり、次第に自分のしでかしたことを理解し始め反省します。
そして、勇気を出して雪穂を迎えに行きます。
※ここまでの漫画が読みたい方は下のリンクから飛べます↓
③妻、雪穂目線で語られる家族のこと
※「236話~385話」辺りまで
時は少し遡り、和樹を見限って家を出た直後の雪穂。
雪穂は実家に身を寄せながら、出会った頃の和樹のことを思い出していました。
出会った頃の和樹は、雪穂のことを、
「かわいい!」
「すごい!」
と素直に褒めてくれる、とても天真爛漫な男でした。
微妙な毒親のせいで自尊心が低いまま育った雪穂にとって、和樹の言葉はとても新鮮なものでした。
だんだんと和樹の言葉に心を溶かされていく雪穂。
いつの日か、雪穂は和樹の言葉に自信をつけ、なんでも挑戦できる女になっていました。
「カズ君のおかげで私は変われた!」
と、雪穂は嬉しくなります。
和樹は、結婚・育児に関しても、
「俺は、結婚したら仕事よりも家族を大事にしたい!
子供の成長を見守りたい!」
と、雪穂と似た価値観を持っており、
「こんな彼なら、きっと大丈夫!」
と、雪穂は和樹との結婚を決意します。
しかし、いざ結婚してみると、和樹は家事も育児もろくに手伝ってはくれず(本人は手伝っているつもり)、挙げ句の果てには、働いていない専業主婦の雪穂のことを下に見てきます。
雪穂は、
「話が違うじゃんか…」
と、悲しくなります。
和樹の無神経な言動や、あからさまに自分を下に見てくる態度、産 後に調子を崩している自分に無関心なところや、家事にも育児にも協力してくれない姿勢に、雪穂はだんだんと精神的にも肉体的にも疲弊していきます。
和樹によって上げられた雪穂の自尊心は、いつの間にか、再び和樹によって下げられていました。
しかし、何より雪穂が許せなかったのは、和樹の結に対する態度でした。
和樹は、自分の娘である結にまったく興味を示しませんでした。
結が泣いていようが、気にならないのか放っておく和樹。
抱き上げようとも、あやそうともしません。
雪穂にせっつかれると面倒をみることもありますが、嫌々やっているのが丸わかりです。
いつまで経っても父親になってくれない和樹。
雪穂は、なんとか結に興味を持ってもらおうとあの手この手を尽くしますが、和樹は一向に結に興味を示しません。
そんな和樹に、いつしか雪穂は諦めてしまいます。
「もう、カズ君に期待するのは止めよう…。
いい妻を演じるのも止めよう。
結のことだけを考えよう」
と、和樹に冷たく当たるようになる雪穂。
雪穂は、いつしか和樹への呼び方も「カズ君」から「パパ」に変え、本格的に和樹と一線を引くことにします。
一方、突然冷たくなった雪穂に焦ったのか、急に結の世話をするようになる和樹。
しかし、和樹も元々仕事で疲れているためか育児はなかなかうまくいきません。
ミルクの瓶を倒してしまった結に怒鳴ったり、おむつ替えの時に、足を引っ張りすぎて結の股関節を損傷させてしまったりします。
そんな和樹に、
「私がパパに冷たくしたから…?
だからそのしわ寄せが結に…!?」
と、青くなった雪穂は、
「結が傷つくのだけは耐えられない!!」
と、その日からまた良き妻を演じるようになります。
「自分さえ我慢すれば、結を守れる…!」
と、ボロボロの身体で再び家事と育児を頑張る雪穂。
しかし、そんな雪穂の頑張りは、結の誕生日の日に飲み会を入れて、結よりも会社の人を優先させた和樹の行動によってポッキリと折れてしまいます。
ギリギリで保たれていた精神が崩壊した雪穂は、その日結を連れて家を出ます。
すみません。
この記事で最終話までまとめようかと思っていたのですが…
あらすじを追記していたら、思いの他ページが重くなってしまったため(汗
続きは、こちらにまとめました↓
【僕と帰ってこない妻】最後(結末)どうなる!?あらすじまとめ・レビュー
続きでは、
- ⑤和樹と雪穂、ついに向き合う!(395話~420話)
- ⑥変わろうとした和樹、そんな矢先…(421話~466話)
- ⑦再び一緒に暮らし始めた和樹と雪穂。変わった和樹に雪穂は…(467話~518話)
- ⑧良好な関係になった和樹と雪穂。しかし離婚の件は依然保留のまま…(519話~最終回)
- 感想
をまとめてあります!
お手数ですが、続きは上記リンクからお飛びくださいm(_ _)m
感想・レビュー
まだ最終話までいっていませんが…
ここまで(385話辺りまで読んだ)の感想を書きます。
とにかく…
とにかく!
和樹にイラついてしょうがありません、この漫画。笑
特に385話辺りまでは、無神経な和樹の無双状態みたいになっているため、読むのが苦痛ですらありました。
…まぁ、そう思わせるためにあえてリアリティ溢れる感じで描いているのでしょうから、まんまと引っ掛かってしまっているのでしょうが。笑
しかし、それにしても、
「こんな無神経なこと言う~!??」
「こんな酷いことする~!??」
と、いちいち和樹に腹が立って仕方がありませんでした。
例えば、出 産を終えた雪穂に、
「たいしたことなくてよかったね!」
と、悪意なく言うところ。
例えば、同僚を家に呼んで、雪穂の前で専業主婦下げ発言をするところ。
出 産を控えて里帰りをしている雪穂をしり目に、旅行や飲み会に行ってしまうところも最悪ですね。
悪気がなかったとはいえ、思い出の結の服を捨ててしまうところも本当にひどすぎます。
慌てて追いかけたものの間に合わず、目の前でゴミ収集車に結の服を引き裂かれていくのを目の当たりにした雪穂の気持ちを思うと、本当に心が痛みます。
…というか、何なんでしょうね、和樹のこの育児に対する感心のなさは。
結に対する感心のなさは。
「赤ちゃんは妻のおもちゃ」
とでも思っているのでしょうかね?
しかし、散々、
「ひどい!」「ひどい!」
と思う和樹の言動ですが…
実は、和樹の気持ちも少しはわからなくもないのですよね。
というのも、自分ももし和樹と同じく仕事から帰ってきて、そのあとも、
「家事もやって!育児もやって!」
となったら、たぶん疲れすぎて心がくじけてしまいそうな気がするからです。
なので、そもそも無理があるのですよ、この夫婦は、子育てに!
思ったのは、出 産後、育児をサポートしてくれる家族(両親、義両親、兄弟など)の存在か、あるいは、気軽にベビーシッターに預けられる金銭的余裕…
そんなものがないと、子育ては難しいのでは?と感じてしまいました。
せめて、出 産後の妻の体調が万全になるまではこういったサポートが必要ですよ。
そうでなければ、この夫婦のように、どちらも余裕がなくなっておかしくなっていってしまうのは当然のような気がします。
そもそも、子供に興味があるか否か以前の問題な気がします。
「子供を作るときは、やっぱりそういったもの…
特に金銭的余裕は大事だな…」
と、なんだか戦々恐々としてしまいました。汗
(あとは、そもそもの体力もないとかな?)
と考えると、核家族化が進み、低賃金で、さらには晩婚化も進んだ今の時代、
「やっぱり、子育ては貴族のお遊びなのかな…?」
なんて思ってしまったりもしました。
ハードルが高すぎる…。
しっかし、この漫画、読んでいると本当に結婚や子育てに夢も希望も見出だせなくなりますね。笑
独身の私なんかは、結婚・育児に憧れる反面、こういった漫画を読むと、
「これがリアルなんだろうな…」
となんだか容易に想像が付いてしまい、げんなりとしてきて、
「とてもできる気がしない…」
と、予定もないのに二の足を踏んでしまうのでした。
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